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2016.09.06 update

“全日本エコドライブチャンピオンシップ2016”にて
“クラリティ FUEL CELL”による“水素カフェ”を実施。

2016年8月22日に三重県の鈴鹿サーキットで、全日本学生自動車連盟が主催する“全日本エコドライブチャンピオンシップ2016”が行われました。Hondaはこの大会に特別協賛し、競技用の“フィット”を提供すると共に、燃料電池自動車(FCV)“クラリティ FUEL CELL”の外部給電機能を活用した“水素カフェ”を展開しました。

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“全日本エコドライブチャンピオンシップ2016”にて多彩なモビリティを展示した“水素カフェ”を実施。

2016年8月22日に三重県の鈴鹿サーキットで、全日本学生自動車連盟が主催する“全日本エコドライブチャンピオンシップ2016”が行われました。Hondaはこの大会に特別協賛し、競技用の“フィット”を提供すると共に、燃料電池自動車(FCV)“クラリティ FUEL CELL”の外部給電機能を活用した“水素カフェ”を展開しました。

「エコドライブ」の普及を目的とした大会で、Hondaが描く水素社会を紹介。

東北から九州まで全国各地の大学から37の自動車部が参加
東北から九州まで全国各地の大学から37の自動車部が参加
レースの舞台は鈴鹿サーキット国際レーシングコース
レースの舞台は鈴鹿サーキット国際レーシングコース

 “全日本エコドライブチャンピオンシップ”は、燃費が良くCO2および交通事故削減に寄与する「エコドライブ」の全国的な普及を目的とした競技会です。そのためレースの成績も単純な速さだけでなく、走行タイムと燃費によって順位が決定します。
 この大会は2006年に始まった全日本学生対抗のエコドライブコンテストを母体に、2013年から一般参加枠を増設。そうした経緯から学生たちの参加が多く、今年は全国から学生の部37チーム、一般の部23チーム、計60チームが参加しました。

“水素カフェ”でバリスタ役を務めた東京農業大学自動車部の2人
“水素カフェ”でバリスタ役を務めた東京農業大学自動車部の2人
“クラリティ FUEL CELL”の周りに集まるクルマ好きの学生たち
“クラリティ FUEL CELL”の周りに集まるクルマ好きの学生たち
外部給電器“Power Exporter 9000”を介してコーヒーメーカーなどに給電
外部給電器“Power Exporter 9000”を介してコーヒーメーカーなどに給電
着脱式のモバイルバッテリーを搭載した“MBEV Concept”
着脱式のモバイルバッテリーを搭載した“MBEV Concept”
“MBEV Concept”のバッテリーは専用クレードルに接続することで、電力供給が可能
“MBEV Concept”のバッテリーは専用クレードルに接続することで、電力供給が可能
EVカートは鈴鹿サーキットのアトラクションで乗車可能
EVカートは鈴鹿サーキットのアトラクションで乗車可能
Hondaスマートコミュニティ企画室の前田直洋主幹
Hondaスマートコミュニティ企画室の前田直洋主幹

 将来を担う若い世代が自らハンドルを握りエコドライブの腕を競い合う本大会は、クルマに親しみ環境意識を高めていただくと共に、自動車メーカーがどんな環境取り組みを行っているのか知っていただく絶好の機会です。そこでHondaはピット上の室内レース観戦エリアに“水素カフェ”をオープンしました。
 これはHondaが描く水素社会などを伝え、来るべき未来として実感いただくために展開した催しです。カフェに立ち入るとまず目につくのは3台のモビリティ。今年の3月に発売されたばかりのFCV “クラリティ FUEL CELL”、バギーのようなデザインと着脱式のバッテリー搭載が特徴的な超小型EV“MBEV(Mobile Battery EV)Concept”、そして今すぐ乗り込んでサーキットを走りたくなるようなシルエットのEVカート。初めて目にするモビリティ、しかも多彩なスタイルのモビリティが集合している姿に、学生や一般の参加者も一瞬で目を奪われているようでした。

 そして“クラリティ FUEL CELL”からは外部給電器“Power Exporter 9000”を介してコーヒーメーカーへと電源ケーブルが延びています。水素を燃料に発電するFCVから取り出した電気でコーヒーを沸かす。それが“水素カフェ”たる所以です。
 来場したお客様は、バリスタ役の女子大生が煎れてくれる“水素コーヒー”を片手に思い思いのモビリティのそばへ。 “クラリティ FUEL CELL”と“Power Exporter 9000”との接続を興味深そうに眺めたり、モビリティに触れながら仲間たちと談笑したり、Hondaの説明スタッフと話し込む姿も多く見られました。

 この“水素カフェ”は前回大会から始めた取り組みですが、Hondaスマートコミュニティ企画室の前田直洋主幹は今年の“水素カフェ”をこう語ります。
「昨年はコンセプトモデルを利用していましたが、FCV、外部給電器が共に市販を開始し、実際の製品を組み合わせた“水素カフェ”となっています。さらに、再生可能エネルギーを利用して水素をつくるスマート水素ステーション(SHS)も市販モデルのモックアップを展示しました。これらを見てもらうことで、水素社会が遠い未来の話ではなく身近でリアルなものなのだと感じていただきたいですね。また、EVなど多彩なモビリティを展示することで、環境負荷を低減しながらも走る喜びはさまざまな形で提案できることを理解いただき、モビリティの将来に期待してほしいと思います」

