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Honda Face Top > CASE16:本田技研工業(株) Hondaスマートホームシステム プロジェクト EPISODE-1

Face 本田技研工業(株) Hondaスマートホームシステム プロジェクト Face Top

Hondaスマートホームシステム(HSHS)の実証実験棟

Hondaスマートホームシステム(HSHS)の実証実験棟

低炭素で安心・安全な暮らしがHondaの理想。そんな考えからHSHSは生まれました。

 埼玉県さいたま市、埼玉大学正門の向かいに建つ新築住宅2棟。一見普通の住宅ですが、実はこの建物、熱や電気などの生活エネルギーを家庭で創り家庭で消費する「家産・家消」を行い、家庭のエネルギー需給を総合的にコントロールする「Hondaスマートホームシステム(HSHS)」の実証実験棟です。
 2012年4月23日、さいたま市が推進する「E-KIZUNA Project」の一環としてオープンしたこの実証実験棟には、ガスエンジンコ−ジェネレーションユニットや太陽光発電システム、ホームバッテリーユニット、電動モビリティ、電動モビリティ用給電設備などが設置され、これらを総合的に制御するSmart e Mix Manager(SeMM)が、エネルギー需給を最適にコントロールして、家庭からのCO2排出量を低減します。
 「Hondaは、Honda自動車ではありません。豊かで持続可能な暮らし作りが理想であり、その中の一部がモビリィティーです。そんな考えからHSHSプロジェクトは生まれました
 そう語るのは、HSHSプロジェクトを推進する本田技術研究所の山地茂主任研究員です。
 「単にCO2を低減するだけなら、エネルギーを使わない我慢の暮らしにすればいい。でもHSHSのCO2低減目標には、『QOL(クオリティオブライフ)を向上させながら』という言葉が入ります。より便利で快適な暮らしを実現しながら環境負荷も低減する、これがHSHSのコンセプトなのです」

本田技術研究所 汎用R&Dセンター 管理室 山地茂主任研究員

本田技術研究所 汎用R& Dセンター 管理室
山地茂主任研究員

HSHSの目標を名前に掲げた部門間プロジェクト「L&M50」が発足しました。

 2010年秋にロサンゼルスで行われたモーターショーで、Hondaの伊東孝紳社長は「Hondaが目指すのは、“自由な移動の喜び”と“豊かで持続可能な社会”の実現である」と述べました。あえて「豊かな社会」の実現という表現を使っているところに、HSHSのコンセプトである「暮らし」全体の実現というHondaの考え方を感じることができます。
 山地主任研究員は、当時をこう振り返ります。
 リーマンショック後、オバマ大統領がグリーンニューディール政策を打ち出したこともあり、太陽光や風力発電などの新しいエネルギーに注目が集まっていました。
 車の電動化の流れを受けて、HondaでもEVの開発が動き出し、私もそのチームにいました。一方、電動車両だけでなく、Hondaが独自に培ってきたガスエンジンコ−ジェネレーションの第3世代や、Hondaの子会社である(株)ホンダソルテックの太陽光パネルが持つ可能性、Honda独自のインターナビの機能拡大など、Hondaの中では、多くの研究が進められていました。
  そして2010年、これらを統合して『車と暮らしのエネルギーを最適化する』という観点での総合的な研究が本格化しました。
 2輪・4輪・汎用に、本社インターナビ事業室(当時)・潟zンダソルテックを含め、暮らし(Life)とモビリティー(Mobility)でCO2排出量を半分(50%)にする、という目標を名前に掲げた、「L&M50」チームが発足しました。