サスペンションは、“走る・曲がる・止まる”あらゆる走行状態においても、車体をしっかりと安定させることが重要であり、ドライバーの意志に反した余分な動きをださないためにも、ポテンシャルを高めていくことが必要となります。一方、これまでホンダが構築してきたFF車の高水準な走行安定性を活かしたうえで、さらに基本性能を向上させる場合、より重要となるのがリアサスペンションです。リアはフロントに比べて荷重が少なく駆動力を持たないことなどから、外乱や車体姿勢変化に対する高い性能が求められます。これらのことから、操縦安定性や乗り心地のさらなる向上をめざし、乗用車としての高効率なパッケージングをも考慮した、マリチリンクタイプの5リンク・ダブルウイッシュボーン・リアサスペンションを開発。
ホンダ独自の車両運動性能理論[ベータ・メソッド]による解析を取り入れ、新機構を採用しながら、サスペンションの性能を大幅に進化させました。 |
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◆5リンク・ダブルウイッシュボーン・リアサスペンション(左側) |