 Hondaスタッフに熱心に質問を繰り返していた学生は、「水素製造に電力が必要なため、走行時に水しか出さないFCVも結局化石燃料を消費することになると聞いたことがありますが、再生可能エネルギーを使ってつくる方法があるんですね。FCVから電気を取り出せることも知らなかったので実際に見て驚きました」と話し、SHSやFCV、外部給電機能への理解を深めた様子でした。

ガソリン車、ハイブリッドカー、EV。車種ごとに異なるコースを走行。

全日本学生自動車連盟の理事を務める吉木達嗣競技長
全日本学生自動車連盟の理事を務める吉木達嗣競技長
“フィット”のコース 高速道路での走行を想定したサーキットを周回するコース。できるだけスピードを一定に保って走行することが燃費を稼ぐコツ
“フィット”のコース
高速道路での走行を想定したサーキットを周回するコース。できるだけスピードを一定に保って走行することが燃費を稼ぐコツ
“プリウス”のコース 時速40km以下でのピットレーン走行がコースに組み込まれており、そこでのブレーキングでどれだけ多くの電力を回生させられるかが燃費向上の鍵
“プリウス”のコース
時速40km以下でのピットレーン走行がコースに組み込まれており、そこでのブレーキングでどれだけ多くの電力を回生させられるかが燃費向上の鍵
“リーフ”のコース EVはその航続距離から長距離移動よりも日常使い向き。そこで用意されたのは、街乗りで必要な駐車や幅寄せなどの技術が盛り込まれたコース
“リーフ”のコース
EVは航続距離が比較的短く、長距離移動よりも日常使い向き。街乗りで必要なバック駐車や狭い道での切り返しなどを含むコースが設定された

 “全日本エコドライブチャンピオンシップ”はその名前から想像するレースではありません。時速120kmの速度制限はあるものの、その中でめいっぱいにアクセルを踏み込み白熱したレースが繰り広げられました。
 競技はガソリン車の“フィット”に加え、ハイブリッドカー“プリウス”、EV“リーフ”と3種類のクルマを使って3つのコースを走行。吉木達嗣競技長は大会の競技内容や意義をこう説明します。
「多くの方が時速100km以上で走る高速道路をあえてゆっくり走るのではなく、速度を出しながらエコドライブをする。世の中に流通する3種類のクルマに乗ってもらい、それぞれの特色に合ったコースを燃費良く走ってもらう。こうした実社会での運転を見据えたコースやルールで競技を行うことで、自分のクルマに乗った時に本当に活かされるエコドライブ技術を習得してほしいと考えています」

 この大会では、競技用車両はすべて自動車メーカーが提供しているため、車両の用意が不要。しかも走るのはモータースポーツの聖地と言われる鈴鹿サーキットとあって、学生たちに人気の高い大会です。
 「初めてサーキットを走ることができ、とても楽しかった」「来年もまた参加したい」そう言って目を輝かせる学生たちの姿は、クルマで走る喜びを若い世代に実感いただくこと、そしてその喜びを引き継いでいくために環境負荷低減に取り組むことの大切さを改めて感じさせるものでした。

“フィット”を手配したHondaモータースポーツ部の長濱洋二主任は「サーキットを学生たちに走ってもらい、クルマやモータースポーツに親しんでほしい」と話す
“フィット”を手配したHondaモータースポーツ部の長濱洋二主任は「サーキットを学生たちに走ってもらい、クルマやモータースポーツに親しんでほしい」と話す
レース後には、元F1ドライバーの片山右京氏らと学生たちが大会やエコドライブについてディスカッション
レース後には、元F1ドライバーの片山右京氏らと学生たちが大会やエコドライブについてディスカッション
学生の部優勝は、参加3年目の「九州工業大学自動車部」
学生の部優勝は、参加3年目の「九州工業大学自動車部」
一般の部および総合優勝に輝いたのは、片山右京氏が率いる「チームYOKOHAMA」
一般の部および総合優勝に輝いたのは、片山右京氏が率いる「チームYOKOHAMA」
“フィット”を手配したHondaモータースポーツ部の長濱洋二主任は「サーキットを学生たちに走ってもらい、クルマやモータースポーツに親しんでほしい」と話す
“フィット”を手配したHondaモータースポーツ部の長濱洋二主任は「サーキットを学生たちに走ってもらい、クルマやモータースポーツに親しんでほしい」と話す
レース後には、元F1ドライバーの片山右京氏らと学生たちが大会やエコドライブについてディスカッション
レース後には、元F1ドライバーの片山右京氏らと学生たちが大会やエコドライブについてディスカッション
学生の部優勝は、参加3年目の「九州工業大学自動車部」
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一般の部および総合優勝に輝いたのは、片山右京氏が率いる「チームYOKOHAMA」
一般の部および総合優勝に輝いたのは、片山右京氏が率いる「チームYOKOHAMA」

(取材日 2016年8月22日)

環境TOPICSは、環境ニュースHot! Eyesとして生まれ変わりました。