CB1300SF - 1998.02

CB1300
CB1300 SUPER FOUR
 

開発の狙い(5つの感動性能)



 「CB1300 SUPER FOUR」の開発にあたっては、「CB1000 SUPER FOURを“マキシマム インプルーブ”昇華)」することをめざしました。

具体的には〔PROJECT BIG-1〕の基本思想である、

心臓部には、水冷、4サイクル、DOHC、直列4気筒エンジンを搭載

その体躯はあくまでセクシー&ワイルドであること

走る者の心を魅了する感動性能を有すること

を踏襲しながらも、下記の5項目の感動性能を昇華させることを目標に開発を進めました。

「所有する感動」 
モーターサイクルを所有する喜びである、見る、磨く、触るというライダーの本質に訴えかける感動

より洗練されたデザインとすることによって、よりセクシーで、よりワイルドなイメージを強調しました。また、フューエルタンクの面構成を徹底的に見直し、シェイプアップすることによって、よりセクシーさを表現するとともに、ホンダオリジナルのリアカウルの跳ね上げ量をアップさせることによって、よりワイルドさを強調するなど、外観を一新しました。

コンビネーションメーターは各種ウォーニングディスプレイの充実を図るとともに、タコメーターには、正確な回転の認識を可能としたリアルレスポンスメーターを装備しています。

「跨った瞬間の感動」
ビッグバイクならではの、堂々としたライディングポジションと迫力に満ちたボリューム感の感動

足着き性を大幅に向上させながらも、ビッグバイクの堂々とした迫力感を保ちながら、1300ccの迫力と余裕のパワーフィールを感じさせるライディングポジションを設定しました。

「太い走りの感動」
低回転域から高回転域までトルクフルでダイナミックな走りの感動

最高出力100ps、最大トルク12.2kgmを発揮し、低回転域における「ゴリゴリ」とした小気味良い加速感と、高回転域における伸び感を実現したエンジン特性としました。

「余裕の感動」
市街地走行から高速クルージング、さらにはワインディングロードにいたるまで、高いフレキシビリティを発揮する余裕の感動

全てに余裕のあるエンジン特性をめざすとともに、ダブルプロリンクサスペンションを採用することによって、低回転域での市街地走行時や中回転域でのクルージング時、さらには高回転域でのワインディング走行時にいたるまでの乗り心地性能を大幅に向上させました。

「操り、征服する感動」
ビッグバイクならではの、手応えのあるハンドリングを意のままにコントロールし、征服する感動

ダブルプロリンクサスペンションの採用をはじめ、各部のアライメントの設定と、タイヤサイズの選定、各部の剛性をアップさせることによって、重厚な手応えとコントロール性に優れたハンドリングを実現しました。


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