CIVIC - 1991.9


CIVIC

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開発主旨



1991年、シビックは、かつてそうであったように、いままたあたらしい時代の基本となりうるワールド・ベイシック・カーを創造するべく、大胆な発想の転換を図りました。初代シビックにお乗りいただいた方々の、まもなく子供たちの時代がやってこようとしています。生活の意識やスタイルが一変し、一方で地球環境問題への取り組みが求められています。このように人が移り時代が変われば、当然ながらベイシック・カーそのもののとらえ方も変化します。そこでホンダは、これまでのシビック完成への歴史に自ら一旦ピリオドを打つことで、今いちど原点に立ち返り、新たな視点からのクルマづくりに挑みました。来るべき時代を見据え、これからの“あたらしい基本形”ともなるべきクルマづくりに着手したのです。具体的には、つぎの時代のユーザーである若者の生活意識や行動パターンを、広く世界というフィールドで詳細に調査し、さまざまな彼らの変化をベースに、“走ることの楽しさと時代への対応”を主眼として開発をスタート。その結果、合理性の追求という旧来の枠だけにとらわれない新発想のスペース・デザイン・コンセプトや、これからの性能ともいうべき新VTECエンジンシリーズの具体化など、おもいきった発想の転換が、未来につづくあたらしいテクノロジーを結実させました。


シビック/シビックフェリオ誕生





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