2019年シーズンもAcuraはIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップのトップカテゴリーであるDPi(デイトナ・プロトタイプ・インターナショナル)と、GTカテゴリーのGTD(グランド・ツーリング・デイトナ)にエントリーし、それぞれ2台のマシンを走らせます。DPiは参戦2年目となる開幕戦のデイトナ24時間レース(デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ：全長3.56マイル/フロリダ州デイトナビーチ)でリッキー・テイラーのアタックによりカーナンバー#7をつけるAcura ARX-05が予選2番手を獲得し、フロントローの外側グリッドからスタートを切る権利を獲得しました。また、もう1台のAcura ARX-05の6号車もファン・パブロ・モントーヤがステアリングを握って3番手で予選を終了。2台がそろってトップ3に入る高いパフォーマンスをみせました。

Meyer Shank RacingからGTDクラスにエントリーする2台のAcura NSX GT3 EVOも、トレント・ハインドマンの走らせた86号車が予選でクラス3番手に入り、女性ドライバー4人によるチームの57号車もビア・フィゲイレド(アナ・ベアトリス)のドライビングによってクラス11番手で決勝に進むこととなりました。

予選は15分間という短さでした。ポールポジションをかけて各チームが1人のアタッカーにマシンを委ねます。Acura Team Penskeは6号車にモントーヤ、7号車にテイラーが乗り、予選に挑みました。そして、1分33秒685の新コースレコードをマークしたオリバー・ジャービス(マツダ)がポールポジションを獲得。テイラーもコースレコードを上回ったのですが、1分33秒873と0.188秒という僅差で予選2番手となりました。予選3番手は1分34秒095を出したモントーヤでした。

7号車はテイラー、エリオ・カストロネベス、アレクサンダー・ロッシがドライブし、6号車はモントーヤ、デイン・キャメロン、シモン・パジェノーのトリオが乗ります。レースは現地東部時間の26日、午後2時35分にスタートします。

世界中から数多くの自動車メーカーがマシンをエントリーさせ、激しい競争となっているGTDクラスでは、ハインドマンがAcura NSX GT3 EVOの86号車を予選3番手に食い込ませました。彼が一緒にマシンを走らせるのはAJ・アルメンディンガー、マリオ・ファーンバッカー、ジャスティン・マークス。もう1台の57号車はフィゲイレド、キャサリン・レッグ、シモーナ・デ・シルベストロ、そしてクリスティーナ・ニールセンと4人全員が女性ドライバーで、ニールセンはGTカテゴリーでのタイトル獲得実績を持ち、ほかの3人はインディカー・シリーズ出場の経験を持っています。