CIVIC - 1979.07


CIVIC

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1 新型・シビックの開発にあたって



ホンダシビックは、昭和47年発売以来、高度成長から安定成長へと時代が大きく変化するなかで、社会的要請にいち早く対応した〈先進性〉と社会への〈適合性〉を兼ね備えた—総合的なバランスの良いクルマ—として、日本はもとより世界の人々から高い評価を頂いてまいりました。
同時にシビックは、世界89ヵ国への輸出、生産累計195万台(54年5月現在、自工会調べ)の実績が示すとおり、2ボックス車市場の先駆車として、世界各国でその役割りを発揮してまいりました。
ホンダは、この国際性ゆたかな〈シビック〉の価値観を大切にしながら、さらに80年代に向って、クルマに対するお客様の新しい要請に応えるために、新型シビックを誕生させました。
80年代は、再びシビックから始まります。

1500・5ドアCF
1500・5ドアCF



80年代の価値観をもったクルマ

省資源、省エネルギーの社会環境へ積極的に適合させ、しかもゆたかな人間性をもたせること

国際車として〈信頼性・耐久性〉を一段と向上させ、しかも〈居住性・操縦性・静粛性〉にすぐれていること

クルマ本来がもつ〈俊敏な走り〉と〈快適さ〉を満足させ、しかも〈確かな作り〉を備えていること


などの要素を高いレベルで調和させた—高質車—の実現を開発の狙いとしました。

1500・5ドアCF
1500・5ドアCF



〈80年代のクルマづくりに新しい流れをつくる〉
—ニュートレンドカー・シビック—





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