MENU

HONDA

検索

環境TOPICS

公開:2016年2月26日

環境取り組みの優秀事例を選抜して発表。“2015年度 Hondaグリーン大会 領域大会”開催。

環境取り組みの優秀事例を選抜して発表。“2015年度 Hondaグリーン大会 領域大会”開催。

 Hondaでは、商品開発や生産、輸送といった企業活動のすべての領域で、環境負荷低減目標を定め、その達成に向けてさまざまな取り組みを行っています。その環境取り組みの事例を共有し、水平展開を行うために1999年より開催している事例発表会が「Hondaグリーン大会」です。グリーン大会は企業活動の領域ごとに「領域大会」が行われ、3年に一度、そこから優秀事例を選抜して全領域で「本選大会」が開催されます。
 今回は2016年度に行われる次の本選大会を控えての領域大会です。2015年7月から2016年2月にかけて、オフィス領域、商品開発領域、生産領域で開催された「2015年度 Hondaグリーン大会 領域大会」の様子をご紹介します。

オフィス領域 管理本部グリーン大会(取材:2015年7月30日)

オフィス、サービス、生産系事業所など、多様な業種での取り組みが集結。

 大会会場となった青山本社ビルにグループ会社を含む8社10事業所の発表者が集結。オフィス領域には青山本社ビルをはじめ本社機能を有するオフィス系、サーキットや自動車教習所などのサービス系、部品製造を行う生産系と多様な業種の事業所が集まっており、それぞれの事業所での環境取り組みが次々と発表されました。
 最優秀賞とシェアアイデア賞をダブル受賞したのは希望の里ホンダ(株)。さらにチャレンジ賞、アイデア賞、チームワーク賞がそれぞれ1事業所ずつ選出されました。大会の最後に、管理本部長を務める吉田正弘取締役常務執行役員が次のように総評を述べました。
「オフィス領域では、大きな投資によって環境負荷を削減することはなかなか難しく、コツコツと地道に活動することが展開の中心となります。そこで、職場で働く一人ひとりの環境意識を高めて施策に巻き込み、知恵を集約する。そうした活動を積み重ねて成果を出している事業所が多かったと感じました。現状で満足することなく、さらに環境取り組みを発展させるためのヒントが本日の報告で紹介されていたと思います。
 地道な取り組みによって環境負荷低減を行うオフィス領域だからこそ、グリーン大会で知恵を共有し、事業所で水平展開していくことに大きな意味があります。今後、この大会の報告からヒントを得た、新たな取り組みがスタートしていくことを期待します」

全国の事業所から31名が参加

全国の事業所から31名が参加

吉田正弘取締役常務執行役員

吉田正弘取締役常務執行役員

参加者全員での集合写真

参加者全員での集合写真

大会の中で、青山本社ビルの周りを囲む森「HondaWoods青山」の見学も実施

大会の中で、青山本社ビルの周りを囲む森「HondaWoods青山」の見学も実施

● 2015年度 管理本部グリーン大会 受賞取り組み

発表者  希望の里ホンダ(株) 製造課 生産管理グループ 平原誠次氏

最優秀賞、シェアアイデア賞 待機電力の削減
発表者  希望の里ホンダ(株) 製造課 平原誠次氏
過ごしやすい季節に使用しない空調機は、ブレーカーをOFFにすることで待機電力をカット。また厳密な温湿度管理が必要な計測室は、出入口の目張りや屋外に面した窓にブラインドを設置することで、空調機の稼働時間を1日あたり2時間短縮できた。さらに納期にあわせラインごとに設定していた休日を、生産日程の調整により統一することで、全体空調や照明設備のムダを排除。自分たちのできる範囲で知恵を出し合い、さまざまな取り組みを行っている。「特に、空調の待機電力低減について『できることはない』と思い込まずに積極的に取り組み、成果を出したことを評価いただけたのだと思います。この受賞を励みにさらなる環境改善活動に取り組んでいきます」(平原)

チャレンジ賞

航空機燃料の削減

  • 発表者
    本田航空(株) ヘリコプター部  野田雅美氏

アイデア賞

冷凍機運用の改善

  • 発表者
    青山本社ビル  総務部 不動産管理ブロック 熊谷剛

チームワーク賞

環境推進委員会と連携した電力削減

  • 発表者
    (株)モビリティランド ツインリンクもてぎ 総務課 上村行哉氏

商品開発領域 本田技術研究所グリーン大会(取材:2016年1月28日)

(株)本田技術研究所に所属する技術者たちが、それぞれの環境取り組みを発表。

 (株)本田技術研究所の各事業所から選抜された7チームが四輪R&Dセンター(栃木)に集結し、熱のこもったプレゼンテーションを展開。発表10分、質疑応答5分の持ち時間いっぱいに、自分たちの成果をアピールしました。
 すべての発表が終わると別室での審査に入りましたが、甲乙付け難い秀作揃いに審査は紛糾。長い議論を経て鷹栖プルービンググラウンドの取り組みが最優秀賞に選出されました。さらに2つの優秀賞に加え、若手技術者の研修に使用した刈払機を再生し、東北の復興ボランティアセンターへ寄付を行った取り組みには社会貢献性の高さを評価して急きょ審査員特別賞が設けられ、計4チームの受賞が発表されました。
 大会委員長である小澤学執行役員は次のように総評を述べ、大会を締めくくりました。
「日々の仕事を環境という視点で捉え直して改善点を探ったテーマ、専門家らしく高い専門知識を活かしたテーマなど、今回バラエティに富んだ内容だったことが印象的です。この後は、これを各自の職場に持ち帰り、自分の仕事の中で活用できないか、ぜひ考えてほしい」
 数年来、「低炭素な商品を低炭素で開発する」をスローガンに掲げるなど環境負荷低減に積極的に取り組んできた本田技術研究所ですが、まだまだ進化し続けていることを実感する大会となりました。

