- 選出の心
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3歳の頃から車が大好きで、当時の日本車の名前をすべて覚えていたという○ラクシオン・○ヴァンさん。車には独自の思い入れがあるそうです。そんな○ラクシオン・○ヴァンさんが選んだのは、フィット3。これから10年乗るだけの先進性が小さなボディに「ぎゅっ」と詰まっていると感じられたからとか。○ラクシオン・○ヴァンさんの購入にまつわるエピソードを伺いました。大賞受賞おめでとうございます。
- 車選びのために試行錯誤の毎日
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私は、街乗りの車はステーションワゴンかスポーツカーと心に決めています。これまでアヴェンシアに乗ってきましたが、大きなトラブルもなくまだまだ使えるし、最近のドイツ製のワゴン車と比べても遜色ないので、本気でイタリアン・グリーンに塗りかえよかと思ったぐらいです。実行には移しませんでしたが。ただ、すでに14年が経過しており、そろそろ車を買い替えようかと考えていました。車選びにあたっては、検討を重ねてきました。
親を乗せるときのためにNBOX+が良いかと考えましたが、その頻度は少ないのに普段も高い座席位置で運転するのは抵抗があり、ちょっと踏み切れませんでした。保険代さえ安ければ、NBOX+とS660の2台を持つというのもナイスな選択肢だと思っています。
そんな時、フィットの発売前に開催されたプロトタイプ試乗会のレポートを読んで、フィット3が現実的な選択肢となりました。評論家たちの絶賛レポートが多かったことも一応の目安にはなりました。
新技術が投入されていること、7速DCTとモーター+リチウムイオンバッテリーをカップリングした新しい駆動系を効率とパフォーマンスの両面を解決するための答えとして実用化したことは。購買意欲を掻き立てます。
ディーラーで実物を見て、フィットはステーションワゴンのように、家具や園芸用品などの大きな荷物を積むこともできるとわかりました。
今の我が家では、大人4人が大量の荷物を積んで1,000km以上の周遊ドライブに行くことはありません。通常、片道600km以上の旅行は、飛行機とレンタカーを使用します。しかも、パーク&フライを利用するので空港までのガソリン代が安く上がれば、かなりメリットを感じます。
これから10年乗るとすると、自分の運転能力が低下した時でも回頭性、駐車のしやすさ、安全機能、渋滞回避機能は重要な要素です。アヴァンシアから乗りかえるに際し、静粛性、乗り味(ピッチングが意外と少ない)後席の広さなど、大差ありません。パワーは2/3ですが、重量も2/3なのでパワー・トルク/パワーウエイトレシオは、同等のようです。
ちなみに、妻も買い替えには賛成で、4年前に娘の結婚式で軽井沢で行く途中にアヴァンシアのイグニッションが故障した時、運よく都内のHonda Carsに修理してもらったものの、遠出の最中にクルマが故障するのは困るからそろそろ新車にしたいと思っていたようです。そろそろ、故障の心配がなく小型で燃費が良くてつい出かけたくなる車に変えたほうがいいと思っていたけれど、私があまり気にしていないようなので黙っていたようです。フィット3のスペックを見て喜んでいる私を見て、タイミングよく「買い換えたほうがいいんじゃない」といいました。
また、Honda
Carsで、高速試乗をさせてもらえたのは良かったです。タウンスピードでの試乗も決められたコースではなく、いつも良く通る道を走ったので乗り味や挙動をアヴァンシアと比較でき安心しました。
Honda
Carsのスタッフの方々も、忙しい中でも快く対応してくださいました。皆さん親切なのは、Hondaさんの共通なのでしょうか。以前お世話になった他のディーラーのメカニックの方も、本当にフレンドリーで親切でした。アヴァンシアの純正NAVIが壊れたので修理せずポータブルゲーム機で代替しようとしたときに、マニュアルを見て簡単な接続方法を探してくださったり、室内灯の留めボルトが外れたりしても忙しいさなかすぐに締めてくださいました。家から徒歩圏内に今のディーラーができなかったら前のディーラーで買っていたかも。今のディーラーのメカニックの方も燃費チェックのために、少し長めの距離をテストドライブした上で応対してくれました。
- 優秀なinternaviでノンストレスのドライブ
今、フィットは主に家から2km以上のところへの外出、妻が早朝出勤のときの通勤(1.5kmですが)、ドライブ(月1回、日帰り片道2時間程度)などに使用しています。
長距離では、横浜・八景島シーパラダイス、三浦半島、熱海などに遠出もしました。八景島に行ったときは、internaviが家を出るなり自分が想定していた経路とまったく違ったルートを示したので、「そんなわけない」と思いNaviを無視して自分のルートを行くとすぐに渋滞にはまりました。それからはNaviの言うとおりが一番だとわかって、そのとおりにドライブしています。
高速走行時は横風の影響もあまり受けず、騒音も低めに抑えられています(リヤからタイヤノイズが若干はいりますが)。3回ともかなり渋滞にはまりそうでしたが、Naviのおかげで対向車線の渋滞を尻目に快適なドライブでした。
熱海の梅観賞に言ったときは、前日の大雪で高速が使えず、雪の残る横浜の道をスタートして西湘バイパス以外は下道を運転しました。妻は熱海に着くまでの2時間余りの間に雪景色がだんだん変わって、雪のない暖かな熱海に着いたのが印象的だったそうです。途中、裾野までほとんど真っ白な富士山も見れましたし。
今後は、2日から1週間ぐらいの周遊ロングドライブなどにも出かけたいと思っています。燃費がよくなったので、車で出かける機会が多くなりそうです。
- 決定の決め手!
私にとって、クルマとは、常に人生の一部です。生まれたときから家に自動車がありました。
3歳ごろから自動車が大好きで、当時の日本車の名前はすべて覚えていました(当時の数はしれていますが)。HondaF1がメキシコGPに優勝してからは、自動車好きというよりは自動車レースが好きになりました。誕生日の2ヶ月ちょっと前に軽自動車免許が廃止になり悔しい思いをしたのを今でも覚えています。高校生のときは、レーシングカートに乗っていました。大学(工学部)の卒業時はHondaがF1休止中だったので、F1コンストラクター(ロータス)の門戸をたたくか、コンピューターソフトの道を行くかで悩みましたが、結局ソフトの方に行ってしまいました。今でも後悔しています。
また、私にとってHonda車の魅力は、新しい技術に挑戦していること、ユニークであること、HondaがF1で培った技術が市販車に適用されていること(VTEC、ターボ、空力、テレメトリーなど)で、日本の誇りであると同時に「いわゆる日本車」っぽくないこと、そしてチャレンジ精神が具現化されていることです。
私自身、初代シビックに始まり、3代目プレリュード、2代目レジェンド、アヴァンシアと乗り継いできました。特にアヴァンシアについては、もっと長く乗ろうとと思っていましたが、N-BOX、N−ONEとこれから出る車は違う、と予感させられたあとついにフィット3が発売されました。
特に気に入っている点は、軽快なところ。軽快とはフィット3のためにある言葉。前端・後端に余計なMassがついていないので回頭性がよく気持ちいい。運転シーンに合わせて、パワーソースの使い方が変えられること。ドライバーズ・シートがよくフィットしていいので、長時間運転しても疲れない。internaviのおかげで大嫌いな渋滞を回避できるので精神的ストレスがないなど、たくさんあります。