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環境TOPICSは、環境ニュースHot! Eyesとして生まれ変わりました。

2018.03.20 update

生産領域本来の価値感を発揮することが環境負荷低減につながる。
グリーン大会の元祖 “日本地域 E領域 グリーン大会” 開催。

2018年2月28日、Honda青山本社で “日本地域 E領域 グリーン大会” が開催されました。これは、Hondaの国内9工場をはじめとする生産領域各事業所が実施した省エネ施策、環境施策の成果発表会で、オフィス部門から5テーマ、生産部門から13テーマの全18テーマが発表され、最優秀賞、特別賞、優秀賞、プレゼンテーション賞が表彰されました。

生産領域本来の価値感を発揮することが環境負荷低減につながる。グリーン大会の元祖 “日本地域 E領域 グリーン大会” 開催。

生産領域本来の価値感を発揮することが環境負荷低減につながる。グリーン大会の元祖 “日本地域 E領域 グリーン大会” 開催。

2018年2月28日、Honda青山本社で “日本地域 E領域 グリーン大会” が開催されました。これは、Hondaの国内9工場をはじめとする生産領域各事業所が実施した省エネ施策、環境施策の成果発表会で、オフィス部門から5テーマ、生産部門から13テーマの全18テーマが発表され、最優秀賞、特別賞、優秀賞、プレゼンテーション賞が表彰されました。

製造業Hondaの根幹を成す生産領域で行われた数々の省エネ施策、環境施策が集結。

Honda青山本社のホールで開催された “日本地域 E領域 グリーン大会”。
Honda青山本社のホールで開催された “日本地域 E領域 グリーン大会”。
全国8生産拠点から18テーマが集結。
全国8生産拠点から18テーマが集結。
開会挨拶を述べるグリーンファクトリー推進室の服部武久主任技師。
開会挨拶を述べるグリーンファクトリー推進室の服部武久主任技師。

 事業活動における環境負荷低減を効率的に推進するため、グループ内で実施された優秀な環境取り組みを広く共有する “Hondaグリーン大会”。その元祖とも言える生産領域のグリーン大会が、2018年2月28日、東京都港区のHonda青山本社で開催されました。
 生産領域とは、Hondaの国内9工場をはじめとするグループ生産拠点の総体で、自動車メーカーであるHondaの事業の根幹を成す領域と言えます。それだけに大規模な生産設備を擁する拠点も多く、そこで実施される省エネ施策、環境施策も、ダイナミックな取り組みが多いのが特徴です。

 開会に当たり、大会事務局長として挨拶に立ったグリーンファクトリー推進室長の服部武久主任技師は、次のように今回の意義と目的を語りました。
「企業に対する環境取り組みへのニーズは毎年高まる一方であり、多くの企業がCO2排出や廃棄物などの環境負荷低減に尽力しています。我々はこの流れをチャンスと捉え、Hondaらしい施策でこれに挑んでいきたい。その源泉となるのが皆さんの日々の活動であり、そのお披露目と共有の場がこのグリーン大会です。近年は、ここで発表された優秀事例が省エネ大賞などの外部表彰でも高く評価されています。今回は生産部門に加えてオフィス部門も新設しており、ますます優秀な取り組みが発表されるものと期待しています」

全18テーマから、最優秀賞2テーマ、特別賞3テーマ、プレゼンテーション賞1テーマを選出。

持ち時間の中で精一杯成果をプレゼン。
持ち時間の中で精一杯成果をプレゼン。
この日のために練習を重ねた発表。身振り手振りにも力が入る。
この日のために練習を重ねた発表。身振り手振りにも力が入る。
発表後は、審査員からの質疑応答と講評。
発表後は、審査員からの質疑応答と講評。
全発表の後、審査結果を待つ間にはリーフェルも登場。
全発表の後、審査結果を待つ間にはリーフェルも登場。
審査発表と表彰。賞状を手にした喜びで顔がほころぶ入賞者。
審査発表と表彰。賞状を手にした喜びで顔がほころぶ入賞者。
最後に講評を述べる審査委員長の松川貢執行役員。
最後に講評を述べる審査委員長の松川貢執行役員。

