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環境TOPICS

公開:2016年3月25日

取材:2016年3月22日

全国初!実用スマート水素ステーションが徳島県で開所。県庁舎にて開所式が開催。

 2016年3月22日、徳島県の県庁舎にて実用的に利用される全国初のスマート水素ステーション(SHS)が開所。これを記念して県関係者やSHSを共同開発したHonda、岩谷産業株式会社など関係各社の代表者ら、さらに未来を担う子どもたちを招き、開所式が開催されました。

 徳島県庁舎でのSHSの開所式は、雲ひとつない青空の下で開催されました。
 このSHSとはHondaと岩谷産業(株)が共同開発した、水と電気をつなぐだけで水素をつくることができる小型の水素ステーション。Hondaの独自技術である高圧水電解システム「Power Creator」の採用により、コンテナ並みのサイズを実現しています。さらに、太陽光や風力などの再生可能エネルギー由来の電気を利用してCO2排出ゼロで水素製造できることも大きな特徴のひとつです。
 そして今回、開所したSHSは、これまでさいたま市や北九州市にて実証実験を行ってきたSHSのノウハウをフィードバックし、公用の燃料電池自動車(FCV)の水素充填に実際に活用していく全国初のSHSです。
> さいたま市への実証実験用SHSの引き渡し式の様子はこちら

 開所式では徳島県の熊谷幸三副知事が挨拶にて、このSHSが県庁舎屋上に設置した太陽光発電で稼働するCO2排出ゼロの水素ステーションであり、全国の先陣を切って開所したことを紹介。挨拶の結びには「今後とも一歩先の未来である水素社会の具現化に全力を傾注し、自然エネルギー、水素エネルギーを通じた地方創生、ひいては日本創生の実現に積極的に取り組んでいきます」と力強く述べました。

 また、四国岩谷産業(株)の眞部晴夫代表取締役社長はSHSの水素製造能力を「1日に1.5kg、年間では約500kgの水素が製造でき、これをFCVに充填すると地球1周分を超える約5万kmの走行が可能」だと紹介し、クリーンでコンパクト、サイレントな水素製造装置であることを強調しました。

 式典には近隣の小学校の生徒らが招かれ、生徒代表の2人が熊谷副知事と共にSHSの電源投入ボタンを押すと、開所を祝うたくさんの風船が大空へと舞っていきました。
 さらに徳島県を代表する伝統文化の人形浄瑠璃による祝福芸が披露されるなど、徳島県における水素社会実現への第一歩を盛大にPRしようという想いが随所から伝わってきました。

 SHSの設置に尽力し、開所式にも参加したHondaスマートコミュニティ企画室の岡本英夫主任技師は全国初のSHSの開所を迎え、次のように今後の抱負を語りました。
「SHSは太陽光発電などの再生可能エネルギーを用いて、地域で使う水素をその場でつくり、その場で供給できる水素ステーションです。全国初となった徳島県のSHSを皮切りに各地の地方自治体と協力してSHSの設置を拡大していくことで、エネルギーの地産地消を可能にし、CO2排出ゼロの水素社会の実現を目指していきます」

 開所式では大勢の関係者らと共に、子どもたちも興味津々の眼差しでSHSを見つめ、その説明に真剣に耳を傾けていました。未来を担う子どもたちのそうした姿に、水素社会そして持続可能な社会の実現に向けて徳島県が大きな一歩を踏み出したことを強く感じられる開所式となりました。

熊谷副知事と共にSHSの電源投入ボタンを押す子どもたち

熊谷副知事と共にSHSの電源投入ボタンを押す子どもたち

子どもたちも見守る中、SHSの開所式が行われた

子どもたちも見守る中、SHSの開所式が行われた

四国岩谷産業(株)<br>眞部晴夫代表取締役社長

四国岩谷産業(株)
眞部晴夫代表取締役社長

Hondaの新型FCV「CLARITY FUEL CELL」にSHSから水素を充填するデモを行う熊谷副知事

Hondaの新型FCV「CLARITY FUEL CELL」にSHSから水素を充填するデモを行う熊谷副知事

徳島県を代表する伝統文化の人形浄瑠璃、阿波木偶「三番叟まわし」

徳島県を代表する伝統文化の人形浄瑠璃、阿波木偶「三番叟まわし」

スマートコミュニティ企画室 岡本英夫主任技師

スマートコミュニティ企画室
岡本英夫主任技師

県庁舎の前にはその名も「ケンチョピア」と名付けられたヨットハーバーが広がる

県庁舎の前にはその名も「ケンチョピア」と名付けられたヨットハーバーが広がる