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開発にあたって
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Photo:オプション装着車 |
アメリカでは、ジェネレーションYと呼ばれる20代前半の世代が、現在のアメリカンカルチャーをリードしています。
そんな彼らのアクティブなライフスタイルに響くクルマをめざし、ELEMENTの企画はスタートしました。
開発チームのほとんどは若いアメリカ人スタッフで構成され、企画から開発、生産まで一貫してアメリカで行いました。
開発にあたり、全米各地の大学のキャンパスやビーチ、キャンプ場などの若者が集まる場所に出かけ、多くの生の声を聞き、時にはチームからもさまざまなアイデアを提示するなど、徹底的にリサーチ。
このような新しい手法にも取り組み、開発を進めていきました。
このプロセスの中で見出したのが、「エンドレスサマー」というキーワードです。
「いつまでも自由に生き、つねにオンシーズンでいたいと思う気持ち」。
これを合言葉に、私たちはこれまでのクルマづくりの既成概念を取り払い、具現化に邁進しました。
今回最も大きなチャレンジは、センターピラーレスの大開口観音開きドアを、安全や強度、剛性面で妥協のないモノコックボディで成立させること。
メンバーは最後までチャレンジ精神を持ち続け、多くの技術的難題を乗り越え、いままでにないユニークなクルマ ELEMENTが完成したのです。
既に販売を開始しているアメリカでは、世代を越え多くのお客様から、ELEMENTの持つ斬新な魅力に高い評価をいただいています。
日本においても、ELEMENTのコンセプトに共感いただきご購入されたお客様が、ELEMENTのある生活を通じて、「自由で若いこころ」をいつまでも持ち続けていただけたなら、開発責任者として至上の喜びです。
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開発責任者 松嶋 稔朗 |
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松嶋稔郎(まつしま としろう) (株)本田技術研究所 主任研究員 |
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1985年 本田技研工業(株)入社
初代オデッセイ等の内装/電装PLを経て、初代ステップワゴンの設計LPL代行を担当。
1995年よりHonda R&D Americas, Inc. Ohio Centerに駐在となり、今回、ELEMENTのLPLを務める。
2003年4月より(株)本田技術研究所 栃木研究所に勤務。
趣味は、フィッシング、ゴルフ、グライダー等。
愛車はアコード、ステップワゴン。 |
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