HR-V - 1998.09

HR-V
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TECHNICAL SHEETS
 
safety &clean-SAFETY
クルマに乗っている人、乗っていない人をも含んだ安全なクルマづくりへの取り組み
常に人間尊重の立場から、安全を追求してきたホンダ。人への傷害の軽減を目指し、万一の衝突時に発生する衝撃(G) をコントロールする「Gコントロール技術」を安全技術開発の基本にしました。それに基づき、乗員の傷害軽減を図る 「新・衝突安全設計ボディ」、歩行者の傷害軽減を図る「歩行者傷害軽減ボディ」を開発しました。
高剛性モノコックボディ(説明用モデル)
高剛性モノコックボディ(説明用モデル)
乗員の傷害軽減

「衝撃の吸収」と「生存空間の確保」
をベストバランスで両立

衝突安全ボディを考える上で、「衝撃の吸収」と「生存空間の確保」という相反するテーマを両立させることが、技術上の最重要ポイントです。 キャビンの変形量を小さくするためにボディの構造を硬くしていくと、衝撃が直接乗員に加わるために傷害が大きくなります。 逆に衝撃を吸収しやすいように車体の構造を柔らかくすると、大きなクルマになってしまいます。ホンダの新・衝突安全設計ボディは、 衝突の際、小さなクルマの車体のGをコントロールすることでキャビンの変形を防ぎながら乗員への傷害を低く抑えることを目指しました。

世界最高水準フルラップ55km/h、
オフセット64km/hをクリア

新・衝突安全設計ボディにより、ホンダ独自の社内基準であるフルラップ衝突55km/h、オフセット64km/hをクリア。さらに側突、後突にも対応し、 小さなクルマでも世界最高水準の衝突安全性を可能にしました。
フルラップ衝突時の車体/乗員に発生するG波形

両席SRSエアバッグシステム

両席SRSエアバッグシステム
フロント3点式ロードリミッター付プリテンショナーELRシートベルト フロント3点式ロードリミッター付プリテンショナーELRシートベルト/前方向からの強い衝撃によりシートベルトを瞬時に巻き取り、その後一定以上の荷重がかかるとシートベルトを少し送り出して胸部などへの負担を軽減します。 頭部衝撃保護インテリア 頭部衝撃保護インテリア /アッパーインテリアには、衝撃を吸収する構造を採用しています。全方位衝突安全設計ボディとあいまって、乗員を保護します。


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