CIVIC - 1991.9


CIVIC

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インテリア




INTERIOR

 

世界の若者の、ライヴな意識や行動パターンから生まれた、
大胆なスペース・デザイン・コンセプト。


  

まったく新たに、かつ、大胆な発想の転換を行なったスペース・デザイン・コンセプト。
 
これからの時代を生き、あたらしい価値を創造し、これを活用していくのは、まちがいなく若者です。
たとえば彼らの多くは、小さくともフローリングのあるワンルーム感覚の部屋のなかに、AV機器やベッドを置き、収納はクローゼット、傍らにモダン・ファニチュアというスペースを形づくっています。そうした空間に住む彼らのクルマが、いまなお、従来通りの発想と従来通りの使い勝手しかもっていなくていいのだろうか。シビックのインテリア・スペースをデザインするにあたり、ホンダはまずそう考えました。
次いで、日米欧のさまざまな若者の生活意識や日常の行動パターン、さらには体型調査やクルマの使われ方と車内における行動など、徹底して調査し分析。従来の合理性追求のパターンから大きく踏み出し、まったく自由な立場から改めてアイデアを蓄積し、これらをもとにサイズそのものの決定から、そのスペースをどう生かすかの作業を始めたのです。
実際の彼らは、短時間のうちに、いろいろなことをこなしていきます。また、コミュニケーションをとても大切にします。生活感というものもありません。さらに加えて、ほとんどの場合、5人でクルマを使うということはなく、1人か2人、あるいは友だちどうしといった行動パターンが現われてきます。それならば、必ずしも5人乗りにこだわることなく、彼らのいちばん日常的なシーンに焦点をあててスペースを考え、そこから生まれた余裕を彼らの遊びやスポーツやコミュニケーションのために解放しようと考えたわけです。
シビックの「ワンルーム&ツインゲート」
シビックフェリオの「カップルズ・セダン」

これらのコンセプトは、まさに若者の“ほしい、たのしい、うれしい”から誕生したのです。



シビックVTi

シビックVTi SRSエアバッグシステム、オートエアコンディショナー装着車
オーディオシステムはディーラーオプション カットボディによる撮影





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