Hornet - 1996.02

HORNET
Hornet
 
はじめに

 国内の軽二輪車マーケットは、 '89年の物品税撤廃、及びその後2回にわたる自賠責保険料の改訂により自動二輪に対する優位性が縮小し、400ccクラスへの大幅なシフトが起き、さらにレプリカモデルの減少による市場の縮小を受けて、’88年をピークに新規届出台数は減少傾向にありました。  また、軽二輪車ネイキッドモデルのマーケットについても、市場はここ数年減少方向に推移しており、さらに400ccネイキッドモデルとの競合を余儀なくされていることから、市場構成比をみても圧倒的に400ccクラスがこのカテゴリーのシェアを占めています。
 しかし、 '94年のV-TWIN MAGNAの上市以降マーケットは再び活性化しつつあり、また大型スクーターのジャンルが確実に増加していることも手伝って現在は安定傾向に転じています。

 このような市場背景のもとホンダは、軽二輪車のメリットを最大限に生かしつつ、幅広いユーザー層にご支持をいただける250ccネイキッドモデルとして、リッターバイクなみのクラスレスな足廻りと、低・中回転域の出力特性を向上させたトルキーレスポンスを発揮し、今までにないライディングフィールを実現するHORNETを、軽二輪車マーケットに強力なインパクトを放つモデルとして投入することで、今後このクラスのより一層の活性化を図ってまいります。
ポジショニング
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