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2017.10.12 update

幕張メッセで行われた「CEATEC JAPAN 2017」
Hondaが「スマート エネルギー ストレージ マネジメント」の技術を披露。

10月3日から6日まで千葉県の幕張メッセで行われた、CPS/IoTの総合展示会「CEATEC JAPAN 2017」。Hondaは「スマート エネルギー ストレージ マネジメント」をテーマに脱着可能な可搬式バッテリーとその放充電機器で構成される「Honda Mobile Power Pack」システムと、高圧水素ガスの製造・供給を行う「スマート水素ステーション(SHS)70MPaコンセプト」を出展。使い切れない再生可能エネルギーの余剰電気を貯蔵し、必要な時に取り出して使う、低炭素で効率的なエネルギーの利活用を提案しました。

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幕張メッセで行われた「CEATEC JAPAN 2017」Hondaが「スマート エネルギー ストレージ マネジメント」の技術を披露。

10月3日から6日まで千葉県の幕張メッセで行われた、CPS/IoTの総合展示会「CEATEC JAPAN 2017」。Hondaは「スマート エネルギー ストレージ マネジメント」をテーマに脱着可能な可搬式バッテリーとその放充電機器で構成される「Honda Mobile Power Pack」システムと、高圧水素ガスの製造・供給を行う「スマート水素ステーション(SHS)70MPaコンセプト」を出展。使い切れない再生可能エネルギーの余剰電気を貯蔵し、必要な時に取り出して使う、低炭素で効率的なエネルギーの利活用を提案しました。

「CPS/IoTの総合展示会」で低炭素で非常に効率的な、エネルギー ストレージ マネジメント技術を披露

プレスデーの開催発表記者会見で挨拶するCEATEC JAPAN実施協議会 エグゼクティブプロデューサー 鹿野清氏
プレスデーの開催発表記者会見で挨拶するCEATEC JAPAN実施協議会 エグゼクティブプロデューサー 鹿野清氏
初日はゲートが混み合い、その先の会場入り口にも行列ができていた
初日はゲートが混み合い、その先の会場入り口にも行列ができていた
Hondaの出展した「社会・街」エリアには一般的に馴染みのある企業が多く、人通りが絶えなかった
Hondaの出展した「社会・街」エリアには一般的に馴染みのある企業が多く、人通りが絶えなかった
Hondaブースのオブジェ。再生可能エネルギー由来の電力とそれを利用する人の技術
Hondaブースのオブジェ。再生可能エネルギー由来の電力とそれを利用する人の技術
再生可能エネルギー由来の電気を蓄える可搬式バッテリー「Honda Mobile Power Pack」
再生可能エネルギー由来の電気を蓄える可搬式バッテリー「Honda Mobile Power Pack」
充電ステーションユニット「Honda Mobile Power Pack Exchangerコンセプト」
充電ステーションユニット「Honda Mobile Power Pack Exchangerコンセプト」
「Honda Mobile Power Pack Exchangerコンセプト」からは充電済の交換用Mobile Power Packをすぐに取り出せる
「Honda Mobile Power Pack Exchangerコンセプト」からは充電済の交換用Mobile Power Packをすぐに取り出せる
連結して使用可能な「Honda Mobile Power Pack Charge & Supplyコンセプト」
連結して使用可能な「Honda Mobile Power Pack Charge & Supplyコンセプト」
可搬式の「Honda Mobile Power Pack Charge & Supplyコンセプト」
可搬式の「Honda Mobile Power Pack Charge & Supplyコンセプト」
手軽に持ち運べるので、キャンプなどアウトドアでの電源としても活躍が見込める
手軽に持ち運べるので、キャンプなどアウトドアでの電源としても活躍が見込める

 「CEATEC JAPAN(シーテック・ジャパン) 2017」が10月3日から6日までの4日間、千葉県千葉市の幕張メッセで開催されました。

 従来は「最先端ITエレクトロニクスの総合展示会」として行われていたCEATEC JAPANですが、昨年から「CPS/IoT※1の総合展示会」へと方向転換。「つながる社会、共創する未来」をテーマに、CPSやIoTといった領域で、業種や産業を超えた連携で共創を生み出すイベントへと変化し、日本の成長戦略や未来を世界に発信する「Society 5.0※2」の展示会としても位置付けられています。

