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2018.04.13 update

神奈川県がキリンビール横浜工場に県内初のSHSを設置。
太陽光エネルギー由来のCO2フリーな水素をFCVハイヤーに充填!

2018年4月9日、神奈川県は県内で初となる「スマート水素ステーション(SHS)」をキリンビール株式会社 横浜工場(横浜市鶴見区)に設置し、そのオープニングセレモニーを開催しました。太陽光エネルギー由来の電気を使用してSHSが水素をつくり、その水素で燃料電池自動車(FCV)ハイヤーを運行することで、地域貢献ならびにエネルギーの地産地消が実現しました。

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神奈川県がキリンビール横浜工場に県内初のSHSを設置。太陽光エネルギー由来のCO<sub>2</sub>フリーな水素をFCVハイヤーに充填!

2018年4月9日、神奈川県は県内で初となる「スマート水素ステーション(SHS)」をキリンビール株式会社 横浜工場(横浜市鶴見区)に設置し、そのオープニングセレモニーを開催しました。太陽光エネルギー由来の電気を使用してSHSが水素をつくり、その水素で燃料電池自動車(FCV)ハイヤーを運行することで、地域貢献ならびにエネルギーの地産地消が実現しました。

分散型電源の導入拡大を進める神奈川県が県内初となるSHSを導入

神奈川県がキリンビール横浜工場の敷地内にSHSを設置。
神奈川県がキリンビール横浜工場の敷地内にSHSを設置。
設置されたSHSと、エネルギーの地産地消を説明するパネル。
設置されたSHSと、エネルギーの地産地消を説明するパネル。
SHSは、キリンビール横浜工場に設置された太陽光電池が発電した電気によって水を電気分解し、クリーンな水素を製造する。
SHSは、キリンビール横浜工場に設置された太陽光電池が発電した電気によって水を電気分解し、クリーンな水素を製造する。
キリンビール横浜工場が設置している薄膜太陽電池。従来の太陽電池よりも薄くて軽いため、用途の多様化が期待されている。
キリンビール横浜工場が設置している薄膜太陽電池。従来の太陽電池よりも薄くて軽いため、用途の多様化が期待されている。
SHSが製造した水素は、地元の東宝タクシー(株)がハイヤーとして導入した「クラリティ FUEL CELL」に供給される。
SHSが製造した水素は、地元の東宝タクシー(株)がハイヤーとして導入した「クラリティ FUEL CELL」に供給される。

 神奈川県は、「かながわスマートエネルギー計画」の基本政策としてガスコージェネレーション、水素エネルギー、蓄電池といった分散型電源の導入拡大を積極的に推進しています。
 そのなかで県は、キリンビール横浜工場の協力のもと、県内では初となるスマート水素ステーション(SHS)を同敷地内に設置しました。再生可能エネルギーを利用した水素ステーションの運用を行っていくことで、県民にCO2フリーな水素社会の具体的イメージをPRし水素エネルギーの導入を促進することを目的としています。

 キリンビール横浜工場は、県の「薄膜太陽電池普及拡大プロジェクト」の一環として工場の屋上などに薄膜太陽光電池を設置しています。
 従来の太陽電池よりも薄くて軽い薄膜太陽電池は建物の屋根だけでなく、建物の壁面、道路などの傾斜面、遮光用のブラインドとしての活用など、用途の多様化が期待されています。
 かねてよりこの薄膜太陽光電池で発電した電気を地域貢献のために使いたいと考えていたキリンビール横浜工場は、県と検討を重ねていましたが、これに対し県は、敷地内にSHSを設置することを提案しました。
 設置されたSHSは、薄膜太陽光電池で発電した電気によって水を電気分解し、CO2フリーな水素をつくります。さらに、その水素は主に地元の東宝タクシー株式会社がハイヤーとして導入した燃料電池自動車(FCV)「クラリティ FUEL CELL」に供給されるというものです。

 これにより、CO2フリーでクリーンなエネルギーの地産地消と、同工場の考える地域貢献が実現することになったのです。

県のエネルギー局長がスピーチ「これは水素社会の実現に向けての大きな一歩」

セレモニーには、報道陣も含めて関係者ら約50人が参加した。
セレモニーには、報道陣も含めて関係者ら約50人が参加した。
神奈川県産業労働局 花上光郎 エネルギー担当局長が主催者挨拶。
神奈川県産業労働局 花上光郎 エネルギー担当局長が主催者挨拶。
SHSの設置の意義を語った、キリンビール(株)執行役員 神崎夕紀 横浜工場長。
SHSの設置の意義を語った、キリンビール(株)執行役員 神崎夕紀 横浜工場長。
環境省自動車環境対策課 髙澤哲也 課長が来賓代表のスピーチ。
環境省自動車環境対策課 髙澤哲也 課長が来賓代表のスピーチ。

