The 34th TOKYO MOTOR SHOW - 2000.11

The 34th TOKYO MOTOR SHOW FACT BOOK
The 34th TOKYO MOTOR SHOW
すすんでいます、人と地球の明日のためのホンダの取り組み。
G-CON
乗る人を、歩く人を守るための衝突安全技術です。
ホンダは、クルマ同士はもちろん歩行者や2輪車の存在までをトータルに考え、人間尊重の立場から衝突安全性能を高める取り組みをすすめています。こうして生まれたのが、万一の衝突時に発生する衝撃(G)をコントロールし、クルマの乗員や歩行者への傷害を軽減する独自の衝突安全技術「Gコントロール」。世界初の屋内型全方位衝突実験施設での研究などを通して、今後もさらなる進化をめざすこの技術の最新の成果をご紹介します。

世界最高水準の衝突安全性能
独自の衝突安全技術「Gコントロール」に基づき、ホンダは「前面フルラップ衝突55km/h、前面オフセット衝突64km/h」をはじめとする厳しい社内基準を設定。すべてのホンダ車において、世界でも最高水準の衝突安全性能を持つボディづくりに積極的に取り組んでいます。

歩行者傷害軽減ボディ
クルマの乗員と同じように、万一の際の歩行者に対する安全にも配慮した「歩行者傷害軽減ボディ」。ボンネットやボンネットヒンジ、ワイパー取り付け部、フェンダー、バンパーなどに衝撃吸収構造を採用することで、衝突時に生命にかかわるダメージをもっとも受けやすい頭部から胸部への傷害を軽減します。

前席用i-SRSエアバッグシステム
シートベルトの正しい着用を前提として衝突時の高い安全性を確保するSRSエアバッグシステムに採用した先進機構。衝撃を受けた状況をより緻密に検知・判断する作動プログラムを設定し、乗員の姿勢がさまざまになりがちな助手席側では展開出力を2段階にコントロールするなど、衝突のケースに応じてより適切なエアバッグの展開を可能にします。

世界初、屋内型全方位衝突実験施設
現実の世界で起こる実際の事故をより忠実に再現するために、ホンダは世界初となる屋内型全方位衝突実験施設を建設。サイズの異なるクルマ同士やさまざまな角度での衝突実験を行い、また歩行者も視野に入れることで、固定バリアを使用しての実験だけでは収集しきれないより正確で広範なデータを蓄積し、分析・研究を推進しています。国内外の規制を超えた、独自の新しい安全基準を追求すること──それがホンダの安全に対する基本姿勢です。
PHOTO
屋内型全方位衝突実験施設の内部
屋内型全方位衝突実験施設の内部
衝突テスト棟の大きさ
衝突テスト棟の大きさ
HONDA e-TECH
すべての製品の生産から廃棄まで、さらにホンダがかかわる全活動において、高い環境意識と独自の視点が生み出す技術、それがホンダのエコロジー・コンシャス・テクノロジー、e-TECH(イーテック)です。もっと走りをたのしむために。ホンダはこれからも積極的に環境に取り組んでいきます。

●排出ガスをキレイにします。
人の健康に直接悪影響を与える排出ガス。平成12年排出ガス規制値を50%以下でクリアした「優-低排出ガス」適合車を続々と登場させるとともに、排出ガス中の有害物質のさらなる低減を目指していきます。
 

●低燃費を徹底的に追求します。
独自のハイブリッドシステム「HONDA IMA SYSTEM」を搭載したINSIGHTは、世界No.1の低燃費35km/L※を達成。さらなる省エネルギーを進め、地球温暖化の原因となるCO2 を減らします。
※量産ガソリン車(10・15モード、5速MT車)
HONDA IMA SYSTEM

●代替エネルギー車を開発します。
ガソリンを使わないで走る「天然ガス車」をはじめ「電気自動車」をすでに発売。これらに加えて究極のクリーン化と省資源を目指した「燃料電池」の実用化も積極的に推進しています。
NGV

●リサイクル率を向上します。
設計・製造・使用・使用後の各段階で、リサイクルを徹底しています。新しいパーツブランド「HAMP SYNERGY」では、ホンダがその品質を保証する再生部品の提案、販売も行っています。
RECYCLE

●工場でも環境のことを考えます。
目指すは「グリーンファクトリー」。すでに国内全工場と海外主要生産拠点でISO14001を取得。2001年までの廃棄物・有害物質ゼロレベル化などを目標とし、積極的に取り組んでいます。
GREEN FACTORY

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