優れたパフォーマンスを求める上で、人間との深い
接点までをも重視することにスポーツカーの新たな
方向性を見いだし、NSXは誕生したのです。

ビークル・ダイナミクスを究める指標として
新たにホイールベースウエイトレシオの概念を導入 |
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NSXの開発に当たり、スポーツカーの「走る」性能を知る指標となるパワーウエイトレシオに加え、「曲がる」「止まる」性能を知るものとして新たにホイールベースウエイトレシオの概念を導入。
既存のスポーツカー群から抜け出し、ビークル・ダイナミクスの究極に位置するF-1に向かい性能を高めるには、極めてバランスに優れたミドルウエイトクラスが適していることを見いだしました。そしてF-1のレイアウトでもあり、洗練された高い運動特性とスポーツカーとしてのダイナミックなドライビングを可能とするミッドシップ・リアドライブ方式を基軸としたのです。 |
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3つのパフォーマンスを満足させることに
スポーツカーの新たな価値を見いだした |
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世界一級のパフォーマンスを持ちながら、それを自分の資質に応じて快適に引き出せる…。乗る人すべてが深い接点を持つことのできる、歓びに満ちたスポーツカーとすることに、ホンダは'90年代のスポーツカーとしての新たな価値を見いだしました。そのために、ビークル・ダイナミクス、ヒューマン・フィッティング、ロードコンディション・アダプタビリティ(環境適合性)という3つの軸のパフォーマンスを高次元で融合させることを目指したのです。 |
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NSXのめざす新たな価値を実現した
オールアルミボディをはじめとする数々の新技術 |
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数々の新技術や装備を搭載しても運動性能を損なうことなく、第一級のパフォーマンスを快適に引き出せるクルマとすること…。
そのコンセプトを実現するために、すべてにプラスとなる車体の大幅な軽量化に取り組み、200kgもの軽量化を達成するオールアルミ・モノコックボディを開発したのです。
専用工場を設立してまで実現したこのボディが、NSXの中心的なテクノロジーとなりました。これにより3つの軸を拡げるための、約20項目の新技術の開発・搭載が可能となったのです。 |
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