(1) |
フリクションディスク材の改良 |
|
材質を'89タイプのセミレジン系に対し、配合成分を変更し、クラッチつながり特性に更に磨きをかけました。
このNEWディスク材により、今までの素早いエンゲージ性はそのままに、スタート性、及びレーシングスタート性を大幅にUPさせました。 |
(2) |
クラッチ軸受をブッシュタイプからニードルベアリングタイプへ変更。 |
|
'89タイプのメタルブッシュ軸受から、'90はニードルベアリングタイプへ変更し、軸受部回転フリクションをDOWNさせ、ドライクラッチのパワーロスの少ない特性をさらに向上させました。 |
(3) |
スラストダンパー方式を皿バネタイプへ変更。 |
|
'89はラバーのスラストダンパーでしたが、'90はサラバネタイプへ変更し、アイドル時の静粛性をさらにUPさせました。 |
(4) |
プライマリードリブンギア材質を高強度軟窒化鋼から、クロムモリブデン鋼へ変更し、さらにキックギアと一体化、及びギア幅を14.5mmから10mmへ変更。 |
|
これにより、150gの軽量化、及びクラッチ系慣性マスの13%低減を実現し、さらにレスポンスの向上を計りました。 |
(5) |
'90より採用したカチッと決まるクロウタイプチェンジ機構とあいまって、ドライクラッチ本来の特性を最大限に引き出せるものとしました。 |