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2018.01.16 update

「LUNA SEA」さいたまスーパーアリーナ公演で、Hondaとトヨタの燃料電池自動車がメンバー全員の演奏機材にクリーンな水素で発電したCO2フリーの電力を供給。

2017年12月23日・24日、さいたまスーパーアリーナで行われた「LUNA SEA The Holy Night 2017」。燃料電池自動車(FCV)がメンバー全員の機材に電力を供給する「水素 燃料電池コンサート」として開催されたこの公演では、Hondaのスマート水素ステーションで再生可能エネルギー由来のクリーンな水素を充填した「クラリティ FUEL CELL」2台とトヨタの「MIRAI」1台が、その水素で発電したCO2フリーの電力をステージへと供給しました。

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「LUNA SEA」さいたまスーパーアリーナ公演で、Hondaとトヨタの燃料電池自動車がメンバー全員の演奏機材にクリーンな水素で発電したCO<sub>2</sub>フリーの電力を供給。

2017年12月23日・24日、さいたまスーパーアリーナで行われた「LUNA SEA The Holy Night 2017」。燃料電池自動車(FCV)がメンバー全員の機材に電力を供給する「水素 燃料電池コンサート」として開催されたこの公演では、Hondaのスマート水素ステーションで再生可能エネルギー由来のクリーンな水素を充填した「クラリティ FUEL CELL」2台とトヨタの「MIRAI」1台が、その水素で発電したCO2フリーの電力をステージへと供給しました。

5月の武道館公演に続いて2度目。再生可能エネルギー由来の電力による「水素 燃料電池コンサート」。

さいたまスーパーアリーナでの「LUNA SEA The Holy Night 2017」。
さいたまスーパーアリーナでの「LUNA SEA The Holy Night 2017」。
再生可能エネルギー由来の水素を充填したFCVが会場に到着。
再生可能エネルギー由来の水素を充填したFCVが会場に到着。
電力供給するのは「クラリティ FUEL CELL」2台と「MIRAI」1台。
電力供給するのは「クラリティ FUEL CELL」2台と「MIRAI」1台。
各車に「Power Exporter 9000」を接続。
各車に「Power Exporter 9000」を接続。
ケーブルをステージに引き込み、機材と接続。
ケーブルをステージに引き込み、機材と接続。

 ロックバンド「LUNA SEA」がコンサートにFCVの外部給電を使用するのは、2017年5月の日本武道館公演に続いて今回が2度目。前回は、環境問題に高い関心を寄せるギタリストSUGIZO氏の「燃料電池をコンサートの電力供給源にしたい」という願いに本田技研工業株式会社、トヨタ自動車株式会社、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社が協力。SUGIZO氏の演奏機材への電力供給にFCVの外部給電を使用し、世界初の「水素 燃料電池コンサート」を実現しました。

 2回目となる今回はそれをさらに発展させ、SUGIZO氏だけでなくメンバー全員の演奏機材にFCVの外部給電で電力を供給するコンサートを開催。「The low carbon concert created by HYDROGEN ENERGY」と銘打ったこのコンサートに電力を供給したのは、Hondaの「クラリティ FUEL CELL」2台とトヨタの「MIRAI」1台、計3台のFCVです。開演に先立ち、全車、東京お台場にあるHondaの70MPaスマート水素ステーションで太陽光発電を使って作られたCO2フリーの水素を充填。会場ではこの化石燃料に頼らない100%クリーンな水素を使って各車で発電した電力が、Hondaの外部給電器「Power Exporter 9000」を介してメンバーの機材へと供給されました。こうしてCO2フリーの電力で実現したコンサートは、まさに地球環境にやさしいコンサートです。

 もともとSUGIZO氏が「水素 燃料電池コンサート」を発案したのは、再生可能エネルギー由来の電気を使った地球環境に優しいコンサートを実現することで、社会に対して化石燃料からの脱却、再生可能エネルギー導入促進を訴えたいと考えたから。SUGIZO氏は以前から太陽光発電コンサート出演などの活動も行ってきており、自身のホームグラウンドである「LUNA SEA」による「水素 燃料電池コンサート」開催は、そのメッセージを広く社会に伝える重要な機会と位置付けられています。

