シビック

購入検討中の方必見!オーナーの購入体験記

借金克服して新車GET!

Slack亜矢さん
女性/30代/


2004年2月4日

借金克服して新車GET!
クルマのご購入を考えたきっかけ
イギリスに嫁に行ってもうじき9年、話は結婚当初にさかのぼります。結婚してから発覚したのですが、主人(イギリス人)にはかなりの借金がありました。借金大嫌いの私は主人に「1年以内に借金を返さなかったら離婚よ!」と脅し、毎日ひもじい生活を送りながら返済に精を出していました。しかし彼が持っていたフランス某社の車が壊れる壊れる!(たぶん6年モノ)毎月のように修理に出していました。それも信じられないことに、重ステなんですよ! 私はこの世にそんな車が存在するなんて知りませんでした。日本ではパワステ、オートマが当たり前のご時勢に…。当然、私なんかがこの車で車庫入れなどできるはずありません。またまた主人に言いました。「パワステで壊れない車買ってくれなきゃ離婚するわよ!」
ご購入までのエピソード・ストーリー
苦労の末に借金を返済し、念願の車探しが始まりました。豊かな国NIPPONで育った私は当然のように新車を買うものだと決め込んでいたけど、主人に連れて行かれたのは寂れた中古車屋。「なんで新車じゃないのよ」と怒ると、イギリスでは新車を買うなんてほんの一握りの人で、一般市民(労働者階級)は中古車を買うのが当たり前なんだ、と言われました。そうか! だからみんな古い車に乗っているんだ! いやいやこんなところで感心している場合ではない、2人でがんばって借金を返済したんだから、車のローンの一つや二つ何とでもなるさ、と主人を説得し、田舎に住んでいた私達は遠くの大きな町まで新車選びに行きました。
予算の都合でエンジンは1.6と決め、その町にあるディーラー全部に行きました。内心、絶対フランス産はパス、もうこりごり。Hondaもパス、だって両親に18歳の誕生日にCR-Xを買ってもらって何の問題もなかったけど飽きたから(飽き性のわたし)。次はHonda以外のものがいいな、などと思いながら、ドイツのB社、V社、イタリアのA社、フランスのC社、P社、日本のT社、N社、そしてHondaと、試乗しまくりました。初めて新車というものに試乗する主人はもう大張り切りです。車のことはさっぱりわからない私はインテリアを選び、彼が乗り心地で決めました。しかしどの車もイマイチ気に入らず…特にイギリスの新車ラインアップはお国柄が反映されていますね。あくまでも伝統を重んじ、新しいものは受け入れられない…。しかしとうとう見つけました! 2人で同感したもの! それはCIVIC VTI!
何が購入の決め手になりましたか?
買いたい車は見つかったものの、これが高いのなんの。1.6エンジンの車が当時の円に換算してびっくりするような金額! あとからわかったのですが、日本からの輸入車だったのでこんなにしたんですね。散々ディーラーを回って唯一気に入った車なのに、高くてどうしようか渋っていたその時、ディーラーさんが一言「もうこの1台しかないから、今日中にデポジット500ポンド(10万円)払わないと、次のを取り寄せるのにあと数ヶ月かかりますよ」。
当時、若者が新車を買うのはまれなことだったし、500ポンドなんて大金は若者が持つはずもなかったのですが私は言いました。「買います。500ポンド現金で払います」ディーラーと主人の驚いた顔のこと! 借金を返済しながら、実はこつこつとへそくりを貯めていた私。さすが大和撫子、良妻賢母(そのとき子供はいなかったけど)日本女子! 早速家にへそくりを取りに行き、ディーラーに現金で払いました。ほっほーん(残金はもちろんローン!)
高いけど買ってよかった! 今まで1度も故障したことはありません。Honda車はいいよといい続けたせいか、日本の母がLIFEを買いました。余談ですが、新車を買った当時、3回ぐらい警察に尋問を受けました。どうして若造が新車を乗り回してるのかと。それくらい新車を買うのは珍しかったのです、当時は。でも買っちゃった!!