MENU

HONDA

検索

環境TOPICS

公開:2016年7月5日

発生:2016年6月17日

さいたま市の保育園に“FCXクラリティ”が出動。電力供給が停止する非常時に、FCVの外部給電機能が活躍。

さいたま市の保育園に“FCXクラリティ”が出動。電力供給が停止する非常時に、FCVの外部給電機能が活躍。
“FCXクラリティ”からの外部給電により扇風機が稼働

“FCXクラリティ”からの外部給電により扇風機が稼働

さいたま市が持ち込んだものもあわせて全10台の扇風機を同時に稼働

さいたま市が持ち込んだものもあわせて全10台の扇風機を同時に稼働

トランクに載せて運んできた外部給電器を介して“FCXクラリティ”の電力を供給

トランクに載せて運んできた外部給電器を介して“FCXクラリティ”の電力を供給

たくさんの延長コードで各所に設置した扇風機に電力を供給

たくさんの延長コードで各所に設置した扇風機に電力を供給

保育園の園庭に停められた“FCXクラリティ”

保育園の園庭に停められた“FCXクラリティ”

 2016年6月17日、埼玉県さいたま市の保育園を併設する複合公共施設にて電力供給が停止する事態が発生。この非常事態に対して、さいたま市は市が所有するFCV(燃料電池自動車)“FCXクラリティ”を保育園に出動させ、外部給電機能により扇風機10台と冷蔵庫に電力を供給。電力復旧するまで安定的に電力供給を続け、外部給電機能の有効性が証明される結果となりました。

  6月17日、保育園を併設する複合公共施設の電源設備が故障し、この施設全体で電力供給が停止する事態が発生。すぐに修理業者を手配したものの、即座に復旧できる見込みはありません。この時期停電が起こり最も問題なのは空調がストップすること。6月とはいえ室外気温は30℃にもなっており、園児たちの体調を考えるとその暑さをしのぐことが重要です。

 午前11時30分頃、こうした非常事態の連絡を保育園から受けたさいたま市は、保育園が預かる100人近い子どもたちの体調維持のために、扇風機を複数台持ち込み、園所有のものとあわせた全10台の扇風機を午後7時の閉園まで稼働することを考えました。
 そして、その大量の扇風機を同時に、長時間にわたって稼働するための電源が“FCXクラリティ”です。この“FCXクラリティ”は、現在Hondaが市販する“クラリティ FUEL CELL”の先代モデルのFCVで、2014年3月にHondaがさいたま市に納車したもの。平時は公用車として、非常時には外部給電器を介して避難所などに電力を供給することを想定して導入されました。その非常時での出動機会がこの日訪れたのです。

 非常事態の知らせから35分後の午後0時5分、“FCXクラリティ”が保育園に到着。さいたま市の職員、保育園の先生が一緒になって園内に10台の扇風機を設置し、スイッチを入れると扇風機の羽根が回り出しました。こうして暑さが和らいだことで、園児たちも気持ちよくお昼寝をはじめました。さらに冷蔵庫への電力供給もスタート。また、“FCXクラリティ”は燃料が3分の1程度での出動だったため、閉園までの電力供給を見据え、市役所の電気自動車(EV)がもう一台出動。FCVとEVの2台体制で保育園に電力を供給しました。
 そして午後5時頃には電力の復旧工事が完了。これに伴い“FCXクラリティ”からの給電も終了しました。

 今回、実証実験下ではなく、実際に電気が使えないという本当の非常時に、施設の電力が復旧するまで大量の電力を何のトラブルもなく、安定的に供給することができました。この結果は、非常時に備えてFCVを導入すること、およびFCVの外部給電機能の有効性を証明していると言えます。
 すでにさいたま市では次なる非常時を見越して、今回の事態の経験も活かし、よりスムーズにFCVや外部給電機能を活用するための検討がなされています。

 HondaはこれからもFCVの普及、水素社会の実現を通して、環境負荷低減はもちろん、皆様の暮らしにさまざまなかたちで貢献することを目指していきます。

Facebookで、Hondaの環境取り組みや環境技術、エコな製品などの情報を発信しています!