劣化やノイズのないFCVのピュアな電気を使うことで、サウンド的にもクオリティが向上。

コンサート本番、FCVの外部給電による電力で演奏するSUGIZO氏。
コンサート本番、FCVの外部給電による電力で演奏するSUGIZO氏。
公演終了まで、ほぼ張り付きで不測の事態に備えたHondaスタッフ。
公演終了まで、ほぼ張り付きで不測の事態に備えたHondaスタッフ。
本番中は機材に供給される電力の状態を常時監視。
本番中は機材に供給される電力の状態を常時監視。

 FCVの外部給電による電力は、音楽的にも大きなメリットをもたらします。会場内でFCVが発電した電気は、数百kmに及ぶ送電線を経由する一般の電気よりも劣化やノイズがないピュアな電気。しかもHondaの外部給電器「Power Exporter 9000」は培ってきた技術によりFCVで発電した電気を高品質な電気として供給。そのピュアな電気の良さを最大限に引き出します。これにより楽器もクオリティの高い音になるといいます。今回は、そのクオリティの高い音をバンド全体に拡大するという狙いも込められた「LUNA SEA」にとって大きな意義のあるコンサート。それだけに、そこに電力を供給するFCVと外部給電器のセッティングを行うHondaとトヨタのスタッフたちにとっては、最後まで気の抜けないコンサートとなりました。ステージ裏手に設けられたFCV設置スペースには予備車を含めて5台のFCVが持ち込まれ、コンサート前日から入念な調整とテスト。さらに本番中は各メンバーの機材に供給される電力の状態を常時監視し、万全を期しました。

 その甲斐あって、2日間に渡ったコンサートはトラブル無く無事終了。直後にFCV設置エリアに駆け付けたSUGIZO氏は、Hondaとトヨタのスタッフを前に、このように感想を語りました。
「化石燃料を使わない、低炭素という観点で、環境面やエネルギー面で正しい方向なのはもちろんですが、ライブを聴いた多くの人々から音がすごく良かったという感想をいただいており、音楽面でも大正解だったと感じています。環境に優しく音楽のクオリティも上がる一石二鳥が今日、実証されました。もう地球が悲鳴を上げていることは事実なので、環境やエネルギーの専門家の方々だけでなく、僕らのようなアーティストたちも、未来に対してポジティブであることがとても重要。これを特別なことじゃなく当たり前のことにしていきたいと思っています」

会場外にはオリジナルデカールを貼ったFCVデモカーを展示し、水素エネルギーをアピール。

(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター 清水 潔 主任研究員
(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター 清水 潔 主任研究員
Hondaスマートコミュニティ企画部 増田利弘 主幹
Hondaスマートコミュニティ企画部
増田利弘 主幹
オリジナルデカールを貼った車両。
オリジナルデカールを貼った車両。
LUNA SEAファンや一般通行者が近寄り、写真を撮っていく。
LUNA SEAファンや一般通行者が近寄り、写真を撮っていく。
Hondaスマートコミュニティ企画部 岡本英夫 部長
Hondaスマートコミュニティ企画部
岡本英夫 部長
Hondaと協力して水素コンサートを実現したトヨタのスタッフ。
Hondaと協力して水素コンサートを実現したトヨタのスタッフ。
お互いの健闘をたたえ合うHondaとトヨタのスタッフたち。
お互いの健闘をたたえ合うHondaとトヨタのスタッフたち。
LUNA SEA仕様のまま、都内を走行するクラリティ。
LUNA SEA仕様のまま、都内を走行するクラリティ。

 会場には、クラリティのLPL(開発責任者)である(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンターの清水潔主任研究員も駆けつけていました。コンサート終了後、清水は「LUNA SEAの生み出す音楽、音響に会場全体が湧き上がるのを間近で体験して圧倒されました。そしてその音を作り出しているのが、我々チームの子供であるクラリティから供給されている電気だということは、本当に感慨深いものがあります。この興奮を、チームスタッフにもぜひ伝えたいですね」と語りました。

