システム作動方法


<作動条件>
 エアバッグは、前面衝突で、ライダーが二輪車の前方に飛び出すような衝突条件の場合に作動します。

<作動プロセス>
 前面衝突が起こると、加速度センサーが検知した加速度をエアバッグECUに送信します。エアバッグECUは、その加速度データをもとにエアバッグを作動させるか否かを瞬時に判定し、作動と判定した場合、インフレーターに点火電流を送ります。インフレーターは窒素ガスなどを発生し、エアバッグを展開させます。展開したエアバッグは、前進するライダーを受け止め、エアバッグの左右に設けられた2個の排出孔からガスを排出しながら効果的にライダーの運動エネルギーを吸収します。

 以上の全プロセスに要する時間は約0.15秒で、人間のまばたきをする時間(約0.2秒)よりも短い時間で終了します。(停止四輪乗用車<Hondaアコード>の側面への50km/h衝突の場合)


作動フロー図





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