LEGEND
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ドライバーズのための進化技術

■レジェンド ピュア・サウンド・システム TUNED BY LUXMAN
(全タイプにメーカーオプション)
より快適な居住空間を持ったドライバーズカーの実現のために、レジェンドにはオーディオシステムにもこだわりを求めました。そして、ホンダはそのサウンド空間に必須の条件は、純粋な音楽表現の追求であると考えました。
そのためにまず、部品や回路の一点一点まで丹念に吟味し設計した高出力アンプや、ホーンツイータを代表とする高性能スピーカーシステムにより、音楽ソースを忠実に再現できるシステムを構成。これを、「オーディオ機器は、音を聴くための道具ではなく、音楽を奏でる楽器である」という基本的な考え方のもとに、LUXMANの技術によりレジェンドの居住空間専用のサウンドチューニングを徹底的に施すことで、極めて音楽性豊かなゆとりある音場空間を実現するピュア・サウンド・システムに仕立て上げました。

ピュア・サウンド・システムには、
(1)ゆとりのあるハイパワーアンプ(90W×4チャンネル)
(2)操作性と音質保持性能に優れたヘッドユニット
(3)ピュアな原音再生のための高性能6スピーカーシステム
(4)トランク内にセットされた、より高性能のCDチェンジャー
から構成されたアルパイン製システムコンポーネントを採用。
特に、心臓部であるパワーアンプには、各セクションごとに独立した電源の供給ラインを設けることで電圧の相互干渉を防止し、歪みのない信号の流れを実現するS.T.A.R.サーキット(*1)の採用に加え、NFB(ネガティブ・フィードバック)とDCサーボを組み合わせたDUO-β(デュオ・ベータ)サーキット(*2)を導入することで、ひときわ高い音質を追求しました。
また、ヘッドユニットには、12Vの正側のみのバッテリー電源を、信号の劣化の少ない正負電源に変換するDC-DCコンバータを採用。それにより、ノイズの干渉や電圧の変動にも強い特性を確保しています。
さらに、スピーカーシステムとしては、優れた高音の立ち上がりと分解能、低い歪み特性を発揮するエクスポネンシャル・ホーン・ツイータ(*3)を採用し、フロント・ドア上部に設置しました。これに加えて、自然で豊かな中・低音再生を実現するために、フロントドアに6インチ・デュアルコーン・スピーカー、リアに6×9インチ・デュアルコーン・スピーカーをそれぞれ採用し、全域にわたって忠実な原音再生が可能な6スピーカーシステムとしています。
これらのコンポーネントそれぞれの持つ高いポテンシャルをもとに、高級ホームオーディオで実績の高いLUXMANの技術との融合によるサウンドチューニングによって、レジェンド・ピュア・サウンドとしての音場空間を実現しました。
すなわち、基本音に対する倍音(*4)の聴感上でのずれの調整などは各ユニットで行い、各回路の位相合わせや車体の共振との調整、スピーカー配線の長さの違いによる音ずれの解消などはシステム全体でどう対処すべきかを考え、徹底したチューニングを実施しています。
具体的には、
(1) 快適で飽きの来ないサウンド
(2) 幅広い音楽ソースへの対応
(3) 停車時、アイドリング時から高速走行時まで、量感の変わらないしっかりとした重厚な低音再生
(4) 全域でまとまりがあり鮮度を感じさせる前方定位の実現
(5) すべてのシートでの自然な奏鳴感の実現
(6) フロントとリアでタイミングのずれがないサウンド
(7) 大音量でも変わらない音楽バランス
(8) 不自然さの原因となる定在波の室内周辺部への排除
(9) セダンでは後部座席でも前方定位を実現
などをテーマとして、あくまで聴感上から微細に至るまで徹底したチューニングを実施し、ピュア・サウンドを実現しました。
さらに、車体側でもパワーアンプの高出力、LUXMANチューニングによる高度な音質に合わせて、ブラケットの形状変更などによって各スピーカーの取り付け剛性も高めた設計としています。

このピュア・サウンド・システムの実現によって、レジェンドに専用オーディオルームに匹敵する豊かな音響空間を提供することに成功しました。

*1) S.T.A.R.サーキット
Signal Transit for Accurate Response Circuit
*2) DUO-βサーキット
出力の一部を入力側に戻すことでアンプの静特性を向上する、増幅器を経由しないバイパス状の回路。この回路にDCサーボを用いることによってTIM(混変調)歪を大幅に減少させている。
*3) エクスポネンシャル・ホーン・ツイータ
回折効果に優れた指数曲線のエッジカーブを持つホーン・スピーカー。本来の制動性能に加えて、チタンダイヤフラムや磁束密度の高いネオジウムマグネットによる素早い立ち上がりと高い分解能を実現している。
*4) 基本音、倍音
すべての楽器音は、最も振動数の少ない基本音と、その整数倍の振動数を持った倍音によって構成されている。聴感上で基本音と倍音の周期を合わせることにより、よりピュアな音質が得られる。

レジェンド ピュア・サウンド・システム構成図
レジェンド ピュア・サウンド・システム構成図



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