CITY - 1986.10

CITY
CITY

INTERIOR

ロングホイールベース&ワイドトレッドのフォルムが、
ゆとりある上質空間を創造。

ゆとりある上質空間

シティは、キャビンに“ゆとりと質”を
求めました。

ロングホイールベース&ワイドトレッドのフォルムは、室内長1,675mm、室内幅1,315mm、室内高1,105mmのゆとりある居住スペースを実現しました。タイヤハウスをできるかぎり小さくした四隅タイヤ・レイアウトは足もとのスペースにゆとりを生み、ロングルーフにより後席にも十分なヘッドクリアランスを確保して、広々とした室内を実現しています。またシックなインテリアカラーは、乗る人の感性をやさしくつつみます。

上質感が際立つ
フルトリム内装。

シティは、内装に特に気をつかいました。上質感をより強調するため、全体をフルトリム化。ピラーガーニッシュ、アームレスト一体のドアライニング、成形ルーフライニングとあたたかみのある内装。徹底した一体化により、すっきりしたデザインを実現しています。 ドアライニングは、厚みのあるデザインの「二層圧空成形」。肌ざわりもよく、上質感を際立たせています。

69dB※1の優れた静粛性を実現。
快適を語る時、静粛性を抜きにすることはできません。シティは、69dB※1という優れた静粛性を実現。ボディのフラッシュサーフェス化による風切り音の低減、ボディ剛性の向上、インパネやフロアへの透過音防止材の採用など、室内騒音に細心の注意を払っています。クラスを感じさせない静かな室内。これはシティの持つ目に見えない上質感のひとつです。
※1 Aスケール室内中央騒音値、100km/h走行時 5速車、当社値

スポーティ・フロントシート
座り心地の良い
スポーティ・フロントシート。

素材にモールドウレタン、表皮にはトリコット(BB)(EE)とファブリック(GG)を採用。上半身をしっかりサポートする、シートバックのサイドの張り出しとペダル操作の楽なクッション形状など、機能優先のシート設計で、着座フィーリングが一段と向上しました。シートバックは、ニーエスケープ・デザイン。後席の乗り降りや居住空間にゆとりをもたらします。しかもシートバックには、新材料ポリエステル製布バネを採用。軽量化と快適な乗り心地を実現しました。またリクライニング機構を、シートフレームの両側に装着する新設計。軽量化の実現とともに、最適なドライビング・ポジションが得られます。

シースルー型フロントヘッドレスト。
開放的で、圧迫感のないシースルー形状の大型ヘッドレストを採用。すっきりシンプルなデザインで、乗る人に合わせて調節できます。

ベンチレーションシステム

爽やかな空調を実現した新機構。
ベンチレーションシステム
(マルチユース・サイドベント付)

いかにして機能的な空調を実現するかは、快適さの最大の鍵となります。シティは、マルチユース・サイドベント付のベンチレーションシステムを採用。室内空調とサイドウインドウの曇りをすばやく取り去るデフロスター機能を兼用させることに成功しました。 このマルチユース・サイドベントにより、モードレバーがどの位置にあってもサイド・アウトレットから風を出すことができ、ノブの操作による風向き切り換えと、シャットバルブを使って風を止めることも可能です。もちろん風量は適度に調節できる4段階です。また中央のアウトレットは、走行による自然風とヒーターなどで温度コントロールされた風の両方によるマルチユースになっています。しかもヒーターシステムには、エアミックス構造を採用。センターやサイドのアウトレットからも温風が出せ、温度コントロールをきめ細かく行うとともに、サイドデフロスター性能も大幅に向上しました。

ラゲッジルーム
余裕たっぷりの、荷物スペース。
ラゲッジルーム。

シティは、通常時147L※2、リアシート可倒時には、大容量390※2の荷物スペースを確保して、さまざまな用途に対応します。また開口部は、バンパー上から大きく開く下見切り構造。荷物の出し入れに便利です。
※2 VDA方式によるホンダ測定値

リアシェルフ(テールゲート連動)
ラゲッジルームをカバーし、プライバシーを守る、便利なリアシェルフを全車に装備。
テールゲート連動で開閉の手間が省け、大きめの荷物を積む時などは取り外すこともできます。

スライディングサンシェード付スモークド・グラスルーフ
写真はすべてチルトアップ機構装着車
天窓感覚の新しい発想。
スライディングサンシェード付
スモークド・グラスルーフ
(サンルーフ)(GG)

シティは、固定式とチルトアップ式の2種類のグラスルーフを採用しました。双方ともにスライド方式のサンシェード付で、着脱の煩わしさなしに開放感が得られます。チルトアップは、ルームライトを内蔵したダイヤルの操作によるワイヤー駆動方式で、40mmのアップが可能。すみやかな室内換気が行えます。チルトアップ式は、(1)サンシェードを閉じた状態 (2)グラスルーフの状態 (3)チルトアップさせた状態の3ウェイタイプです。また、合わせガラスを採用しています。

写真はすべて(GG)



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