おでかけ先で起こる「犬の誤飲・誤食」事前に知って危険を減らそう

useful useful お役立ち情報 お役立ち情報 February.12.2021

おでかけ先で起こる「犬の誤飲・誤食」

事前に知って危険を減らそう

毎日の散歩だけではなく、お花見やピクニック、川遊びに紅葉狩りなど、年間を通して愛犬と様々な場所におでかけされるという飼い主さんも多いですが、そんなおでかけ先にも危険が潜んでいます。そのひとつが愛犬の誤飲、誤食です。今回は、おでかけ先で起こる誤飲、誤食について解説します。事前に把握しておき、安心で楽しいおでかけにしましょう!

行楽シーズンは
愛犬とのおでかけが増加

季節ごとの行事や自然の中など、愛犬と一緒におでかけを楽しみたいという飼い主さんもたくさんいるでしょう。

しかし、楽しいおでかけに潜む危険として、愛犬の誤飲、誤食があります。例えばお花見やピクニックなどでは、地面にレジャーシートを広げて飲食をされる方が多く、犬は簡単にシートに登れてしまうので人間の食べ物を口にしやすい状況になります。

アルコールやチョコレート、焼き鳥の串など、犬が口にすると危険なものはたくさんあります。さらに食べ物以外にも、公園の花壇や自然豊かな山林には、犬が口にすると中毒症状を引き起こす植物が生えていることがあります。愛犬と散歩やおでかけの際には、これらの誤飲、誤食に十分注意する必要があるでしょう。

おでかけ先で起こりうる

犬の誤飲、誤食には
どんなものがある?

行楽シーズンには、ゴミ箱の周辺に落ちている食べ残しや、ゴミ、危険物などについて普段よりも注意を払わなくてはなりません。またユリ科の植物などは、犬が食べると最悪の場合、死に至る危険な植物もあります。私たちの生活に身近な食べ物、街や公園でみかける植物などをご紹介します。

中毒症状を引き起こす食べ物

  • チョコレート
  • アルコール
  • たまねぎ、長ねぎなどのねぎ類
  • ブドウやレーズン

中毒症状だけでなく、食べ慣れていないものを口にすることで体調を崩すこともあるため、おでかけ先では普段食べていないものを与えることは極力控えましょう。

中毒症状を引き起こす植物

  • ユリ科(ユリ、チューリップ、スズランなど)
  • アジサイ
  • スイセン
  • ヒガンバナ
  • アサガオ
  • スイートピー

中毒症状を引き起こす植物はこのほかにも多く存在します。愛犬がおでかけ先で植物を口にしないよう注意が必要です。

おでかけ先で注意が必要な物

  • 竹串や爪楊枝
  • チキンなどの骨
  • 惣菜やスナック菓子の袋
  • 釣り針
  • タバコの吸殻

焼き鳥の竹串やチキンの骨などは、愛犬が誤って飲み込んでしまうと、喉に詰まったり、食道や胃などを傷つけたり、腸閉塞を引き起こす危険もあります。

ほかにも、落ちているタバコの吸い殻やガムなどを飲み込んでしまうこともあります。危険な食べ物や植物などを見つけたら、犬が興味を持つ前にその場を離れるようにしましょう。

犬が誤飲した時の症状とは?

犬が危険な食べ物や植物などを誤飲すると、痙攣したり、呼吸困難に陥ったりする場合があります。以下で詳しく説明します。

震えや痙攣

中毒症状が起こるとはじめに軽い震えが起こり、次第に痙攣へと進行していきます。この状態を放置すると症状が悪化し、意識を失ったり、昏睡状態になったりすることがあります。最悪の場合、死に至るケースもありますので、急いで動物病院へ連れて行きましょう。

嘔吐を繰り返す

誤飲の初期症状のひとつに嘔吐があります。これは、中毒症状を引き起こす食べ物や植物を誤飲した時によく見られます。何度も嘔吐を繰り返していたり、その間隔が短かったりすると危険な状態にあると考えられ、このまま症状が進行すると意識を失ったり、昏睡状態になったりすることがあります。最悪の場合、死に至るケースもありますので、急いで動物病院へ連れて行きましょう。