 一般公開の前日、プレスデーに行われた開催発表記者会見ではエグゼクティブプロデューサーの鹿野清氏が挨拶に立ち「『CPS/IoTの総合展示会』へと大きく方向転換して2年目となる今年は、667社・団体が出展します。内容としてはスタートアップ企業の出展が増え、IT・エレクトロニクス産業以外の企業も出展することになりました。超スマート社会を目指す取り組みである『Society 5.0』を文章だけで理解するのは難しいですが、CEATECで展示を見て、コンファレンスを聴いて、未来を感じてもらう。これにより新たなビジネスパートナーをお探しいただくことができると思う」とCEATECが見るだけの「展示会」ではなく、コンファレンスも重視した「総合展示会」であることを説明しました。

 会場は「社会・街」「家・ライフスタイル」「デバイス・ソフトウェア」「特別テーマ」の4つのエリアに分かれており、Hondaは「社会・街」エリアにブースを出展しました。

 今回のHondaブースのテーマは「エネルギー ストレージ マネジメント」です。ブース中央に設置されたオブジェは太陽光、風力、水力、地熱など再生可能エネルギーを利用する低炭素社会(地球)を意味しており、それを上手に利用する人の手からは黄色いボールで表した余剰電力がいくつも零れ落ちています。それが光となって各製品につながり、その余剰電力を電気または水素として「貯めて利用(ストレージマネジメント)」する、非常に効率的な社会をブース全体で表しています。

 そのテーマに基づく製品として、今回が初公開となる持ち運び可能なバッテリーとその充放電機器で構成される「Honda Mobile Power Pack」システムと、充填圧力70MPaで市販化を見据えた「SHS 70MPaコンセプト」が展示されていました。

余剰電力のマネージメントとストレージの技術で企業や社会とつながる、新しい価値をHondaが提案

充填圧力70MPaで市販化を目指す「スマート水素ステーション(SHS)70MPaコンセプト」
充填圧力70MPaで市販化を目指す「スマート水素ステーション(SHS)70MPaコンセプト」
Mobile Power Packシステムについて解説するHondaスマートコミュニティ企画部 中島芳浩 主任技師
Mobile Power Packシステムについて解説するHondaスマートコミュニティ企画部 中島芳浩 主任技師
SHS70MPaコンセプトの説明はHondaスマートコミュニティ企画部 秋和茂光 主幹
SHS70MPaコンセプトの説明はHondaスマートコミュニティ企画部 秋和茂光 主幹
Hondaスマートコミュニティ企画部 前田直洋 主幹が今回の出展意図を語った
Hondaスマートコミュニティ企画部 前田直洋 主幹が今回の出展意図を語った
技術者による専門的な解説に聞き入るたくさんの来場者
技術者による専門的な解説に聞き入るたくさんの来場者
モニター前の説明だけでなく、実機を使ったプレゼンも好評だった
モニター前の説明だけでなく、実機を使ったプレゼンも好評だった

「電気で貯める」製品として展示された「Honda Mobile Power Pack」(量産モデル)は、再生可能エネルギーを利用して発電した電気を蓄え、小型電動モビリティーの動力や家庭での電源としても活用する脱着可能な可搬式バッテリーです。
 充電ステーションユニットの「Honda Mobile Power Pack Exchangerコンセプト」は、複数のMobile Power Packを同時に充電可能なため交換用としてステーション内で充電されたMobile Power Packとすぐに交換することができるほか、電力需要のピーク時にはステーション内のMobile Power Packから送電網に電力を供給し電力の安定化に貢献します。
 充放電器「Honda Mobile Power Pack Charge & Supplyコンセプト」は可搬式と連結式の2タイプがあり、Mobile Power Packと組み合わせて非常時の電源、無電化地域では常時電源として活用するなど、暮らしにさまざまな価値を提供するものとして提案されました。
 Hondaスマートコミュニティ企画部 中島芳浩 主任技師が「Mobile Power Pack」システムを「再生可能エネルギー由来の電力を蓄える可搬型バッテリーと、それをモビリティや家電、アウトドアや非常時電源としても利用するための充電ステーションユニット、放充電器によって構成されるシステムです。アジアを中心にモーターサイクルの多い地域が最初のターゲットになる予定です」と今後の戦略も含めて説明しました。
 水素で貯める」製品のSHSは、再生可能エネルギーを利用して発電した電気で水素を製造し、貯蔵します。つまり電気を水素の形で貯める装置です。水素はバッテリーより大量の電気をコンパクトに貯めるのに適しています。

