ACCORD - 1993.09

ACCORD

ACCORD
 
EXTERIOR



2.2VTL
Photo:2.2VTL
 
いっそうの高効率を目指して、きめ細かく検証。
エアロデザイン&フラッシュサーフェスボディ。

走行安定性を高めることはもちろん、より以上の経済性、静粛性も求めてボディ形状から外装部品にまで綿密な空力テストの結果をフィードバック。成熟したエアロデザインの完成と、フラッシュサーフェス化が達成されました。フロントには大型エアダムスポイラー、サイド部には空力を考慮したガーニッシュを。リアまわりにもハイデッキトランクなど積極的に空力デザインを導入しています。

大型エアダムスポイラー
形状も空力を考慮したためCD値、CL値の向上に大きく貢献。

空力サイドシルガーニッシュ
リアタイヤ前部分の形状を工夫、リアタイヤへの風の流れを整流。

ハイデッキトランク
ルーフからの空気の流れを乱すことなく、後方へ。

空力リアスカート
フロアからの気流をスムーズに後方へ流すため、センター部を切り上げ。
 

風洞実験
風洞実験
 

すっきりと大型化された、フラッシュサーフェスバンパー。
スタイリッシュな4ドアセダンの印象をいちだんと高めているのが、フラッシュサーフェスバンパー。軽衝突時のボディの保護を配慮した上で、大型化し、取り付け構造も一新。ボディにダイレクトに止めることで、フラッシュサーフェス化を実現しました。
 
各部品の成形性も簡素化、高質化。
さらに高品位なボディへ。
フラッシュサーフェス化がきわめられたボディを、さらに高品質な美しさで仕上げるため、エクステリア細部にわたる煮つめが念入りに行なわれました。まず、外板を構成するプレス部品の成形性を簡素化。ボディデザインをより明瞭にするためボディとの複合精度アップも達成されています。また、ウインドウモールの継ぎ目を大幅削減。すっきりとした見映えで、その印象はいっそう高質に。加えて、センターピラーの見え幅縮小、小型ガーニッシュ構造をとることでリアドアウインドウの面一化を図るなど、4ドアセダンのレベルを超えた、魅力あふれるフォルムが生まれています。
 
使い勝手が向上。
ダブルリンクヒンジ式トランク。

ハイポジションに据えられたトランクルームは、機能性・使い勝手ともいちだんと向上しています。まず、天地を広げ、ヒンジをトランクルームの外へ配置。さらにガスダンパーを使用して操作フィーリングアップを実現するとともに、トランクリッドの開度も広角化。デッドスペースが旧型比25L分有効活用できるようになりました。荷物の積み降ろしの際の作業性も格段に高まっています。
 


ダブルリンクヒンジ式トランク

ダブルリンクヒンジ式トランク


 
車両の取りまわし性にも貢献する、新ドアミラー。
十分な後方視界の確保と同時に、すれ違いや車庫入れの際のクルマの取りまわし性を配慮。車両の全幅拡大にもかかわらず、ドアミラー外側の幅は旧モデルのレベルに抑えられています。また、ドアミラー自体もミラーベースに樹脂を使用、軽量化も果たしました。さらに雨天走行中のサイド、ドアミラー視界確保のため、サイドウインドウ水処理を改善。サイドウインドウへまわり込んだ水は、より上方に効率よく、よどみなく、排除されるようになりました。
 
チャンネルモジュール一体の大型ワイパーを採用。
さらに大型化されたフロントウインドウの採用によって拡大した払拭面積にも対応できる高剛性・高精度を実現したワイパーです。走行中の室内からの見え方までも考慮して、アームの停止位置や、形状のすみずみまで最適化を実施。アームウイングをなくした、すっきりした外観となっています。



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