選出の心
それまで持っていた数台の車をすべて処分してN-BOX1台に集約したという森のくまさん。軽自動車に大型ワゴンのエッセンスが詰まっているN-BOXは予想外の喜びだったとか。たびたび長距離運転をすることもあるそうですが、それも苦にならないほどの満足感があるそうです。そんな森のくまさんに5月の大賞をお贈りします。受賞おめでとうございました!
数台持っていた車をN-BOX一台に集約
定期的な長距離移動の必然性があり、これまで我が家ではラグレイトと○ジョー406に乗っていました。しかし、どちらも10年近く経っていたので、そろそろ買い替えの時期にきていました。後継車の条件として上げたのは、「家族4人とその荷物を乗せて日走1000kmにも耐えられる現代的なエコノミー車」。この無理難題な条件に合うクルマを探していた中で白羽の矢を立てたのが、N-BOXのターボモデルです。軽自動車という要件ではなく、ダウンサイジング過給エンジンという視点で選びました。試乗のときはノンターボ車しかなかったのですが、それでも質感の高さに驚きました。ですからこれまで持っていたクルマをN-BOX1台に集約することに、不安はありませんでした。ヨーロッパ製Dセグメントから乗り換えられる軽自動車としてN-BOX以外はまず考えられないでしょう。
実は、母親用のクルマとして外国製のV社○ロを所有しているのですが、たまにこれに乗ると、改めてN-BOXの広さとパワフルさに驚く次第です。
クルマ選びのときに他に候補として上げた車はありません。世界の車とレースを知り尽くしたHonda以外には考えられませんでしたから。そこはまさに男のロマンの領域の話。某メーカーは女性に迎合し過ぎだと思います。女性自身もそのことを嘆いているという話を耳にします。
私はN-BOXのことを軽自動車という物差しで見ていませんので、素直にラグレイト並みのタフネスさを期待しています。N-BOXのクオリティレベルなら車体価格が格別高価とは思いません。むしろ下手に安くして品質を落とさなかった英断に拍手を送りたいと思います。
住む家同等にくつろげる車内

我が家は年に2〜3度、広島から新潟までおよそ800kmの長距離を移動します。N-BOXはパワフルなことはもちろん、室内の広さ、乗り心地、静粛性、エアコンの効き等も不満はなく、同乗者から「ラグレイトみたい」という声すら出るほど。もちろん軽自動車らしく短距離の買い物や送迎にも大活躍。
こんなにたくさん利用しているけれど、燃費は当然ながら軽自動車並み。N-BOXというのはとてつもなく守備範囲の広いスーパーGTかもしれません。
私が住む地域は田舎ですから、家族にとってクルマとは住む家と同等に大事なものです。以前使っていたラグレイトの車内は、アメリカの広いリビングの香りがプンプンし、実際自宅のソファーを上回る品質の座席でした。N-BOXもシートは小ぶりながらフットスペースは「フロア」とさえ言えるもので、すでにリビングの範疇です。シートスライドや広い荷室と引き換えになったとしても、このリビング感の演出に拍手を送りたいと思います。
すでにN-BOXで新潟往復の1600km走行は既に3回。1年での積算距離は3万kmにもなってしまいました。昨年、小6の娘は母親とJRで新潟に行ってきたのですが、「次回は電車はやだ、N-BOXの方がいいよう!」と泣き顔でせがんできました。これまで30往復以上しているのに、こんなことを言われたのは初めてです。N-BOXは、もしかしたらこれまでのラグレイトや○ジョー406以上に家族にマッチしているのかもしれません。

決定の決め手!
投稿にも書きましたが、私は子どもの頃からライフ・ステップバンが好きでした。ライフ・ステップバンの魅力はなんといってもあのアメリカンなスタイルです。まだ車のことなど知らない中学生の私でさえ、カッコよく見えました。実際、現在でも熱狂的なファンが多数おられるというのも頷けるほどのスタイルです。N-BOXを見たとき、ライフ・ステップバンを復刻させて大きく高性能化したものと感じました。魅力的でないはずがありません。
Hondaのスポーツのイメージは、初代CR-Xを乗り潰した経験からあまり良い印象は持っていませんでしたが、今後次第では、またスポーツ系に復帰するかもしれません。
これ以上よく走って経済的な車が想像できませんので、致命的に壊れない限り、このまま乗っていくと思います。家族はいつの日か巣立っていくものですが、その時も新車当時のコンディションを保ったままのN-BOXで送って行きたいです。
あと、許されるならば1週間ぐらいかけての単独グランドツーリングを実現してみたい。小さな車でロングクルーズに出発するのは、小型ヨットで世界一周するのに似たロマンがあります。