MENU

HONDA

検索

環境TOPICSは、環境ニュースHot! Eyesとして生まれ変わりました。

2016.10.27 update

大学初! 水素の研究拠点としても著名な九州大学に
燃料電池自動車「クラリティ FUEL CELL」を納車。

2016年10月15日、国立大学法人 九州大学が福岡県福岡市の伊都キャンパスにて開催した「アカデミックフェスティバル2016」内で、燃料電池自動車(FCV)「クラリティ FUEL CELL」の納車式が行われました。フェスティバルに訪れた九州大学の卒業生や在校生、地域の方々が見守る中、ゴールデンキーが九州大学の久保千春総長に受け渡され、大学の公用車となる1台目の「クラリティ FUEL CELL」が納車されました。

動画で観る環境情報 Hot!Eyes

大学初! 水素の研究拠点としても著名な九州大学に燃料電池自動車「クラリティ FUEL CELL」を納車。

2016年10月15日、国立大学法人 九州大学が福岡県福岡市の伊都キャンパスにて開催した「アカデミックフェスティバル2016」内で、燃料電池自動車(FCV)「クラリティ FUEL CELL」の納車式が行われました。フェスティバルに訪れた九州大学の卒業生や在校生、地域の方々が見守る中、ゴールデンキーが九州大学の久保千春総長に受け渡され、大学の公用車となる1台目の「クラリティ FUEL CELL」が納車されました。

九州大学の「今」の象徴として「クラリティ FUEL CELL」の納車を披露。

九州大学に納められた「クラリティ FUEL CELL」。フェスティバル当日は一日中、会場の一画に展示された
九州大学に納められた「クラリティ FUEL CELL」。フェスティバル当日は一日中、会場の一画に展示された
納車式開催のアナウンスに来場者が続々と集まる
納車式開催のアナウンスに来場者が続々と集まる
国立大学法人 九州大学 久保千春総長
国立大学法人 九州大学
久保千春総長
(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター 守谷隆史上席研究員
(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター 守谷隆史上席研究員
大勢の卒業生らがゴールデンキーの受け渡しを見守った
大勢の卒業生らがゴールデンキーの受け渡しを見守った
(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター 安藤章二研究員
(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター 安藤章二研究員
大学OBのお二人。「水素エネルギーを活用できる社会が早く実現することを期待しています」と話す
大学OBのお二人。「水素エネルギーを活用できる社会が早く実現することを期待しています」と話す

 「アカデミックフェスティバル2016」は、九州大学が卒業生や地域の方々をキャンパスに迎え、大学の「今」を知っていただくことを目的として開催したイベントです。九州大学は今や、水素技術に関するさまざまな研究機関を備え、世界でも最先端の研究拠点となっています。そうした大学の「今」を象徴する催しとしてFCV「クラリティ FUEL CELL」の納車式がプログラムに組み込まれました。
 今回、「クラリティ FUEL CELL」は大学の公用車として初めて採用され、在校生や九州大学に訪れる研究者、地域の方々を乗せてキャンパス内を走ることが予定されています。

 式典では、冒頭に九州大学の久保千春総長が「全国の大学で初めて『クラリティ FUEL CELL』を導入できたことを誇らしく思います。今後とも水素エネルギーを社会実装できるよう大学を挙げて取り組んでいきます」と挨拶を行いました。
 続いて(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンターの守谷隆史上席研究員が、次のように話し、九州大学に納車できたことの喜びを表現しました。
「九州大学は、水素エネルギー利用社会の実現に向け、福岡県が世界に先駆けて設立した『福岡水素エネルギー戦略会議』の中核的存在です。世界の智が集い、研究や情報発信がなされる九州大学に『クラリティ FUEL CELL』を納車できたことを嬉しく思います」

 そして久保総長へのゴールデンキーのプレゼンターを務めたのは、九州大学の卒業生であり、「クラリティ FUEL CELL」の燃料電池システムの開発に携わった(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンターの安藤章二研究員です。大勢の卒業生や在校生、地域の方々が見守る中、ゴールデンキーをお渡しすると大きな拍手が会場を包みました。
 無事、大役を務め終えた安藤は、「自分が開発に携わった製品を母校に納めることができ、非常に嬉しい」と納車の感動を語りました。

 展示された「クラリティ FUEL CELL」の周りには、最新のFCVの実車を見ようとひっきりなしに人だかりができていました。水素エネルギーの研究拠点として名高い九州大学とあって、水素エネルギーやFCVに精通されている方も多く、「クラリティ FUEL CELL」の説明パネルを読み込んだり、旧知の友人とエネルギー談義に花を咲かせる方もいらっしゃいました。

 教育機関、そして研究機関でもある九州大学に納車された「クラリティ FUEL CELL」は、学術の分野から水素社会の実現に向けた情報発信を担っていきます。

水素エネルギー国際研究センターの「水素社会ショールーム」の見学ツアーも開催。

「水素社会ショールーム」では、「FCXクラリティ」(右)をはじめ、各社が開発してきたFCVを展示
「水素社会ショールーム」では、「FCXクラリティ」(右)をはじめ、各社が開発してきたFCVを展示
国立大学法人 九州大学 佐々木一成副学長
国立大学法人 九州大学
佐々木一成副学長

 大学の「今」を伝える一環として実施されたのが研究施設の見学ツアーです。施設別に見学ツアーが組まれており、水素エネルギー国際研究センターの体験型展示施設「水素社会ショールーム」の見学は一番の人気を博していました。
 ツアーでは映像やスタッフの説明により、水素が地球にほぼ無限に存在するエネルギーであり、それを燃料とするFCVが走行時にCO2を排出しないクリーンカーであることを紹介。その後、施設内に展示した「FCXクラリティ」などのFCVや家庭用燃料電池コージェネレーションシステムといった水素エネルギーを活用する機器の仕組みや使い方が詳しく説明されました。参加者らは熱心に説明に聞き入り、時間が許す限りスタッフに質問していました。

 水素エネルギー国際研究センターのセンター長を務める佐々木一成副学長は、見てもらうこと、知ってもらうことがツアーの目的であり、ショールームをつくった理由だと話します。
「水素は皆さんにとって馴染みの薄いエネルギーですから、その安全性を心配される方も多いと思います。そこで、実際のFCVや燃料電池を見て使い方を知っていただくことで、安心して使いこなせるエネルギーだと理解していただくことが大切です。また開発の歴史を通して、どういう進化を遂げてきたのかを伝えることも大学の重要な役割だと考えています。例えば『FCXクラリティ』から『クラリティ FUEL CELL』へのモデルチェンジの際には、燃料電池パワートレインを小型化してボンネット内に収めることで室内空間を広げることができ、4人乗りから5人乗りになりました。こうした技術の進化を実際のクルマを見ていただきながら、理解していただくためにこのショールームを活用しています」

 また、佐々木副学長は、今後「クラリティ FUEL CELL」を地域の方々や学生、各国から訪れる研究者に乗っていただく予定だと話しました。さまざまな方に水素エネルギーを実感いただくため、九州大学で「クラリティ FUEL CELL」が走り始めます。

(取材日 2016年10月15日)

環境TOPICSは、環境ニュースHot! Eyesとして生まれ変わりました。