呼吸困難

誤飲で現れる症状でもっとも多いのが呼吸困難です。異物が喉に詰まって呼吸しづらそうだったり、よだれを垂らして苦しそうにしていたりしたら、急いで動物病院へ連れて行きましょう。

飼い主さんの見ていないところで誤飲、誤食をしてしまうこともあるため、元気がない、苦しそうにしている、嘔吐をするなどの症状がみられたら、様子をみるのではなく動物病院へ連絡しましょう。

また、喉の奥に誤飲をした異物を見つけた場合でも、無理やり取り出そうとすると、犬がパニックに陥る可能性や、喉を傷つけてしまう恐れがあるため、動物病院で処置をしてもらいましょう。

犬の誤飲、誤食の予防法

もともと犬は興味を持った物は何でも口に咥えたり、匂いを嗅いだりするので、誤飲が起こりやすい生き物です。大切な愛犬を誤飲、誤食の危険から守るにはどうすればよいのでしょうか。

普段から拾い食いをさせないしつけを心がける

拾い食いをしないように、遊びを通して日頃からしつけておくことがおすすめです。例えば、飼い主さんの「ちょうだい」の合図で、愛犬が咥えているおもちゃを離せるように訓練するのも有効です。合図に合わせておもちゃを口から離せたら、おやつなどのご褒美をあげましょう。おもちゃを返すと嬉しいことがあると繰り返し学習させることで、異物を口に入れてしまった時でも「ちょうだい」の一言で口から離してくれることが期待できます。

また、散歩中の拾い食いなどに対しては、フードを素通りさせる訓練も効果的です。床にフードを置き、リードをつけた状態で愛犬とその横を歩き素通りさせます。食べようとしたらリードを引き、もし素通りできたらご褒美をあげるということを繰り返し、拾い食いをしないように覚えさせましょう。

ほかのことに興味を移させる

飼い主さんが無理に取ろうとすると、愛犬は咥えている物を取られると感じて余計に咥え込んでしまうかもしれません。そんな時は無理に取ろうとはせずに、愛犬にとってより魅力的なおやつやおもちゃを出して興味を移しましょう。犬が物を咥えるのは、その物に対して強い興味があるからです。より惹かれる物を出すことでスムーズに交換に応じてくれる場合があります。

愛犬のしつけも大切ですが、散歩中は愛犬から目を離さず、愛犬の進む先に危険なものがないか、飼い主さんがしっかりチェックしてあげましょう。

自宅でも誤飲・誤食は起こる

おでかけ先での誤飲、誤食の危険をご紹介しましたが、もちろん自宅にも誤飲、誤食の危険は潜んでいます。飼い主さんの食べ物のほかにも、ティッシュペーパー、ボタン、電池といった、思いもよらぬ物を口にしてしまう誤飲事故も珍しくありません。自宅での誤飲事故を防ぐためにも、日頃から掃除や整理整頓を欠かさず、床に落ちた食べこぼしはきちんと拭き取り、愛犬が口にできないように気をつけましょう。また、安全に見えるテーブルやカウンターの上も、椅子に登ったり、ジャンプをしたりすれば簡単に届いてしまうので、危険な物は愛犬の目の届かない場所へ片付けましょう。さらに、ゴミ箱の中は犬にとって興味深い物ばかりなので、フタつきのゴミ箱に変えるとよいでしょう。

犬の誤飲、誤食対策を万全にして、

楽しい行楽シーズンを!

おでかけ先で気をつけたい愛犬の誤飲、誤食とその予防方法をご紹介しました。行楽シーズンは人出が増えるので、地面に落ちている食べ物やゴミの拾い食いに注意しましょう。誤飲事故を防ぐためには、日頃から拾い食いしないようにしつけておくのが大切です。愛犬の誤飲対策を万全にして、楽しいおでかけにしましょう。

文・監修:PECO

※このコンテンツは、2021年2月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。