CHAPTER 2

ふたりがデザイナーを志したきっかけ

スライド on/off ボタン スライド on/off ボタン

PAGE 4/23

磯野 僕はもともと工業製品というか、戦隊物のロボットなどの絵を描くのが好きでした。中学生ぐらいのとき、兄がキックスターターのバイクを買ってきたんです。当時、そのバイクの後ろに乗せてもらっていました。もう、周り中に響き渡るような爆音で「将来、絶対これのデザイナーになろう」と思って。その頃、SF漫画に出てくる近未来のバイクが好きになり、ずっと練習して描いていました。
由良 いいですね。
磯野 その後、工業製品を主に扱うような大学に進みました。団塊世代が使

うプロダクトの設計をテーマに、除雪機や軽トラックをデザインしましたね。だから、Hondaの入社時、バイクのデザインのテストを受けると「君はどうしてここにいるんだ。こっちに来なさい」と言われ、汎用の世界に入ったという感じです。
 由良さんは、どうしてデザイナーを志したのですか?
由良 父が工業デザイナーだったのです。中学生くらいのとき、父はカタマラン(双胴船)のボートをやっていました。クルマのルーフキャリアに艇のメインフレームをベルトで固定して出かけるんですよ。