Fit
- 2001.06
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今、全世界的にスモールカーが脚光を浴びています。 当然ながらこの背景には、環境への配慮や、より経済的なクルマを求める お客様の強い要望が基本にあります。 <Fit>の開発にあたり私たち開発チームは 「Hondaが創るべきスモールカーはどうあるべきか」という問いを自らに課しました。 出した結論は、Hondaらしく“シンプル”なものでした。 それは、スモールカーとは使う人それぞれの日常生活に極めて身近なクルマであることから、 より多くの人のパーソナルライフを最大限に広げていけること。 すなわち、これからの主流として世界をリードし、 かつ、新しいベンチマークとなる、『革新のスモールカーを創る』ということです。 しかし、その実現は一筋縄でいくものではありません。 特に難関だったのが、目標のひとつに掲げた “スモールの常識を打ち破る居住空間の実現”でした。 そのために考え出したのが、燃料タンクを車体の中央に抱えた 「グローバル・スモールプラットフォーム」です。 今考えると、この高いハードルを乗り越えられたのは 「お客様が真に望むスモールカーを提供するには、是が非でも達成しなければならない」 という認識をひとりひとりが持ち、総力を発揮して 技術課題の解決にあたったからだと思います。 しかも、お客様に認めていただける個性的なデザインや、 スモールを感じさせない走りを引き出すエンジン、トランスミッションを 新たに開発しながら、よりお求めやすい価格で提供するという目標に、 チーム全員が開発中にいったい何度、目の眩む思いを味わったことか…。 この<Fit>が誕生できたのは、社内外のさまざまな方々にご協力をいただきつつ、 チームが一丸となって取り組んだ結果であると信じています。 それができたのも、このクルマに乗り、喜んでいただけるお客様の姿というものが、 一日たりとも私たちの脳裏から離れなかったからであり、 だからこそ高い志を見失わずに最後までやり遂げることができたのだと思います。 なにより… <Fit>に乗るお客様がその良さを体感し、 笑顔で評価していただけたなら望外の喜びです。 開発責任者 松本宜之 |
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