INTEGRA FACT BOOK
INTEGRA 2001.7.2

開発にあたって

インテグラは1985年の登場以来、高いパフォーマンスを持ったスタイリッシュで
個性的なクルマとして、多くのお客様にご支持いただいてまいりました。

現在、日本のマーケットはRV車が全盛の時代です。
今回ニューインテグラの開発を担当するにあたり真っ先に考えたことは、
このような時代にあっても忘れてはならない「走る、曲がる、止まる」という
クルマ本来の機能と美しいフォルムを持ち、
クルマを操るよろこびや所有することに誇りを感じていただけるような、
新世紀にふさわしいクーペをつくり上げたいということでした。

そのために、先代モデルではベースモデルをもとに
2年後に追加した「TYPE R」を、今回のモデルチェンジでは敢えて
同時開発することとし、「走り」の性能を徹底追求することにしました。
「TYPE R」を同時開発することは、一面では大変な作業ではあるものの、
技術的にはベースとなる「iS」モデルに高いボディ剛性をそのまま与えることが
できるなどのメリットもあり、開発の意図を商品としてより分かり易く
表現できるのではないかと考えました。

シャープで硬質なスタイリング、ドライバーの意志に
ダイレクトに応える操作系、新型パワートレインやボディ・サスペンション、
そしてスポーティーカーを21世紀に継承していくための環境や安全性能などといった
トータルな商品技術の構築もさることながら、これらがプロジェクトメンバー全員の
高い志のもとにひとつの目的として共有されなければならない…。
私達はそう信じ、お互いに叱咤激励しながら、
ひたすら持てる技術と情熱の全てを傾けて開発に取り組んでまいりました。

お客様がこのクルマのステアリングを握るたびに
“ワクワクするようなよろこびを感じること”、それこそ私達開発チームが求め続けてきた
『エキサイティングクーペ・ニューインテグラ』開発の真の目的です。

開発責任者 乙部 豊


Photo 乙部 豊 【おとべ ゆたか】 (株)本田技術研究所 チーフエンジニア
1975年、本田技研工業(株)入社
入社以来、PGM-FI燃料噴射システムなど、主にエンジン制御システムの
開発に携わる。1988年よりF1エンジンの開発を担当。
S2000用エンジンの開発を経て、今回インテグラのLPLを務める。
趣味は、テニス、ツーリング、ゴルフ、プラモデル製作。

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