「N-BOXって、いいよ〜。欲しいなあ。」と、その存在を教えてくれたのは長男で、もう数年前のことです。その内3人目が生まれて乗車定員が5人となり、長男からN-BOXの話題は消えました。今回、私と同時期に長男の妻のためにフリード CROSSTARが納車され、関心は全てそちらに…。気立ての良い長男の妻は、購入前後もN-BOXを時々話題にしてくれました。当たり障りのない内容ですが優しいです。
夫は、妻の理解と優しさ（笑）の中でいつも気に入ったHonda車を買っているので、私には毎回「好きな車にしたら？」と言います。今回のクルマ選びでは、自分の複数の条件にピッタリ合ったのがN-BOXでした。家族もきっとそれぞれの条件にピタリと合ったからHonda車を求めたのでしょう。それはHonda車の素晴らしさの現れだと思っています。そしてそれに加えて「Hondaが大好きで若い頃からHonda車しか乗ってこなかった夫、なのに寡黙で語ることをしない夫、もしかするとそんな夫に、家族はみんないつの間にか、知らず知らず影響を受けていたのかもしれない…」との思いもあり、投稿のタイトルが「いつの間にか、家族みんなHonda車に」となったのでした。
今回「Hondaっていいなあ！」と思ったのは、Honda SENSINGがN-BOXの全グレードに標準装備されていたことでした。車を製造されていることへの責任と良心のようなものを感じ、素晴らしいと思いました。本田宗一郎氏の技術者としての魂、熱意、チャレンジ精神は、小さなN-BOXにも息づいていると思います。それは「ミニサイズのミニバン」という「潜在的に私達が待ち望んでいた車」をキッチリと創り上げてくれたからです。スポーツカーのような華やかさはないですが「実生活で、こんな車が欲しかった！」「これはいい！」と多くの人々が喜ぶ車だと思います。走りを極めるHonda車は、もちろん素晴らしいですが、N-BOXのように日本中の老若男女が安心して乗れ、使い勝手の良さで多くの人々の役に立っている車も、Honda車としての大きな魅力があると思います。

N-BOXを初めて間近で見た時は、背の高さとボディの大きさに驚きました。更に後ろのスライドドアを開くと、スッキリとしたリアシートの足周り、足元の凹凸感のないスマートさと広がる室内空間に「これが軽？」としばらく見とれていたことを思い出します。内装が明るいトーンで外観のデザインも好きだったので「丸目が可愛いから標準車」と初めは思っていたのです。しかし、毎日のようにパンフレットを眺め、ネットを見ているうちに「やっぱりターボがいいかなあ」と思い、実際にCustomのターボ車を見に行くと、そのシートが上質で、内装の感じがそれこそ「軽とは思えない」良い感じ。その上欲しいと思っている装備が全部付いていたので、迷わずCustomのターボ車にしました。その分価格は上がりましたが、それだけの値打ちはあり、これからの日々を気持ち良く過ごさせてもらえる車だと思えました。
用途は、通勤（パート）と買い物等、日常生活の用足し、および孫達の保育所への送迎（時々）です。
二男は、興味津々な様子でN-BOXに乗り、平地も高速道路も走り「安定して真っ直ぐ走るし、カーブもしっかりしてるし、軽やのにいい車やね」と。高速道路でも大きなガタつきもなく、シューッと走っていました。三男は「中広いなあ、ベビーカーもそのまま乗せられる、いいねえ…」と、リアのチップアップ機能が気に入った様子で、三男の妻は運転席に座り「座席の高さも調節できるし、見晴らしも良くて、運転しやすそうですね…」と好感度が高かったです。一番よく乗ってくれる孫達が「おばあちゃん、車カッコイイね。」と言ってくれたのは、嬉しかったです。
私にとって車とは、生活になくてはならない大切なもの。地方では必需品。そして様々な家族の思い出とワンセットです。娘時代、父親に送ってもらった事とか、結婚してからも沢山の思い出が…。共働きで同じように通勤で使いながらも、家族揃っての楽しいことは夫の車で、病院受診等、心配なことや日常の用足しは私の車で…、でもその役割も年月と共に変化し、夫の車たちはたくさんの働きをしてくれました。ありがとう。私の車たちもよく頑張りました。1台1台、眼に浮かびます。ありがとう、本当にお疲れさまでした。特に前車は、亡き母の思い出がいっぱいで、車を新しくしたことで心も浄化されたように思います。前車にもN-BOXにも感謝です。そして車に関わってくださった担当・整備の方達には更に深く感謝です。