 今回出展された「SHS 70MPaコンセプト」について、スマートコミュニティ企画部 秋和茂光 主幹は「Honda独自技術の高圧水電解システム『Power Creator』により、コンプレッサーを使用せずに製造圧力82MPa(メガパスカル)と充填圧力70MPaを実現し、クラリティ(FCV)に水素をフル充填できるようになったモデルです。まだ開発中のモデルですが、この市販化がFCVの普及と水素社会の拡大につながってくれると嬉しいですね」と希望を語りました。

 Hondaブースの館長、スマートコミュニティ企画部 前田直洋 主幹は「今回は敢えてブースにモビリティを置かず、モビリティ以外でどのようにエネルギーをストレージしたりマネージメントしたりするかを紹介しています。CEATECがIoTとオープンイノベーションをテーマにしたB to BやB to B to Cイベントであり、様々な分野から“共創”の相手を探すには適切な場であると考えているからです。あらゆる企業とのつながり、社会とのつながりを生み出すことによって、これまでにない新しい価値を積極的に提案していくことができると思っています」と出展の意義を語りました。

 再生可能エネルギーによって作られた電力を余すことなく電気や水素という形で蓄える。Hondaは、これまでよりもさらに一歩進んだ考えで「自由な移動の喜び」と「豊かで持続可能な社会」を実現するために、「つくる・つかう・つながる」技術を組み合わせて企業や社会とつながって新しい価値を築いていきます。

※1
「CPS(Cyber Physical System)」とは、ITと物理的なデバイスや機械を接続した高度システム。
「IoT(Internet of Things)」とは、色々なモノが通信機能を持ちネットワークにつながること。
※2
「Society5.0」とは、サイバー空間とフィジカル空間(現実社会)が高度に融合した「超スマート社会」を未来の姿として共有し、その実現に向けた一連の取り組み。
 

Hondaの展示が「米国メディアパネル・イノベーションアワード Transportation部門賞」を受賞。

表彰式に出席したスタッフたち
表彰式に出席したスタッフたち
Honda スマートコミュニティ企画部 江藤めぐみ 主任
Honda スマートコミュニティ企画部 江藤めぐみ 主任
(株)本田技術研究所 R&DセンターX 滝沢大二郎 研究員
(株)本田技術研究所 R&DセンターX 滝沢大二郎 研究員

 CEATEC JAPAN 2017に出展される製品・技術・サービスを、米国のIoT関係ジャーナリストで構成される選考委員会が審査し、革新性に優れ今後の米国市場への影響力が高いと思われるものを表彰する「米国メディアパネル・イノベーションアワード 」。10月5日にCEATEC会場でその発表が行われ、部門賞7、特別賞2、そしてグランプリが表彰されました。
 この中でHondaの展示は「Transportation部門賞」を受賞。ステージでトロフィーを受け取りました。

「再生可能エネルギー由来の余剰電力をモビリティや暮らしに活用するという今回の提案が海外のジャーナリストたちにも高く評価されたことを、非常に嬉しく思います。これを励みに今後も開発に尽力していきます」(株式会社本田技術研究所 R&DセンターX 滝沢大二郎 研究員)

「私たちは近年、エネルギーの『つくる・つかう・つながる』コンセプトを広く訴求してきましたが、今回の受賞は、このコンセプトが認知され、理解されてきたことの表れだと思っています」(Honda スマートコミュニティ企画部 江藤めぐみ 主任)

集合写真:前列左より、(株)本田技術研究所 R&DセンターX 滝沢大二郎 研究員、Honda スマートコミュニティ企画部 江藤めぐみ 主任、前田直洋 主幹、後列左より、Honda スマートコミュニティ企画部 岡本英夫 部長、(株)本田技術研究所 R&DセンターX 曽根崇史 主任研究員、Honda スマートコミュニティ企画部 榊秀雄 主任

(取材日 2017年10月3日)

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