現在、T社小型HV車1台、S車軽自動車1台を所有しています。遠出のメインとなるのがT社小型HV車ですが、車高および室内高が低くチャイルドシート等を使用して子供を乗せる場合大変苦労しています。その為ミニバンを検討していた折に御社ステップ ワゴンのモデルチェンジ情報をキャッチしました。ステップ ワゴンにはHVミニバンを期待していたのですが、実際はダウンサイジングターボでしたので最初は躊躇しました。しかし、エンジンのカタログスペックのトルク発生回転数の低さと室内の広さが気になり、発表とほぼ同時にHonda Carsにて実車を確認、その後試乗車に乗れるとなった時点で実際に乗ってその内容を確認し、購入にいたりました。
実際に確度の高い情報が入ったのは3月頃でしょうか、Webで知りました。その時はHVのラインナップが無いことを知り、HVを期待していた自分としては半分半分位の気持ちでした。その後エンジンスペック等が徐々に出てきたわけですが、その時にカタログスペックにて「1600rpmからのトルクの掛かるVTECターボ」という内容と、室内の広さという部分に物凄く惹かれました。室内の広さについては、所有車がどうしても乗降に不便が有った為気になる部分でした。また、他社ミニバンと比べても室内サイズが一番大きいというのは気になる点でした。エンジンについては直感的に「VTEC+ターボ」という響きにやられた感が7割、あとはスペックがガソリンエンジンとしては今までには無いスペックであった事が3割。NAのVTECを味わった世代としては「VTECターボ」の響きは媚薬です(笑)「ターボならHVよりアフターパーツで遊べるかも」と妄想したのは内緒です。これにしようとは思っていましたが「実際購入しよう!」と確定させたのは、やはりディーラーさんで見て、乗ってからです。
家族の意見は…特にありませんでした(笑)というのも最初から「買うときはオプションとか色々付けて豪華仕様で行くからね」と言っていたので、特に何も言いませんでしたね。ただ室内の広さやわくわくゲート、セカンドシートのシェードやリアエンターテイメントシステム等は気に入っていたようです。
今回ご購入のステップ ワゴンは、幼稚園の送り迎えや買い物等の普段使いもですが、遠出する時はもちろんこの車になります。その為にオプション品も家族用に増やしております。
無事納車完了し、その後慣らしをかねて妻の運転でドライブに出かけました。パワーの出方がマイルドな為、大きな車体ですが違和感無く運転できたようです。また、室内も非常に静かで3列目に自分が着座した際には、3列目から運転席まで普通の大きさの声で会話が出来ました。長女はわくわくゲートがお気に入りになったようで、とにかく後ろから乗りたがります。1列目シート後ろのテーブル&ドリンクホルダーも便利で、家族みんなが喜んでおりました。
私が気に入っているのはやはりダウンサイジングターボのエンジンですね。このクラスの車重の車をこれだけ低回転から楽々動かせるエンジンは他にありません。後はHonda SENSINGメーターの中でナビと連動してくれたり標識を読んでくれたりするのは便利ですね。幹線道路に乗った場合等はどうしても最初の標識を見逃しがちですが、これがあれば後から確認も出来るという点で便利です。
やはりダウンサイジングターボエンジンは素晴らしいです。高速道路の走行もしましたが、まず回転数を上げずに高速道路を巡航出来る点に驚きました。
加速時に若干回転数は上がるものの、3千回転以上の踏み込みを必要としませんでした。その為室内も非常に静かで快適な空間となっています。一般道も同様で加速時に若干の回転数上昇は必要ですが、踏み込みをそれほどせずとも加速していくため、非常に静かで快適です。
次にHonda SENSINGの各機能。メーターの中で標識を読むのは想像以上に便利機能でした。一般道、高速道含めてかなり見落とした標識を、後からでも確実に確認できますのでとても素晴らしい機能です。Turn by Turn表示もメーターから目を離さずにナビを確認できるので、素晴らしい機能です。
次にACC、これも素晴らしいです。セットしてしまえばもうアクセルワークもブレーキ操作もほぼなして巡航出来ました。車間の設定も手元で出来るため、高速巡航がとても楽でした。また、先行車が渋滞気味で速度を落としていてもそこに合わせてブレーキもかかりますし、速度も設定速度に確実に合わせてくれるため下手なアクセルワークより安定した速度を保てます。
次にLKAS、これまた素晴らしいです。白線に乗ってしまえば警告とハンドル振動で知らせてくれますし、何しろセットしてしまえばこちらもほぼ手放しでも走れる位アシストしてくれます。完全に手放しすると警告も出ますのでそこまでは出来ませんが、運転の負担が物凄く軽減されていて乗っていて安心感さえあります。
特にACC&LKASのWセットで高速巡航は一般道より楽に運転できるイメージで、正にハイテク装備と実感させられました。
Honda車の魅力は、個人的にはエンジンだと思っております。昔知人がEG6型シビックを所有しており、その時もNA 1.6リッターVTECに心躍った記憶があります。ターボのイメージはありませんが、Honda=技術屋のイメージが今でも強いです。最近のHonda車には少し技術屋といった感じの部分が少なく感じていましたが、今回のステップ ワゴンや欧州発売のシビック Type RやNSXやS660など、以前のモータースポーツで大活躍したHondaのイメージが戻ってきた感がありますね。T車とHVなどでは競い合っているイメージもありますが、Honda独特の違う路線も面白いと思います。特に今回のステップ ワゴンやS660などは、他の会社の路線とは違う味付けを持ってきた辺りに共感できる部分が増えました。
私にとってクルマとは個人的には手足となる存在でしょうか。色んな用途や行き先に付き合ってくれますし、だからこそしっかりと自分に有った車を探さないといけないと言うか。時間がたつとアフターパーツ等を装着して、自分なりに愛着もわいてきますしね。単なる道具というよりは、ある種の相棒といった感じかもしれません。家族的にはやはり「足」なのかもしれません。ただ長年乗るとやはり愛着はわくものだと思います。
これから普段使いから遠出まで、色んな仕事をこなしてもらう事になると思います。恐らく子供の七五三や卒園式や入学式などまで付き合うことになると思います。どれだけの時間一緒にいる事になるか分かりませんが、この車と共に子供の成長過程を見ていこうと思います。