「充電」から「交換・シェア」へ
Hondaのバッテリーパックは移動と暮らしをもっと豊かに
そして再生可能エネルギーをもっと身近な存在にします

カーボンニュートラル実現に向け、広く普及し始めている電動モビリティ。 その課題となる「長い充電時間」「航続距離」「バッテリーのコスト」を解決するために Hondaは簡単に取り外して交換できるバッテリーパック 「Honda Mobile Power Pack(ホンダモバイルパワーパック)」を誕生させました。

交換・持ち運びできるモバイルパワーパックの特性を活かせば Honda製品以外の電動モビリティや、モビリティに限らず家庭の定置用バッテリーや 屋外のポータブル電源など、さまざまな用途に拡大にすることが可能です。

さらに、バッテリー交換ステーションを街に設置してシェアを可能にし 気軽に活用しやすくすることで利用を拡大。充電を再生可能エネルギーの余剰電力で行えば バッファ機能の促進につながり、再生可能エネルギーの利用拡大にも貢献します。

モバイルパワーパックは、人々の暮らしがクリーンで安全なエネルギーで満たされる そんな明日を見据えて開発されたのです。

モビリティカンパニーだからこそつくり得る、信頼と安心のバッテリーパック

世界中にモビリティをお届けするHondaには、さまざまな使用環境に対応するための、厳しい基準と開発ノウハウがあります。 たとえば、酷暑地や寒冷地において何年にもわたって使い続けていただくための耐久性や信頼性です。
モバイルパワーパックは、そうしたHondaのノウハウを惜しみなく投入してつくりあげた信頼と安心のバッテリーパック。
そのコンパクトな筐体には、必要な時に必要な場所で電気を使えるようにするための、技術者の知恵と工夫が凝縮されています。

1 タフで頑丈な構造

モビリティ製品への搭載を前提に開発されたモバイルパワーパックは、振動や衝撃、水や熱、そして電磁波など、日常生活で考え得る外的要因にしっかり対応。各国の法規に適合し認証も取得しています。

2 無理なく運べるサイズと重さ

モバイルパワーパックは高密度設計によりコンパクトサイズを実現。PCX-ElectricやBenly e:などの二輪車に、外観からはわからないほどスマートに2個搭載されています。1個の重さはスーパーマーケットでおなじみのお米とほぼ同じ約10kg。持ちやすいハンドル形状と絶妙な重心設定で無理なく運べ交換できます。

3 頭脳をもったバッテリーパック

複数のICを内蔵したバッテリーマネジメントユニットを搭載。万一、異常が生じた際、入出力の制御を自分で行うだけでなく、異常が生じた時刻や搭載機器の状況などをメモリに記録します。メモリには、充電頻度や搭載機器の運転データなどを記録することもでき、充電時に外部機器に送信することで、データを活かしたさまざまなサービスを提供できます。

モバイルパワーパックで明日の暮らしをより便利で豊かに

モバイルパワーパックは、みなさんの移動と暮らしを便利で豊かにするための将来的な展開を見据えて開発されました。Hondaは、エネルギーとサービスをつなぐEaaS(Energy as a Service)と自由な移動を実現するサービスMaaS(Mobility as a Service)を融合し、「再生可能エネルギーの利用拡大」に貢献する“Honda eMaaS コンセプト”を掲げており、その実現要素のひとつとしてモバイルパワーパックを位置付けています。 ここでは、実際にわたしたちの暮らしとモバイルパワーパックがどのように紐付いて、どのように暮らしが変わっていくのかご紹介します。

移動と暮らしの明日を変えていくHonda eMaaS(イーマース)コンセプト

電気を小分けにして持ち運べ、充電ではなく交換するというモバイルパワーパックの特長を最大限に活かすため、Hondaは電動モビリティだけでなく暮らしや仕事に役立つさまざまな製品を開発しています。着脱式可搬バッテリーの規格の標準化にも取り組み、活用の輪を他社製品や家庭にも拡げることで幅広い製品でのバッテリー共用システムネットワークの構築をめざしています。

さらに、複数のモバイルパワーパックを充電できるバッテリー交換ステーション「Honda Mobile Power Pack Exchanger e:(モバイルパワーパックエクスチェンジャーイー)」を電力系統につなぎ、余剰電力で充電し蓄電するバッファ機能で電力系統の充電負荷を下げ、電力不足時には蓄電した電力を電力系統に供給してピークシフトを実現して再生可能エネルギーを使いやすくすることで、モバイルパワーパックの世界の拡大をめざしています。

ピークシフトによる再生可能エネルギーの利用拡大

クリーンなエネルギーとして注目を集める再生可能エネルギーは、発電量が自然条件に合わせて変動する弱点を持っています。電力余剰時にモバイルパワーパックに蓄電するバッファ機能を設け、さらに発電量が少なくなる時間帯に蓄電した電力を利用することでピークシフトを実現し電力系統の充電負荷を低減。これにより再生可能エネルギーを使いやすくすることで利用拡大を図り、カーボンニュートラルに貢献します。

シェアリングするための交換ステーション

複数のモバイルパワーパックを充電でき、“交換・シェア”を実現するバッテリー交換ステーションです。電動モビリティ乗車後など、残量の少なくなったバッテリーを充電済みのバッテリーと交換します。バッテリーのシェアリングは、充電待ちや電池切れを心配することなく電動でモビリティを利用するインフラとなります。

わたしたちの暮らしにおけるモバイルパワーパックの将来的な広がり

このように、モバイルパワーパックを社会全体で使用することで、より便利に電動製品を使うことができるようになるだけではなく、再生可能エネルギーを無駄なく有効活用することにつながります。2050年のカーボンニュートラルをめざすHondaの取り組みのひとつが、この交換できるバッテリー「Honda Mobile Powerpack e:」なのです。

モバイルパワーパックで拡がる移動と暮らし(Honda Mobile Power Pack)

着脱式可搬バッテリー「Honda Mobile Power Pack」を活用した取り組みについて
~モバイルパワーパックで拡がる移動と暮らし~

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テクノロジーHonda Mobile Power Pack