開会挨拶を行った本田技研工業(株)環境安全企画室の坂内隆室長
昨年開催されたCOP21とパリ協定に言及し、世界の環境動向を解説。

開会挨拶を行った本田技研工業(株)環境安全企画室の坂内隆室長(左)は、昨年開催されたCOP21とパリ協定に言及し、世界の環境動向を解説。

小澤学執行役員

小澤学執行役員

発表者全員での集合写真

発表者全員での集合写真

● 2015年度 本田技術研究所グリーン大会 受賞取り組み

(株)本田技術研究所 PG管理室 PG鷹栖ブロック 藤井仁 技術主任

最優秀賞 低炭素ビル ベンチマーク トップクラスを目指して
発表者  (株)本田技術研究所 PG管理室 PG鷹栖ブロック 藤井仁
鷹栖プルービンググラウンドでは、省エネのさらなるレベルアップを目指し、東京都の定める低炭素ビルベンチマークトップクラスに相当する低いCO2排出量を目標に設定。サーバルームの空調に自然エネルギーを活用した外気導入式空調や建屋蓄熱効果を利用した従来の空調の運転時間短縮を実施し、目標を達成した。「受賞するとは思ってもいませんでしたから驚きました。水平展開の可能性が評価された結果だと思いますので、今後各所への応用を図っていきたいと思います」(藤井)

優秀賞

人と環境にやさしいガスケット剥離作業方法の確立

  • 発表者
    (株)本田技術研究所 二輪R&Dセンター
    2D1BL 金山 大祐

ドライルームの消費電力量の削減

  • 発表者
    (株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター
    ARD第3ブロック和光 木村 敬一

審査員特別賞

刈払機再生プロジェクト

  • 発表者
    (株)本田技術研究所  HRD Sakura
    パワーユニット開発室 山崎 毅幸

生産領域 生産領域グリーン大会(取材:2016年2月2日)

小さな気づきから生産設備を見直し、大きくムダを省く取り組みが勢揃い。

 全国に点在する製作所を中心に製品の生産に関わる事業所で構成される、生産領域のグリーン大会が青山本社ビルで開催されました。報告されたテーマ数は実に15。7分に限られた発表時間で取り組み内容を伝えられるよう、要点をまとめたテンポの良い報告が続きました。
 審査委員長の可知浩幸執行役員は、非常に良いテーマが多く選考に時間がかかったことに触れ、鈴鹿製作所エンジン工場が受賞した最優秀賞をはじめ、4つの特別賞、その他に優秀賞を発表。そして次の総評を述べました。
「課題解決の切り口が鋭いテーマ、これまでも把握されていた課題をロジカルに解決したテーマ、水平展開により大きな効果が見込まれるテーマなど、さまざまな報告がありました。今回受賞を逃したテーマにも非常に大きな価値があります。こうした一つひとつのテーマを重ねていくことで、より大きな環境貢献のできる会社にしていきたいと思います」
 各テーマの発表後に審査員から発表者へ寄せられるコメントの中でよく聞かれたのは、現状を当たり前と捉えずに課題に気づき、改善しようと取り組んだことに対する賛辞です。さらなる環境負荷の低減には、すでになされている環境配慮に満足せず、いかに改善できる点に気づくかが今後の環境取り組みでは重要になります。そうした観点からも、生産領域のこれからの取り組みに期待できる大会となりました。

10事業所から15のテーマが出揃った生産領域グリーン大会

10事業所から15のテーマが出揃った生産領域グリーン大会

可知浩幸執行役員

可知浩幸執行役員

発表者全員での集合写真

発表者全員での集合写真

最優秀賞を受賞したテーマの発表では、使用しているIHを披露

最優秀賞を受賞したテーマの発表では、使用しているIHを披露

● 2015年度 生産領域グリーン大会 受賞取り組み

鈴鹿製作所 エンジン工場 鋳造2モジュール 増永孝

最優秀賞 IH導入による鋳造プロセス進化と環境改善
発表者  鈴鹿製作所 エンジン工場 鋳造2モジュール 増永孝
IHを用いて金型コーティング工程を改善。従来は焼結炉でヒーターを用いて炉内全体を温め、その中で金型を温めコーティングを施していた。家庭のIHでフライパンがすぐに温まることに着想を得て、炉ではなくIHで金型自体を直接熱する手法を導入。これにより予熱時間や実作業時間を短縮した。「エネルギー使用量を大幅に低減できただけでなく、作業者の体感温度を45度程度から20数度まで低下。作業者の方々に大変感謝されました。より大きな部品への展開や他事業所への水平展開を図っていきたいと思います」(増永)

特別賞

エアーブローパルス化によるCO2削減

  • 発表者
    熊本製作所 設備技術ブロック 米田隆泰

実車不要なLET検証実現によるCO2削減

  • 発表者
    ホンダエンジニアリング(株) 電装生産技術ブロック
    藤沼弘樹

上塗り新規塗装方法によるVOC排出量削減

  • 発表者
    鈴鹿製作所 合成樹脂モジュール 伊坂祐輔

ショットブラスト廃スチールボール再利用による廃棄物削減

  • 発表者
    栃木製作所 CVJモジュール 丸岡代和