■フリクション低減技術
高回転化を支えるべくエンジン摺動部のフリクションを低減させるために、レースエンジン開発の経験をもとに各部に工夫を施してあります。
まずピストンの軸受け部に4本の溝を、さらにピストンピン部へのオイル供給穴を追加。あわせてピストンピン回りの優れた潤滑性能を実現しました。
また、シリンダー内壁とピストンスカート部の接触によるフリクションを低減するために、ピストンスカート部にモリブデンをコーティング。さらなる高回転化を実現するとともにピックアップ性能も向上させました。
その他、コンロッドとクランクシャフトの結合部に、表面に微細な溝を生成させたホンダ独自のオリエンテッドクリスタル・ベアリングメタルを採用。高回転、高負荷時のフリクションを低減しました。
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TYPE R専用低フリクション、 高圧縮比対応ピストン& 高剛性軽量コンロッド
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