ACCORD - 1997.09

ACCORD/TORNEO/ACCORD Wagon
fact
ACCORD
走行性能


STEERING


新EPS+VGR:
新・電動パワーステアリング+可変ステアリングギアレシオを採用。
操舵フィールを大幅に向上するとともに、省エネも達成した高効率なシステムを実現。


ACCORD
TORNEO
ACCORD WAGON



操作性やリニアリティを飛躍的に高めた、
世界初、「新EPS
(電動パワーステアリング)
+VGR
(可変ステアリングギアレシオ)」。
ステアリングは運転時に常に触れている部分であり、それだけに外乱などに影響されずにドライバーの意志にのみ忠実であることが、最も求められます。ホンダはこれまで、油圧パワーステアリングの熟成を進める一方、NSXにミッドシップ・スポーツカーにふさわしいハンドリングや操舵フィールをめざしたEPSを採用してきました。この新開発のEPSは、これまで培ってきた技術をベースに、乗用車用のシステムとしてFF車の特性を考慮しながら高性能化を推進。新機構VGRを組み合わせ、乗用車としては世界初の新EPS+VGRを完成。さらにモード切り換え機能によって好みの操舵特性が得られるなど、あくまでもドライバーの意志に忠実にステアリング操作をアシストするシステムを実現しました。
※EPS=Electric Power Steering
※VGR=Variable Gear Ratio
新EPSシステム構成
◆新EPSシステム構成


新EPS
◆新EPS
新EPS ECU
◆新EPS ECU


■操舵フィールの大幅な進化と、省エネを達成した新EPS。
ドライバーのステアリング操作に対して、ラック軸と同軸に設置した電動モーターの駆動力によってハンドリングをアシスト。車速や操舵状態に応じたアシスト量をコンピュータが素早くかつ高精度に制御し、モーターの駆動力を最適化。ステアリングを切る速さ(転舵速度)に対してリニアなアシスト力を発生させ、しかも滑らかで応答性の高い操舵フィールを実現しています。また、シンプルかつ軽量なハード部品構成としたうえで、コンピュータ制御によってモーターが直接ラック軸をアシストするため、油圧ポンプシステムに比べてエンジン駆動によるパワーロスがきわめて少ない、高効率なシステムを実現しています。


新EPS構造図
◆新EPS構造図



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