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釣り方

海中を群れ泳ぐ“銀色の刀”にテンビン仕掛けで挑戦!

海中を時には立った姿勢で泳ぎ、魚群探知機に映りにくいことから、“神出鬼没” “幽霊”などと称されるタチウオ。警戒心が強い反面、エサに対して獰猛にアタックしてくる性質があり、ハリに掛かると力強い引きで釣り人を魅了する。釣ったあとのさばき方も簡単で、食べて美味しいのもうれしい。本州近海に広く棲息し、地域によって、さまざまな釣り方があるのも特徴だ。今回はタチウオ釣りが盛んな東京湾で主流となっている「船からのテンビンエサ釣り」を紹介する。

三石 忍さん
三石 忍さん
1973年生まれ。千葉県在住。タチウオ、フグ、ヒラメ、カワハギ、マダイなど海の船釣り全般が得意。船釣り専門誌・テレビなどで活躍しながら、ビギナーや経験者を対象にした釣り教室の講師も務める。ポイントを的確に押さえた端的なアドバイスに定評があり、船宿のスタッフやファンからは“ねえさん”の愛称で親しまれている。

タチウオの習性

北海道以南の全国沿岸部に棲息。表層~水深400m前後の海底近くに群れで生活し、汽水域に入ってくることもある。大きさは最大で1.5mほど。名前にもなっている刀(太刀)のような姿が特徴的で、全身は銀色に輝き、食べても非常に美味しい。口の先端にある歯がカミソリのように鋭く、うっかり触ると切れて出血するため注意する。

口先の鋭い歯はエサとなる小魚を傷付けるためのもの。人の指だと触れるだけで切れるので、魚を持つ時はフィッシュグリップで頭部をしっかり掴むか、エラに指を入れてしっかり握るのが基本になる。

※このコンテンツは、2019年9月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。