 大会は、まず生産事業所の中でも生産現場以外の部署の取り組みを発表する「オフィス部門」からスタート。各事業所から選出された5テーマの取り組みが発表され、CAD端末の集約クラウド化をはじめとするIT技術活用による省エネ事例から、郵送物見直しによる用紙削減、営業活動による省エネ製品の販促活動まで、多岐に渡る分野の取り組みが発表されました。
 次の生産部門では、全国7拠点から13テーマが集まり、生産現場における環境取り組みが発表されました。エネルギーの見える化システムを活用した省エネ施策や現場の実態調査に基づくエネルギー使用の最適化などのエネルギー関連施策、次に副産物発生量が多いプレス工程の歩留まり向上施策などの資源関連の施策。全4時間に及んだ発表にも関わらず、会場は最後まで緊張感に包まれていました。
 全ての発表が終わって審査員が審査のために退室すると、入れ替わるようにHondaの環境キャラクター「リーフェル」が登場。審査結果を待つ間、環境イベントなどに出演したリーフェルの活動記録ビデオやイベントで子どもたちと一緒に踊るリーフェルダンスが披露され、参加者たちはHondaの環境啓発活動の実態を学びました。

 審査結果を持って審査員が会場に戻ると、いよいよ表彰式です。まずは、オフィス部門、生産部門を通じて秀逸なプレゼンテーションを行った発表者に贈られるプレゼンテーション賞の発表。その後、オフィス部門の優秀賞4テーマと最優秀賞1テーマが発表され、続いて生産部門の優秀賞5テーマ、特別賞3テーマ、最優秀賞1テーマが発表されました。

 全ての表彰を終え、審査委員長の松川貢執行役員は、次のように講評を述べました。
「単にCO2や廃棄物をどれだけ減らした、ということではなく、生産効率を上げてより良い現場を作り上げていくにはどうしたらいいのか、本田技術研究所と連携したより良い製品づくりに開発段階からどう関わっていくのか、そうした生産領域本来の価値感を発揮することが、結果としてエネルギー効率の向上、環境負荷の低減につながっていく。そうした姿勢を今日の18テーマの発表で確認することができた。そしてこの素地を踏まえ、Hondaが環境をリードする企業になっていくことを強く確信することができた。大変有意義な大会になったと感じています」
 お客様にとってより良い製品づくりとその生産現場での環境施策。この両輪の追究の中で、Hondaはこれからも世界をリードする環境先進企業を目指し、取り組みを続けていきます。

日本地域 E領域 グリーン大会

オフィス部門 最優秀賞

オフィス部門 最優秀賞:横田敏晶
「VQ検査工程」休憩時、モニター自動消灯
生産本部 鈴鹿製作所 完成車保証部 完成車品質モジュール
発表者 :
横田敏晶

施策概要:完成車検査(VQ検査)に導入した作業者支援端末について休憩時間ごとに電源をON/OFFする作業が現場の負荷になった。そこで端末およびモニターを、休憩時間、業務時間に合わせて自動でON/OFFするアプリを独自に開発し、待機電力を99%低減した。

「現場の困りごとを解決するツールを探したら世の中に無かったので、自分で作ってしまった。その独創性と、海外含めた横展開の可能性を評価していただいた結果だと思います。まだまだ職場に改善点は残っていると思いますので、自分の経験や技術を活かしてそれらを発見し、改善に取り組んでいきたいですね」

生産部門 最優秀賞

生産部門 最優秀賞:小淵まどか
N-BOXドアスキン先行打ち抜き材の活用による副産物削減
生産本部 鈴鹿製作所 完成車第一工場 プレスモジュール
発表者 :
小淵まどか

施策概要:N-BOXのドアスキン(ドアの外版パネル)を作るプレス工程で発生する端材の活用を検討。同機種の開発段階から関連部署と連携。端材を材料として使える小物部品を探し出し、自ら交渉。ドア材料と小物材料を同時に打ち抜くことで歩留まりが向上し、副産物を大きく低減した。

「生産が立ちあがってからでは手がつけられない領域に、新機種開発段階から開発部門や生産現場が一緒になって取り組み、新しい仕組みを作り上げた。この新しい取り組みを評価していただけたのが大変嬉しいです。次の新機種でも同様の施策を考えていますので、ぜひ成功させたいと思っています」

