
やって来たのは釣り用ボートのラッピング施工にも実績のある都内のラッピングスタジオ。こちらにベースとなる2馬力ボートとBF2を持ち込んだ。
採寸後はどのようなラッピングを施すか、カラー、ロゴの位置、全体のバランスなどを検討。
ベースとなる色と柄は、Honda釣り倶楽部内のメニューアイコンに使用している等高線をあしらったものを採用し、Honda釣り倶楽部らしいデザインをめざした。そのうえで、ボートにラッピングした際にほどよい見た目になるよう、等高線の太さや色合いなどを細かく調整した。
デザインが決定したら、専用の機械でラッピングフィルムを制作する。
ラッピングフィルムの印刷と乾燥を終えたら、最終的な貼り付け作業がスタート。専門の技術を習得している職人さんが、図面と実物を確認しながら作業を進める。
3分割組立てボートはつなぎ目があり、また、水上での安定を確保するためのサイドフロートを取り付けるための金具が付いていたりするので、ラッピング作業も細かな調整が必要になる。
さらにBF2のエンジンカバーもラッピング。大きさこそボート本体に比べてはるかに小さいが、細かな凹凸や複雑なカーブがあるので職人さんの腕の見せどころだ。
ラッピングフィルムを貼り付ける作業を半日ほど行い、完成した「Honda釣り倶楽部号」がこちら。
バウ(船首)上部にもラッピングを施したうえで、側面は美しいラインを出しつつ、砂浜などに接触する下部にフィルムがかからないように調整。「Honda釣り倶楽部」のロゴもボートの船体とBF2のバランスのよい位置に配置した。
オールやフラッグなど水上に出るのに必要な備品を取り付けるとこのような感じになる。ボートの背後に立てかけているのがサイドフロートで、実際は海上や湖上での転覆防止のために船体の横に装着する。
このほかに陸上でボートを移動させるためのドーリーなども準備しているが、あとは釣り道具を積み込めば、いよいよ実釣が楽しめる!
3分割したHonda釣り倶楽部号はこのようにSTEP WGNに積み込める。今回のボートは写真のように積み重ねて積み込んだ状態で、高さが70cm、横幅が下部85cm・上部104cm、奥行が下部104cm・上部127cmとなっている。
※すべての3分割組立てボートが積み込めるわけではありません。
※上記寸法はおよその目安です。
今後、この「Honda釣り倶楽部号」で全国の水辺に出かけます!
どんな魚が釣れるのか、どんな景色が見られるのか、今からさまざまな出会いが楽しみです。どうぞご期待ください!
今回使用した船外機
2馬力クラスで、
唯一の空冷エンジン搭載。
Honda船外機の
ベストセラー
4ストローク2馬力船外機において、クラストップレベルの軽量・コンパクトさや空冷エンジンによる扱いやすさ、メンテナンスのしやすさといった特長を持つBF2。丸みを帯びた親しみやすいデザインで、燃料タンクの容量もクラス最大の1.1Lあり、余裕のある快適なクルージングを可能にしている。