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2017.08.07 update

沖縄県初、そして日本の離島地域で初のスマート水素ステーションが、
沖縄県宮古島市の宮古空港で稼働開始。

宮古空港を運営する宮古空港ターミナル株式会社は、環境省「二酸化炭素排出抑制対策事業」の採択事業として、2017年7月、国内離島地域では初めてスマート水素ステーション(SHS)、燃料電池自動車(FCV)「クラリティ FUEL CELL」、外部給電器「Power Exporter 9000」を導入。7月28日に「スマート水素ステーション・燃料電池自動車稼働式典」を開催しました。

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沖縄県初、そして日本の離島地域で初のスマート水素ステーションが、沖縄県宮古島市の宮古空港で稼働開始。

宮古空港を運営する宮古空港ターミナル株式会社は、環境省「二酸化炭素排出抑制対策事業」の採択事業として、2017年7月、国内離島地域では初めてスマート水素ステーション(SHS)、燃料電池自動車(FCV)「クラリティ FUEL CELL」、外部給電器「Power Exporter 9000」を導入。7月28日に「スマート水素ステーション・燃料電池自動車稼働式典」を開催しました。

宮古空港で行われた「スマート水素ステーション・燃料電池自動車稼働式典」
宮古空港で行われた「スマート水素ステーション・燃料電池自動車稼働式典」
宮古空港ターミナル株式会社 下地義治代表取締役社長
宮古空港ターミナル株式会社
下地義治代表取締役社長
環境省 那覇自然環境事務所 石川泉 課長補佐
環境省 那覇自然環境事務所
石川泉 課長補佐
関係者によるテープカット。
関係者によるテープカット。
式展の電力は、クラリティの外部給電で賄われた。
式展の電力は、クラリティの外部給電で賄われた。
沖縄県宮古事務所 稲福具実 所長
沖縄県宮古事務所
稲福具実 所長
Honda スマートコミュニティ企画部 主幹 溝端健二
Honda スマートコミュニティ企画部
主幹 溝端健二
沖縄ホンダ株式会社 小林久夫 代表取締役社長
沖縄ホンダ株式会社
小林久夫 代表取締役社長
株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター 主任研究員 清水潔
株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター 主任研究員 清水潔

宮古空港の貨物ターミナル横で開催された
「スマート水素ステーション・燃料電池自動車稼働式典」

 宮古空港ターミナル株式会社では、2016年に宮古島市と共同申請した一般社団法人新エネルギー導入促進協議会「独立型再生可能エネルギー発電システム対策費等補助金」を活用して、貨物ターミナルに83kWの太陽光発電システムと218kWhの蓄電池設備を設置。貨物地区における使用電力の78%を賄う設備を構築していました。
 今回、新たに環境省「二酸化炭素排出抑制対策事業(地域再エネ水素ステーション導入事業)」の採択事業として、Hondaのスマート水素ステーション(SHS)、燃料電池自動車(FCV)「クラリティ FUEL CELL」、外部給電器「Power Exporter 9000」を導入。既存の太陽光発電システムにSHSを新たに接続することで、再生可能エネルギー由来でCO2フリーの水素製造とそれによるクラリティの運用、さらにクラリティの発電する電力を外部給電により活用する体制が整いました。
 これは、空港施設のCO2排出量低減はもちろん、島外からのエネルギー輸送コストなど離島が抱えるエネルギー問題解消の手段のひとつとして、再生可能エネルギー由来の水素を使ってエネルギーの地産地消を実現しようという試みです。

 7月28日に行われた稼働式では、はじめに宮古空港ターミナル株式会社代表取締役社長 下地義治氏が登壇し、「昨年7月、環境省から本事業を採択され、同事業の機器設置工事などを進めて参りましたが、このほどスマート水素ステーションが完成し、県内初の燃料電池自動車の稼働が実現しました。世界的な地球温暖化対策の流れの中で、水素技術は注目を集めており、エネルギー環境の向上、新たな産業の創出が期待されています。沖縄県内では先駆けとなるこの事業が水素社会の実現に貢献できれば喜ばしい限りです」と、挨拶を述べました。
 続いて、来賓の環境省 那覇自然環境事務所 課長補佐の石川泉氏が挨拶。「環境省は、2020年までに再生可能エネルギー由来の水素ステーションを100カ所設置する目標を掲げています。ここ宮古島にその1カ所が実現したことは大変意義あることであり、この流れが宮古島から全国に波及していくことを期待しています」と期待を語りました。
 その後、あらためてSHSとクラリティの紹介、機能説明を行い、稼働開始の宣言とテープカットを実施。さらにクラリティの開発責任者(LPL)である株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター 主任研究員清水潔と、クラリティの保守メンテナンスを担当する沖縄ホンダ株式会社の小林久夫代表取締役社長の2人から、宮古空港の下地社長へゴールデンキーを贈呈。正式な引き渡しを行って式典は終了しました。