プレゼンテーション賞

プレゼンテーション賞:賀川
機密擬装後廃却ホイールのゼロ化
品質改革センター栃木 認証法規部 完成車認証2課
発表者 :
賀川

施策概要:車両開発における実車走行テストでは、機密保持のために車両全体に擬装を施す。従来、ホイールは耐熱スプレーで塗装し、テスト後は廃棄していた。この耐熱スプレーを剥がせるスプレーに転換したことでテスト後のホイール再生が可能になり、廃棄ホイールのゼロ化を達成した。

生産部門 特別賞

生産部門 特別賞:坂村健一
熱処理熱源ハイブリッド化によるエネルギー削減
二輪事業本部 熊本製作所 パワートレイン工場 鋳造モジュール
発表者 :
坂村健一

施策概要:鋳造工程には後工程として熱処理などが必要だが、業務増加に伴って熱処理機を追加するにあたり、高温域で効率の良いガス、低温域で効率の良い電気を最適効率で使い分ける制御を組み込んだハイブリッド型熱処理機を新設。エネルギー使用量とCO2排出量を低減した。

生産部門 特別賞:川島健太
コンパクト化と鋳造生産性を両立した2輪 2ケ取りダイカスト金型の導入
ホンダエンジニアリング 金型生産部 金型設計ブロック
発表者 :
川島健太

施策概要:二輪車エンジンブロックの鋳造(=ダイカスト:鋳型にアルミ合金などを溶かし入れて型通りの部品を作る)工程で、独自の金型コンパクト化技術を開発し、一つの金型で2つの部品を鋳造する「2個取り」を実現。大型鋳造機を新設する設備投資を行うことなく、生産効率を向上させた。

生産部門 特別賞:作村守央
フィードフォワード制御を用いた排ガス空調システム開発による電力削減
生産本部 埼玉製作所 完成車保証部 狭山完成車品質モジュール
発表者:
作村守央

施策概要:完成車検査における排ガス計測室の空調設備更新に伴い、温度変化を予測して空調の温度を制御するフィードフォワード制御を導入。効率的制御が可能になり、設備そのものの小型化も実現。電気使用量、CO2排出量を低減した。

オフィス部門 優秀賞

CAD端末の集約・共有化による消費電力の削減
IT本部 システムサービス部 生産準備システム課
発表者 :
西巻誠
お取引先宛の郵送物見直しによるCO2削減
二輪事業本部 熊本製作所 購買部 調達課
発表者 :
小簿義昭
インドネシアにおける4ストローク船外機拡販による燃料消費量削減
パワープロダクツ事業本部 マリン事業部 事業企画課
発表者 :
内山健治
部品照合システム活用による、コピー用紙削減
生産本部 埼玉製作所 寄居完成車工場 寄居完成車組立モジュール
発表者 :
市川雅人

生産部門 優秀賞

ミスト除去装置の間欠運転による電力量削減
生産本部 鈴鹿製作所 エンジン工場 エンジン機械モジュール
発表者 :
公手桃子
エアー漏れ放置撲滅による省エネ体質の向上
生産本部 トランスミッション製造部 生産業務部 施設管理課
発表者 :
常田佑太
2500トンライン加熱機効率UPによる電力量削減
生産本部 パワートレインユニット製造部 真岡PT工場 PT塑型モジュール
発表者 :
田村知範
塗装ブース空調起動時の制御見直しによる蒸気削減
生産本部 鈴鹿製作所 完成車第二工場 化成2モジュール
発表者 :
阿部悠太郎
N2工場 熱処理、真空炉の電力量削減展開
生産本部 トランスミッション製造部 浜松工場 ギア加工モジュール
発表者 :
横田成政
エンジンバルブ分別による適正な希少金属回収
生産本部 パワートレインユニット製造部 生産業務部 施設管理課
発表者 :
駒場尋之
雨水活用の拡大による地下水汲み上げ量削減
二輪事業本部 熊本製作所 生産業務部 施設管理課
発表者 :
濱田幸佑
サイドパネルアウターの複動金型及び製品ビードによるスクラップ削減
ホンダエンジニアリング 生産技術部 車体生産ブロック
発表者 :
川口恵司

(取材日 2018年2月28日)

環境TOPICSは、環境ニュースHot! Eyesとして生まれ変わりました。