 一方、会場エントランス前にはHondaとトヨタが「LUNA SEA The Holy Night 2017 水素で新しい明日を。」のデカールを貼ったクラリティとMIRAIを展示したほか、埼玉県とさいたま市もそれぞれ公用車として使用しているクラリティ(埼玉県)とMIRAI(さいたま市)を展示。コンサートに来場したファンや近くを通行する一般の方々に水素エネルギーを活用する持続可能社会の実現をアピールしました。この外部展示を担当したHondaスマートコミュニティ企画部の増田利弘主幹は、「大勢のLUNA SEAファンが『これがSUGIZOのギターに電気を送ったクルマなんだよ』と語るのを目の当たりにして、ミュージシャンの影響力がFCVや水素エネルギーの認知拡大に大きな力となることを実感しました」と感想を述べました。

 最後に今回の外部給電を統括したHondaスマートコミュニティ企画部の岡本英夫部長は、次のように今後の抱負を語りました。
「前回の日本武道館公演に続き、ぜひ今回も燃料電池の電力を供給してほしいというお話をLUNA SEAサイドからいただきました。こうやって関係性が深まるにつれ、私自身ますますLUNA SEAのファンになっています。今回は展示車両という形で埼玉県やさいたま市にもご協力いただきましたが、今後FCVをお持ちの他の自治体にも同様の活動をご提案していくことで、水素社会の実現を目指していきたいですね」

 2日間にわたったコンサートへの電力供給で水素エネルギーの素晴らしさを多くの人々に伝えることができたことは、Hondaにとって大きな成果です。Hondaは今後も、同様なイベントやデモンストレーションを通じて、広く一般に向けた水素エネルギーの普及、水素社会の実現に向けた取り組みを積極的に進めていきます。

環境省補助事業 CO2排出削減強化誘導型技術開発・実証事業

FCVからステージへの外部給電

クラリティ2台とMIRAI1台それぞれに「Power Exporter 9000」を接続。
クラリティ2台とMIRAI1台それぞれに「Power Exporter 9000」を接続。
FCV1台から2系統、合計6系統の電力を外部に取り出す。
FCV1台から2系統、合計6系統の電力を外部に取り出す。
コンサートスタッフがケーブルを接続して延長していく。
コンサートスタッフがケーブルを接続して延長していく。
数十メートル延長すると、コンサート会場のステージ下まで到達。
数十メートル延長すると、コンサート会場のステージ下まで到達。
ステージ上手に3系統、下手に3系統ずつ分配。
ステージ上手に3系統、下手に3系統ずつ分配。
Hondaスタッフとコンサートスタッフが接続方法について確認。
Hondaスタッフとコンサートスタッフが接続方法について確認。
実際の機材に接続していく。
実際の機材に接続していく。
Hondaスタッフが供給される電力の状況を最終確認。
Hondaスタッフが供給される電力の状況を最終確認。

FCVの電力を使用した機材

LUNA SEAのギタリストSUGIZO氏。
LUNA SEAのギタリストSUGIZO氏。
FCVの電力を使用したSUGIZO氏の機材。
FCVの電力を使用したSUGIZO氏の機材。
ギターアンプ類。
ギターアンプ類。
エフェクターを搭載したエフェクトボード。
エフェクターを搭載したエフェクトボード。
もう一人のギタリストINORAN氏。
もう一人のギタリストINORAN氏。
FCVの電力を使用したINORAN氏のギターアンプ、エフェクター類。
FCVの電力を使用したINORAN氏のギターアンプ、エフェクター類。
エフェクター等をコントロールするフットコントローラー。
エフェクター等をコントロールするフットコントローラー。
LUNA SEAのベーシストJ氏。
LUNA SEAのベーシストJ氏。
FCVの電力を使用したJ氏のベースアンプ類。
FCVの電力を使用したJ氏のベースアンプ類。
LUNA SEAのドラマー真矢氏。
LUNA SEAのドラマー真矢氏。
写真左端が、FCVの電力を使用した真矢氏のVドラム(電子ドラム)。
写真左端が、FCVの電力を使用した真矢氏のVドラム(電子ドラム)。
コンピュータによる演奏などを操作するマニュピレーター(ステージエンジニア)にもFCVの電力を供給した。
コンピュータによる演奏などを操作するマニュピレーター(ステージエンジニア)にもFCVの電力を供給した。

(取材日 2017年12月23日・24日)

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