ワカサギというと氷上の
穴釣りをイメージされる方が多いと思います。文字どおり一面の銀世界の中で、雪だるまのように着膨れした釣り人が小さな銀鱗に一喜一憂する姿は、真冬の風物詩ともいえましょう。
しかし、ワカサギ釣りを最も手軽に楽しめるのは、山の木々が本格的に色付く前。まさに今なんです。そもそもワカサギという魚は、湖面が結氷するくらい水温が低くてもエサを摂りますが、だからといって低水温を好むというわけではありません。むしろ冬よりも秋のほうが食欲は旺盛で、魚の活性も高いために
アタリも大きく出ます。ワカサギの穴釣りでは通常、
サシやアカムシといったエサを用いますが、秋はエサを付けない空バリ仕掛けで釣れることも多いんです。全くのビギナーでも空バリ仕掛けで100尾、200尾を手にできてしまうのが、秋のワカサギ釣りというわけです。
ワカサギ釣りのメッカといったら神奈川県芦ノ湖、山梨県山中湖、西湖、群馬県赤城大沼、榛名湖、福島県桧原湖などを思い浮かべるベテランさんが多いと思いますが、秋に旅行を兼ねてオススメしたいのが長野県の木崎湖です。