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SOTRIES制作ストーリー

エンブレムデザインが
生まれるまで。

スーパーカブ生誕60周年、
世界生産累計1億台を記念する
エンブレム制作ストーリーです。

伊藤 守
デザイナー

栗城 大亮
デザイナー

森 泰香
デザイナー

01“カブロクプロジェクト”発足

世界生産累計1億台と60周年という記録のお祝いと、それを支えてくれた世界中のお客様にありがとうを伝え、スーパーカブのことをもっと知ってもらいたい!という想いから、部門の垣根を取リ去った“カブロクプロジェクト”が発足。
その活動のシンボルとして記念エンブレムを制作することとなりました。このプロジェクトに参加したのは若手を中心としたのは10名程のデザイナー。取りまとめたのは、新型カブのデザインプロジェクトリーダーでもあるベテランの伊藤でした。

02コンセプト

カブロクプロジェクトの狙いは“より多くの人に親しみをもってカブを知ってもらう事”これをエンブレムで具現化していこうと決めました。

伊藤

現状、カブユーザーの年齢は高く、20代はカブの存在すら知らない人も多いので、まずは若い世代に“カブ”を知ってもらい、将来のカブユーザーに繋げていきたい。
そんなことをメンバーと話し合ってスタートしました。

ホンダらしさ、カブの魅力を伝えるには・・・。
エンブレムに表現すべき本質とは何か?
2つのポイントについて問いかけをしました。

北山MG

  • POINT1

    先人たちがカブに込めた想いは?
    お客様に支持され続けてきた理由は?
    カブの歴史を振り返る。

  • POINT2

    どのようなイベントで活用されるの?
    どんなグッズ展開が考えられるの?
    使われるシーンを想定する。

歴史を振り返えろうと、昔のポスターや初代スーパーカブ“C100”の実車をデザインフロアに用意。
これをきっかけに、チーム内でワイガヤをすることに。

  • 継承されるスタイリングって何?
    カブの親しみやすさは
    どこからくるの?
    誰でも簡単に
    気軽に乗れるところかな。

  • なぜ世界中でロングセラーなの?
    庶民に手の届く価格で
    提供したからかな。
    使いやすくて、壊れなくて、
    燃費が良いからかな。

  • “You meet the nicest people.”ってどんな意味?
    「ホンダに乗ればすばらしい人に会える」ってこと。
    それまでのバイクの粗暴なイメージを
    カブが変えたんだって。

  • カブが立体商標を取れた理由は?
    昔からカタチがずっと変わらないからかな。
    カブ独自のカタチが世間に
    認知されているからかな。

03デザイン展開

● カブスタイリングのアイコン化

モビリティで唯一立体商標をとっているカブの特徴を、単純化したフォルムでアイコン化すべきと考え、初代から最新モデル、フロントビューやサイドビューなど様々な角度からデザイン展開をしました。

最終的には、フロントビューを採用しました。それは正面を向いているカブの愛らしい顔で、多くの人たちと “Face to Face” のコミニュケーションを、という想いからです。

● エンブレムデザインのアイテム展開

まずはこのエンブレムがどのようなシーンで使われるのだろうか?どんなアイテムなら日常に溶け込むのか?ということをメンバーでワイガヤを実施。カブの持つ世界観に合うものとして、Tシャツ・切手・マガジン表紙・WEBサイト・キーホルダーなど、日常で目にするものや使われるものでアイデアを膨らますことにしました。

伊藤

多くのアイテム展開をするのは非常に大変な作業でしたが、面白いアイデアが出てくると皆のモチベーションが上がったのを覚えています。

● デザインの絞込み

多くのデザインが提案され、各自ブラッシュアップしたところでメンバー内で絞込みをすることに。ところが、さすがはカブへの想いが強いメンバーということもあり、

伊藤

メンバーにどのデザインが良いかと尋ねたところ、全員が自分のデザインを第一に選んでしまいました(笑)

どのデザインにするか、コンセプトの整理・明確化を行い、それを元にメンバーが投票をすることにしました。

エンブレムに
表現すべき本質に立ち返る
  • 1
    カブの特徴表現

    シンプルな
    カブのイメージ

  • 2
    親しみやすさ

    カブのことをもっと
    知りたくなる

  • 3
    アニバーサリー

    カブ生誕60周年
    世界生産累計1億台

  • 4
    活用性

    幅広いPR展開

  • 5
    グローバル性

    世界に伝わる
    メッセージ性

この投票でメンバーの想いも統一されチームとして、森の60をシルエットにしたデザインと、栗城のハートをモチーフにしたデザインの2案を選定しました。

60をシルエットで特徴的に見せ、その中にライン化したカブのシルエットなど、表現する要素をバランスを見ながらレイアウトしていきました。このアイデアは当初から温めてきたものだったので、最終選考に残ったときはうれしかったですね。

栗城

世界中で愛されてきたスーパーカブ、それを象徴し、どんな人が見てもすぐに理解でき、そして笑顔になれるのはハートしかないと思いアイデア展開を進めてきました。ハートの中に60の文字がしっくり納まったのも我ながらうまくいったなと思っています(笑)

● 最終プレゼン

二人はさらにデザインをブラッシュアップし最終プレゼンに。
選考の結果、栗城案のハートをモチーフにしたデザインに決定。

北山MG

2案ともカブらしさを表現しておりどちらも捨てがたいアイデアでした。“カブロクプロジェクト”には、お客様への感謝の気持ち、より多くの人にカブを知ってもらいたい、という想いが込められています。ハートを用いた栗城案は、カブの魅力をグローバルに伝えるのに相応しいアイデアだと考えました。

栗城

ハートをモチーフに、Anniversary/100million/60th/カブのシルエット、4つの要素を単純化、さらに親しみやすさを表現するのは難しいチャレンジでした。

伊藤

カブから感じる価値は人それぞれ、それだけ多くの魅力が詰まっています。今回、それを一つに集約し表現することはとても大変でした。また、ハートが、決定打となって栗城案に決定したことは、とても“カブらしい”結果だと思います。

いろいろなグッズも開発中です

この記念エンブレムは、関連部門も含め多くの人が携わり、様々な議論の末に生まれました。今回のプロジェクトを通じ、私たち作り手にとっても、先人たちが商品に込めた想いや、ホンダのモノづくりの姿勢など、改めてホンダの歴史を振り返る良い機会になったと考えています。
決定したデザインから、お客様への感謝の気持ちを感じ取っていただければ幸いです。
今回の世界生産累計1億台、生誕60周年はひとつの節目に過ぎません。
これからもスーパーカブに、そしてホンダデザインにご期待ください。

北山 京介 デザインMG

過去に制作したデザイン

過去に制作したスーパーカブに関するエンブレムをご紹介。
  • 50thアニバーサリーエンブレム

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