選出の心
今回は奥さまの説得におけるハニーまこまんさんの懸命さが選出の決め手となりました。同じ説得するにしても単に「欲しい!買いたい!」と言い続けるのではなく、そこに愛情や感謝の言葉などを添えたことが、幸せな結末を呼び込んだ秘訣のようです。もっともこれは、日頃から口には出さない感謝の心を、奥さまもそれとなく感じていらっしゃったからかもしれません(その場限りの言葉はすぐにバレますよね…)。ハニーまこまんさん、おめでとうございました。これからも奥さまとお幸せに!
「手放せない!」から「すぐ欲しい!」へ
CITY(GA2)は、結婚して、これからいっしょに人生のパートナーとして仲良くやっていくために夫婦で決めた車種で、価格も安く、燃費も良く、維持費も安いという理由と、ジムカーナ車両として最適で改造費も安上がりという点もあって選択しました。購入後、いろいろへそくりで改造していき、完成域に達した後になんと、海外に3年住むことになり、帰ったら乗ると決めて実家に預けておいた大切なものでした。
かえる前に、車検を取る段階でも、あと10年は乗るという決意のもと、ブレーキ周りやらマフラーやら新品と交換したため55万円もかかったので、ますます手放せない。
今度車を買うなら、下取りではなく、追加! と思っていました。

しかし、帰国して乗っていると、3年間乗っていたアコードやシビックに比べて、ジムカーナ車両であるCITYは、あたりまえですが、強化エンジンマウントやLSD、強化ショックアブソーバーなどで振動と騒音が激しく、(ちなみに、マフラーやエンジンはノーマルです)また子供も大きくなってきたせいか手狭に感じてきました。
そんな時妻が「どうするつもり?」と聞いてきたので、相談した結果、大きな車に変えようということになったのです。ただそのときは2年か4年後と考えていました。しかし、妻が遠乗りするたびに不満を言い始め、また後部座席の息子も車酔いしやすい質で、私にもだんだん買い換え心が芽生え始めました。そして、4年が2年に、2年がすぐ欲しくなってしまったのです。それも、インテグラTYPE Rを!
第1候補は完全否定、第2候補はわざと無視
CITYに乗っているときから、チャンピオンホワイトのインテグラTYPE Rを見かけるたびに、「いいなあ」とときめいてました。カタログを取り寄せ、試乗をして見積もりまでしてから、妻にカタログを見せて「これ欲しいんだけど」「2ドアスポーツカーなんて、何を考えているの」。なんとなく予想はしていました。でも少しは交渉の可能性が残っているかな? という甘い考えもありました。案の定完全否定で、もろくも崩れました。4ドアじゃなきゃだめということは予想はしていたので、第二候補のアコードユーロRに気持ちをすぐ切り替えました。

やっぱり4ドアということになり、妻はCIVICがいい、という意見でしたが、車の知識はゼロに近いので、4ドアでマニュアルは、CIVICには無い! アコードユーロR、これしかない! と言い切りました。妻は運転するにしても週1回くらいですし、運転はほとんど私なので、4ドアでマニュアルであること、あとはとんでもなく高価でなければ、あまり強い意見もありませんでした。そして私が勝手にのめり込んでいるのをわざと無視していました。おそらく、私の性格を見抜いていたのでしょう。「あれ欲しい」とアコードとすれ違っても、興味なさそうに「あんまり好きじゃない」などと答えていました。
欲しいものは何が何でもすぐに欲しい!
私は性格上、欲しいとなったら何が何でも手に入れたい、それも即!のタイプです。で、これは、8月1日の結婚10周年記念日にターゲットをおいて責めるしかない!と判断。しかし、早速カタログを取り寄せたものの、試乗車がなかなか無くて、非常に苦労しました。

購入の決定は、実は試乗にあります。試乗車を探しに2店ほど回ったのですが、どちらも試乗車はなく、探してくれ、と頼んでもなかなか見つかりませんでした。そうこうするうちに、インターネットでホンダクリオ埼玉のホームページを探し当て、そこに試乗車情報があるのを発見。早速店長にメールを送ったら、他店の試乗車を探して、わざわざ持ってきてくれました。ぜひ来店ください、という連絡を受けて、その対応に感激しました。早々に試乗した後、その営業マンのSさんとU店長の対応、さらに同郷ということもあって話がはずみ、見積もりをして「絶対ここで買うぞ!」と心にきめました。あとは、妻の説得のみ!
妻への攻撃開始、そしてハッピーエンドへ…
手紙、電話へのメールで結婚10周年記念に感謝の気持ちをメール攻撃! 感謝+お願い!という感じでした。妻がこだわったのは、購入そのものではなく、時期。55万円も1月に車検で支払っているのに、8月にもう買うという無駄使いに不満爆発寸前!
決定の決め手!
子どもが来年幼稚園を卒業するので、その月謝が無くなる、それを車の支払いを回せばよいという家計を考えてのこと。「でも前倒しは6ヶ月くらいだし、小遣い減らしても良いから買ってもいいでしょう?」「本当に55万円の件は本当に反省しているので二度とやらない」と約束したところ、半分あきらめてくれて「買っても良いよ!」という返事がきました。ばんざーい、ありがとう! やっぱり愛しているよ! 話せば分かり合えるなあと、購入OKへの満足感と妻の理解への感謝と、なんとも幸せな瞬間で、この気持ち、感謝の気持ちを維持していこうとおもったのでした。アコードユーロRを購入できてうれしい限りですが、大切なのは、私の希望をかなえてくれた愛する妻です。