選出の心
クルマとは?との質問に、「単なる移動手段としての道具。とは言え、幾度となく乗り換えたどの車にもいろんな思い出があって、自分の人生を思い返すときには必ずその当時乗っていた車が蘇る、言わば“人生の相棒”のような存在でしょうか」とお答えいただいたひろぽんさん。このたび、これからの思い出を紡ぐ新しい相棒に選んでいただいたのはCR-Vでした。そのCR-Vを、めっちゃ良え車やん、と奥さんともども大変喜んでいただいているようで嬉しい限りです。今月の家族会議大賞は、ひろぽんさんとひろぽんさんの奥さんにお送りします!おめでとうございました!
清水の舞台から3回転宙返りで飛び降りる気持ちでHondaへ
若い頃にバイク(ノーティダックスやXL-250R他)に乗っていたせいで、Hondaは、オートバイメーカーとしての印象があまりにも強く、4輪車についてはF1レース用のエンジン開発をしていたメーカーとの認識があって、若い人が乗る車を作っているんだろうと思っていました。昔々“Z”や“トゥデイ”という車に強烈な思い出があって、とても好きな軽自動車はありましたが、私のようなオヤジにはあまり縁がないメーカーだと思い込み、疎遠になっていました。
今回、買い替えを考えた当初、V社のト○レグのスタイルに憧れていました。しかしとても値段が高くて手が出なかったところにNew CR-Vが登場、女房は一目惚れしていました。そんな折、年末年始にかけてT社やN社のHPを見ていましたが、何かビビッと来る車がなくて、かと言って外車は値段が高いし…。そんなことを考えながら、疎遠になっていたHondaのHPも何気なく見ていると、「ん、ええやん、この車!」。私も気に入ってしまい、ええ〜い、清水の舞台から3回転宙返りで飛び降りる気持ちで初めてHondaディーラーの店に向かいました。
初めて伺ったHonda Cars 信州 諏訪インター店のY店長とは何故か馬が合い、関西人の夫婦漫才にも乗って頂き、和やかな雰囲気の中で商談の第一歩を切ることができました。ただ、契約したい車が展示されていなかったので、他のディーラーを紹介して頂いたのですが、結局その店には無くて自分たちで探す羽目に…。
見つけた実車の第一印象は、女房曰く「めっちゃ、カッコええやん。ブイ・V」でした。私はと言うと、ちょい悪おやじ(?)でも乗れる品の良いSUVと見ました。夕日に照らされている“プレミアムブラキッシュ・パール”色のCR-Vを初めて見たとき、「キャー、むらさき色やん。(妻)」「いやこっちから見たら黒やで。(私)」と女房と一緒に通りすがりのディーラーの店先ではしゃいでしまいました。(単純夫婦で、すんません。ディーラーの方、その節は大変ご迷惑をおかけしました。でもこの車は何故かワクワクさせるんですよ、ほんまに。)
その夜、Y店長から『CR-V、見てこられましたか。』の電話。コラ〜。それ以来私たち夫婦は、Y店長を「うそつき店長」と笑いながら話しています。でも営業センスは良えし、人間的にも信頼できる。Y店長はこの件では恐縮していましたが、そのお蔭で、若干の恩を着せておいて値引き交渉にもつれ込むことができました。ぐふっ。
HondaもHonda車も好きになりました
納車の時は、いろんな説明があって2時間ほどかかりましたが、今までの納車時にはこんなに丁寧な説明が一切なくて、女房と顔を見合わせて感心させられました。(話が長くて、女房は途中で居眠りしていましたが…。)
また、1か月点検の直後にも電話があったようで、女房は最初どこかのセールス勧誘と勘違いして不愛想に受け答えしていたら、何と1か月点検後の調子はどうですかと工場長自らのお電話だったそうです。「今まではこういう電話を貰ったことあらへんわ。」と女房は深く感激していました。当たり前のことなのかもしれませんが、ますますHondaもHonda車も好きになりましたね。

購入して、今は主に通勤用として、そして女房との買物に利用しています。それと、愛妻(?)とのドライブにも利用させて頂いております。(ドライブに連れ出すと機嫌が良いもので…。めっちゃ助かるぅ。)
実際に走ってみての感想ですが
・路面の感触を味わえる硬めのサスペンションが走りを実感させてくれる。
・高速道への合流の際にも鋭い加速が運転に余裕を与えてくれる。
・雪道での走破性能、強い横風に対する直進安定性が優れている。(先日の春一番では他の車はふらついていたのに、CR-Vは超安定。)
・太くて小ぶりなステアリングやパドルシフトが運転する楽しさを倍増。(坂道が多い地方ではパドルシフトでエンジンブレーキをかけられるのは有難い。)
・ヒーテッドドアミラー+熱線入りフロントウインドウの効き目の早いこと。(凍ったフロントやドアミラーを瞬時にクリアーにしてくれる機能は超重宝。)
・ドアを閉めた時の重厚音、静かな車内、インターナビのお利口さん、クルーズコントロール、どれをとっても上質感が感じられ満足できる。
・夜道で鹿とぶつかりそうになった時の緊急ブレーキの強烈な効きの良さ。(スタッドレスタイヤの表面ゴムが、一瞬剥がれたかと思ったほど。そんなアホな…。)
・左ドアミラーに付いているプリズムアンダーミラーは、路面が黒、ボディが黒の場合は境界が良く見えず、私にはあまり意味がないような気が…。これだけは残念。でも他が良えから許したる。惚れた弱みです。
決定の決め手!
CR-VはSUVではあるけれども無骨さもなく品の良いデザインで、スーツ姿で運転していても違和感もなく、ひとたびハンドルを握れば鋭い加速で安心して追い越しもでき、前方の見切りも良いし車が軽くて取り回しも楽、おまけに燃費も悪くない。めっちや良え車や〜ん。
「Hondaって、こんな良え車を作ってるんや。」と改めて気づかされ、久しぶりぶりにステアリングを握る喜びと、ときめきを味わうことができました。おかげで少し若返ったような気がするような、しないような。ふふん。

〔お気に入り〕
  ・デザイン(女房の一番のお気に入り)
  ・車内の質感
  ・エンジンの吹け上がりの良さと、あの音質。
  ・ステアリングフィール
  ・硬めのサスペンション
〔便利なところ〕
  ・センターディスプレイに表示されるナビ案内は、視線移動も少なくてとても見やすい。
  ・ECONボタン一つで燃費の良い車に変身するところが嬉しい。

こないだ、里帰りした娘夫婦と軽井沢へドライブさせて頂きました。女房が事前に「新車なんやから、車汚さんといてな。靴綺麗にしてから…。」と娘に伝えると、「もぅ〜、気ぃ使うわぁ。」との娘の弁。そうです、気を使って乗って頂きますよ。しばらくの間はね。
後部座席は足元もゆったりで、乗り心地が良いのか娘夫婦は終始寝ておりました。娘婿が「えっ、もう着いたんですか?」って、コラ〜、寝すぎやろ!
またGWには、結婚記念日にも何もしてやれなかった女房を連れて伊豆へ旅行に出かけさせて頂きますです。女房には今まで苦労のかけっぱなしで、旅行にさえ連れて行けなかったので、今後はCR-Vで多くの旅先に連れて行って楽しませてやりたいと思っています。(これって、国内旅行に限定してます??)