 無事に式典を終えた後、沖縄県宮古事務所長の稲福具実氏は「沖縄県でも初めての水素ステーションと燃料電池自動車が、宮古島で実現したことは大変すばらしいことです。この動きが他の離島にも広がることを期待したい」と述べ、またこれまでHonda側の窓口となって宮古空港との交渉を重ねてきたHondaスマートコミュニティ企画部 主幹 溝端健二は、「塩害地域である宮古島にSHSとクラリティを導入するため、宮古空港の方々は自ら塩害対策プランを立案し、Hondaに提案していただきました。その時、宮古島の未来を想う人々の気持ちの強さを感じましたし、今回、ついに稼働開始の日を迎えたことで、Hondaとしてもその気持ちに応えることができたと思うと、感慨深いものがあります」と喜びを語りました。

 Hondaはこれからも、水素の「つくる・つかう・つながる」製品を全国の様々な地域で活用していただけるよう、研究開発をはじめあらゆる努力を重ねて、水素社会の実現を目指していきます。

塩害対策のため、SHSは建屋の中に設置された。
塩害対策のため、SHSは建屋の中に設置された。
さらに、水素製造には除塩フィルター(建屋左)で除塩した空気を使用。
さらに、水素製造には除塩フィルター(建屋左)で除塩した空気を使用。
SHSに供給される電気は、すべて貨物ターミナル屋上のソーラーで賄われる。
SHSに供給される電気は、すべて貨物ターミナル屋上のソーラーで賄われる。
ソーラー発電の電気はSHSに送られる他、リチウムイオンバッテリーの蓄電設備にも蓄える。
ソーラー発電の電気はSHSに送られる他、リチウムイオンバッテリーの蓄電設備にも蓄える。

●工場出荷から設置完了まで、スマート水素ステーション追跡レポート。(取材協力: 中村運送サービス有限会社、琉球海運株式会社)

