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VTR
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はじめに

 1982年5月ホンダは、新設計の水冷・4サイクル・DOHC・4バルブ・90度V型2気筒249cm3エンジンを搭載したVT250Fを発表。トルクフルでコントロール性に優れたパワーユニットを軽量な車体に搭載し、俊敏で軽快な操縦性を実現したこのモーターサイクルは、斬新で機能美溢れるスタイリングとあいまって、エントリーライダーや女性ライダーはもとより、多くのエキスパートライダーからも支持を獲得し、折からのクォーターバイクブームの牽引役ともなりました。

 そして’84年2月、出力・トルク特性を一段と向上させた2代目VT250Fがデビュー。以降、’86年4月には出力特性をさらに向上させて3代目VT250Fへとモデルチェンジ。その後の’88年11月にはVT250 SPADA、’91年10月にはXELVISとしてモデルチェンジを重ねながらも、VT250シリーズはそれぞれの時代にあったモーターサイクルの楽しみ方やニーズを採り入れ、定評のVツインエンジンに熟成を加えながら、各時代のスタンダードバイクとして親しまれてきました。
 また、こうしたVT250シリーズの進化の一方で、V-ツインのパワーユニットはノンカウル仕様のVTZ250や、V-ツインマグナ等のモデルにも搭載されるなど、幅広いジャンルのモーターサイクルに搭載されてきました。

 現代、モーターサイクルの楽しみ方がますます多様化している時代において、従来、絶対的な動力性能が求められていたロードスポーツモデルにおいても、心地よい加速感や、エンジンの鼓動感といった感覚性能を求めるユーザーが増加傾向にあります。
 こうした時代のニーズを受けてホンダは、ビッグVツインエンジンを搭載した新世代スーパースポーツモデルとして、ファイアーストーム(欧州名:VTR1000F、米国名:スーパーホーク996)を’96年に発表し、国内はもとより海外でも高い評価を獲得しております。また、このマシンが引き金となって、国内の自動二輪/軽二輪のカテゴリーにおいてもテイスティなVツインエンジンを見直す動きが静かに巻き起こっています。
 さらに’97年10月、軽快な操縦性を発揮するスリムな車体に加え、熟成のトルクフルなVツインエンジンを搭載したVTシリーズの本来の持ち味に、ファイアーストームゆずりの新次元のハンドリングを実現するピポットレスフレームを採用したVTRを、軽二輪車の新スタンダードロードスポーツとして「第32回東京モーターショー」において参考出品し、多くの方々より高い評価をいただきました。

 そして今回、このVTRを国内で正式発表するにあたり、燃費や維持費が安値であり車検等の手間がかからないなど、多くのメリットを有する軽二輪クラスにおいては、価格もモーターサイクルの性能の重要な一部と考え、このクラスにおいて例を見ない高いコストパフォーマンス性を付加して、特に若いライダーの方々に対し、ファッションだけではない、奥の深いモーターサイクルの楽しみ方を感じていただければと考えています。




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