 工場内の総合ホールで始まったオープニングセレモニーは、神奈川県産業労働局 花上光郎 エネルギー担当局長が主催者として挨拶し、SHS設置に対する期待の大きさを語りました。
「神奈川県は水素社会実現ロードマップを作成し、FCVの普及や水素ステーションの整備を促進することにより、水素社会の実現に向けて官民一体となって取り組んでいます。この度の、再生可能エネルギーを利用するSHSの設置は、まさに水素社会の実現に向けての大きな一歩となるものと考えています」。

 続いて登壇したキリンビール株式会社執行役員 神崎夕紀 横浜工場長は「今回のSHS設置は、県民のみなさんにCO2フリーな水素エネルギーのことを知ってもらう重要な取り組みだと考えています。また、Honda、岩谷産業様、東宝タクシー様、朝日エイテック様、そしてキリンビールなどの各企業が協力しながら地域のエネルギー循環に貢献しているという意味でも、非常に意義のあることです」とSHS設置の意義について述べました。

 

 来賓を代表して挨拶に立った環境省自動車環境対策課 髙澤哲也 課長は「地球温暖化対策として温室効果ガスの排出を低減していくためには再生可能エネルギーを導入していくことが重要です。また水素エネルギーの利用は、温室効果ガスのひとつであるCO2を排出しないだけでなく、再生可能エネルギーの貯蔵にも活用することができるので、その導入に大きく貢献するものと考えています」と再生可能エネルギーと水素の有効性を改めて説明しました。

SHSの前で盛大にテープカットと水素充填のデモンストレーション

キリンビール横浜工場の駐車場に設置されたSHS。
キリンビール横浜工場の駐車場に設置されたSHS。
(左から)東宝タクシー(株)大野慶太 代表取締役社長、神崎 横浜工場長、花上 エネルギー担当局長の3人による水素充填デモ。
(左から)東宝タクシー(株)大野慶太 代表取締役社長、神崎 横浜工場長、花上 エネルギー担当局長の3人による水素充填デモ。
「人が多く訪れるこの場所でのSHS設置はHondaとしても有意義なこと」と語る、Hondaエネルギービジネス開発部 岡本英夫 部長。
「人が多く訪れるこの場所でのSHS設置はHondaとしても有意義なこと」と語る、Hondaエネルギービジネス開発部 岡本英夫 部長。
音響など式典で使用されたすべての電源は、県のFCV公用車(トヨタ自動車 ミライ)からHondaのV2L対応可搬型外部給電器「Power Exporter 9000」が取り出していた。
音響など式典で使用されたすべての電源は、県のFCV公用車(トヨタ自動車 ミライ)からHondaのV2L対応可搬型外部給電器「Power Exporter 9000」が取り出していた。

 スピーチの後は参加者全員がSHSが設置されている駐車場に移動し、SHSの前で盛大にテープカット、そして花上 エネルギー担当局長、神崎 横浜工場長、東宝タクシー株式会社 大野慶太 代表取締役社長の3人による、SHSから「クラリティFUEL CELL」への水素充填デモンストレーションが披露され、無事閉式となりました。

 Hondaエネルギービジネス開発部 岡本英夫 部長は式典後に「横浜の周辺は商用水素ステーションが多く存在します。そのなかでもキリンビールさんのような、工場見学や併設のレストランでたくさんの人が訪れる所に、この地域に唯一となる再生可能エネルギーで水素を製造するSHSを設置していただきました。Hondaの『つくる・つかう・つながる』技術によるエネルギーの地産地消を広くご覧になっていただけることは、非常に有意義なことだと考えています」と水素社会の普及を進めるHondaとしての感想を語りました。

自治体の行う事業への協力を通じてHondaも水素社会の実現に向けた取り組みを進めていきます

東宝タクシー(株)がハイヤーとして導入した「クラリティ FUEL CELL」。
東宝タクシー(株)がハイヤーとして導入した「クラリティ FUEL CELL」。
FCVが当たり前のように駐車場に停められている姿は、水素社会の実現を身近に感じることができる。
FCVが当たり前のように駐車場に停められている姿は、水素社会の実現を身近に感じることができる。

 この事業の中ではSHSで製造した水素のみでハイヤーが運行され、FCVを多くの県民に知っていただくきっかけにもなります。 県では、引き続きキリンビール横浜工場や東宝タクシー(株)の協力を得ながらCO2フリーな水素社会の啓発イベントを開催したり、地域イベントに参加するなど、広くPRを行っていく予定です。

 今回の事業におけるSHSやFCVの導入は、県が水素社会の具体的イメージを県民にPRし、さらには地域貢献にも活用できる事例となりました。

 Hondaはこのような事業への協力を通じて、再生可能エネルギーを利用したCO2フリーな水素社会の実現に向けて、その取り組みを進めていきます。

(取材日 2018年4月9日)

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