  • スマート水素ステーション(SHS)の工場出荷から設置完了までを追跡レポート。

    スマート水素ステーション(SHS)の工場出荷から設置完了までを追跡レポート。

  • 出発点は、兵庫県明石市にあるSHSの最終組み立て工場、エーテック株式会社。

    出発点は、兵庫県明石市にあるSHSの最終組み立て工場、エーテック株式会社。

  • 工場内で完成したSHSを、出荷のために厳重に梱包。

    工場内で完成したSHSを、出荷のために厳重に梱包。

  • 梱包が終わると、クレーンで吊り上げて移動。

    梱包が終わると、クレーンで吊り上げて移動。

  • トラックの荷台に降ろして固定した後、さらに保護用のビニールをかける。

    トラックの荷台に降ろして固定した後、さらに保護用のビニールをかける。

  • 制御装置や設置作業用の工具、治具など一式を積んで出発。

    制御装置や設置作業用の工具、治具など一式を積んで出発。

  • 沖縄向けの大型RORO船(トレーラーやコンテナを運ぶ貨物船)が待つ大阪南港へ。

    沖縄向けの大型RORO船(トレーラーやコンテナを運ぶ貨物船)が待つ大阪南港へ。

  • 明石市を出発し、時間調整のため途中で一夜を過ごしたトラックは、翌朝大阪南港へ。

    明石市を出発し、時間調整のため途中で一夜を過ごしたトラックは、翌朝大阪南港へ。

  • 大阪南港に停泊するのは、那覇新港行き、琉球海運株式会社の「わかなつ」。

    大阪南港に停泊するのは、那覇新港行き、琉球海運株式会社の「わかなつ」。

  • SHSは船体後部からトラックごと積み込まれる。

    SHSは船体後部からトラックごと積み込まれる。

  • 夜の出港時間を待つ「わかなつ」。全長168.71mの大きな船体は一際目立つ。

    夜の出港時間を待つ「わかなつ」。全長168.71mの大きな船体は一際目立つ。

  • 大阪南港を出港した「わかなつ」は、約34時間かけて那覇新港へ。

    大阪南港を出港した「わかなつ」は、約34時間かけて那覇新港へ。

  • 朝、那覇新港へ入る「わかなつ」。

    朝、那覇新港へ入る「わかなつ」。

  • SHSを積んだトラックは、「わかなつ」から宮古島行き「しゅれい」に乗り換える。

    SHSを積んだトラックは、「わかなつ」から宮古島行き「しゅれい」に乗り換える。

  • 「しゅれい」は全長149.57mの貨物専用船。那覇から宮古島、石垣島を周る。

    「しゅれい」は全長149.57mの貨物専用船。那覇から宮古島、石垣島を周る。

  • 「しゅれい」に乗り込んだトラックは、いよいよ最終航路へ。

    「しゅれい」に乗り込んだトラックは、いよいよ最終航路へ。

  • 那覇新港を出港した「しゅれい」は、一路、宮古島へ。

    那覇新港を出港した「しゅれい」は、一路、宮古島へ。

  • 早朝、夜明け前に宮古島の平良港に入る「しゅれい」。

    早朝、夜明け前に宮古島の平良港に入る「しゅれい」。

  • 車体安定と積荷保護のためフォークリフトが支える鉄板を伝って宮古島に降り立つトラック。

    車体安定と積荷保護のためフォークリフトが支える鉄板を伝って宮古島に降り立つトラック。

  • SHS設置工事の開始時間まで港で待機。

    SHS設置工事の開始時間まで港で待機。

  • SHS設置場所となるのは、宮古空港の貨物ターミナル横。

    SHS設置場所となるのは、宮古空港の貨物ターミナル横。

  • 午後8時、宮古空港の貨物ターミナルに到着したトラック。

    午後8時、宮古空港の貨物ターミナルに到着したトラック。

  • 航空機の全離着陸が終わると、クレーンがアームを伸ばしてSHSの設置工場を開始。

    航空機の全離着陸が終わると、クレーンがアームを伸ばしてSHSの設置工場を開始。

  • トラック荷台から、クレーンでSHSを吊り上げて移動。

    トラック荷台から、クレーンでSHSを吊り上げて移動。

  • 予め屋根が外された建屋の上へ。

    予め屋根が外された建屋の上へ。

  • 慎重に位置を調整しながら、建屋の中へSHSを収める。

    慎重に位置を調整しながら、建屋の中へSHSを収める。

  • SHSを運送した中村運送サービス有限会社の新川幸伸さん。「未来の水素社会をつくる水素ステーションを運んでいることは、子どもへの自慢です」

    SHSを運送した中村運送サービス有限会社の新川幸伸さん。「未来の水素社会をつくる水素ステーションを運んでいることは、子どもへの自慢です」

  • 稼働を開始した宮古空港のSHSとクラリティ。

    稼働を開始した宮古空港のSHSとクラリティ。

  • スマート水素ステーション(SHS)の工場出荷から設置完了までを追跡レポート。
  • 出発点は、兵庫県明石市にあるSHSの最終組み立て工場、エーテック株式会社。
  • 工場内で完成したSHSを、出荷のために厳重に梱包。
  • 梱包が終わると、クレーンで吊り上げて移動。
  • トラックの荷台に降ろして固定した後、さらに保護用のビニールをかける。
  • 制御装置や設置作業用の工具、治具など一式を積んで出発。
  • 沖縄向けの大型RORO船(トレーラーやコンテナを運ぶ貨物船)が待つ大阪南港へ。
  • 明石市を出発し、時間調整のため途中で一夜を過ごしたトラックは、翌朝大阪南港へ。
  • 大阪南港に停泊するのは、那覇新港行き、琉球海運株式会社の「わかなつ」。
  • SHSは船体後部からトラックごと積み込まれる。
  • 夜の出港時間を待つ「わかなつ」。全長168.71mの大きな船体は一際目立つ。
  • 大阪南港を出港した「わかなつ」は、約34時間かけて那覇新港へ。
  • 朝、那覇新港へ入る「わかなつ」。
  • SHSを積んだトラックは、「わかなつ」から宮古島行き「しゅれい」に乗り換える。
  • 「しゅれい」は全長149.57mの貨物専用船。那覇から宮古島、石垣島を周る。
  • 「しゅれい」に乗り込んだトラックは、いよいよ最終航路へ。
  • 那覇新港を出港した「しゅれい」は、一路、宮古島へ。
  • 早朝、夜明け前に宮古島の平良港に入る「しゅれい」。
  • 車体安定と積荷保護のためフォークリフトが支える鉄板を伝って宮古島に降り立つトラック。
  • SHS設置工事の開始時間まで港で待機。
  • SHS設置場所となるのは、宮古空港の貨物ターミナル横。
  • 午後8時、宮古空港の貨物ターミナルに到着したトラック。
  • 航空機の全離着陸が終わると、クレーンがアームを伸ばしてSHSの設置工場を開始。
  • トラック荷台から、クレーンでSHSを吊り上げて移動。
  • 予め屋根が外された建屋の上へ。
  • 慎重に位置を調整しながら、建屋の中へSHSを収める。
  • SHSを運送した中村運送サービス有限会社の新川幸伸さん。「未来の水素社会をつくる水素ステーションを運んでいることは、子どもへの自慢です」
  • 稼働を開始した宮古空港のSHSとクラリティ。

(取材日 2017年7月28日)

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