ブレーキ・ホイール


■ブレーキシステム
 強力な制動力を発揮するブレーキシステムには、フロントに対向ピストンの4ポットキャリパーと310mmのダブルディスクローター、そしてリアには軽量なシングルポットキャリパーと220mmのディスクローターを装備しています。フロント、リアブレーキともに焼結パッドを採用することで、高効率な制動性能とリニアな操作感を確保しています。
 フロントブレーキキャリパーはラジアルマウント式を採用し、キャリパーを締結するボルトを車軸方向ではなく、進行方向に締結することにより、キャリパーの倒れ剛性と結合剛性を向上させています。さらに、パッド全体への均一な圧力配分が可能となり、より安定した制動力を発揮します。
 また、フロントブレーキのマスターシリンダーには、新たにバーチカルピストンマスターシリンダーを採用することで、ブレーキング効率を高め、コントロール性能を向上させました。

バーチカルピストンマスターシリンダー ラジアルマウント式 リアディスクブレーキ
※写真は輸出仕様です。 フロントブレーキキャリパー



■中空アルミキャスト製ホイール
 常に優れたパフォーマンスを発揮するため、New CBR600RRでは中空アルミキャスト製ホイールを採用しています。この3本スポークのホイールは、バネ下重量を最小限にするためコンパクトなホイールハブを採用し、サスペンションの優れた作動性を実現し、路面追従性を向上させることで、軽快なハンドリング特性としています。
 タイヤは、New CBR600RRの設計と並行して、タイヤメーカーと共同開発しました。



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