IMSA Michelin Pilot Challenge
Round01
デイトナ
2019年1月25日(金)
デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ
1月25日にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われたIMSAミシュラン・パイロット・チャレンジの開幕戦で、LA Honda World Racingの2組が1-2フィニッシュを決め、CIVIC TYPE R TCRが鮮烈なデビューを果たしました。優勝を飾ったのは、LA Honda World Racingの37号車トム・オゴーマン、シェルビー・ブラックストック組。そして、わずか1.605秒差で同チームの73号車マット・ポンボ、マイク・ラマーラ組が2位に入りました。
開幕戦には3チーム、計5台のCIVIC TYPE R TCRがエントリー。24日の木曜日に行われた予選の結果、Atlanta Speedwerks Hondaでトッド・ラムとタッグを組むブライアン・アンダーソンがポールポジションを獲得しました
決勝を5番手からスタートしたブラックストックは、他クラスのマシンをかわすと、レース序盤1時間でトップに立ちました。そして、赤旗中断が頻発する波乱の展開の中、IMSAデビューのオゴーマンがトップグループで走行を重ねます。マックス・フォークナーとコリン・マランが駆るLA Honda World Racingの3台目は、レース後半をトップグループで走りましたが、ピットストップの直後にタイヤに亀裂が発生し、途中リタイアとなりました。9回目の赤旗中断後、レースは残り11分のスピード勝負になります。リスタート後すぐにオゴーマンがライバルをかわしてトップに立つと、チームメートのポンボもそれに続き、Honda勢が1-2でチェッカーフラッグを受けました。
CIVIC TYPE R TCRはイタリアのJAS Motorsportが開発し、ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)がレースに向けてセットアップしています。ライアン・エバーズリー(RealTime Racing)のピレリ・ワールドチャレンジ参戦により、2018年に北米デビューを果たしました。
IMSAミシュラン・パイロット・チャレンジの第2戦は、セブリング・インターナショナル・レースウェイで3月15日から始まります。
トム・オゴーマン(TCRクラス 1位)
「私とHondaの関係は12年前に始まり、長い間Hondaマシンでレースをしてきました。TCRクラスに参戦し、初勝利を飾れたことはとても嬉しいです。デイトナ・インターナショナル・スピードウェイを走るのは初めてなので、サーキットに到着した瞬間に武者震いがしました。とても激しいレースだったので、クラッシュに巻き込まれないようにするのが大変でした。昨日の時点では、優勝できるとは思っていませんでした。勝利を手にすることができて、今日はすばらしい一日になりました」
ジョン・ホワイトマン(ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント マネージャー)
「IMSAミシュラン・パイロット・チャレンジの開幕戦で、CIVIC TYPE R TCRが1-2フィニッシュを獲得できたのは、とても喜ばしいことです。昨シーズンのスプリントレースを通して獲得したマシンのパフォーマンスと信頼性が、今日の4時間に渡る耐久レースでの勝利に繋がりました。すばらしい勝利を収めたトム・オゴーマン、シェルビー・ブラックストック、LAP Motorsports、LA Honda World Racingに祝福を送りたいと思います」
順位 | ドライバー | チーム | マシン | タイム/差 |
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1 | トム・オゴーマン / シェルビー・ブラックストック | LA Honda World | Honda CIVIC TYPE R TCR | 100Laps |
2 | マット・ポンボ / マイク・ラマーラ | LA Honda World | Honda CIVIC TYPE R TCR | +1.605 |
3 | N.ガランテ / J.ヴァンス / J.サリンスキー | Fast MD Racing | Audi RS3 LMS TCR | +4.265 |
4 | ブライアン・アンダーソン / トッド・ラム | Atlanta Speedwerks | Honda CIVIC TYPE R TCR | +1Lap |
7 | コリン・マラン / マックス・フォークナー | LA Honda World | Honda CIVIC TYPE R TCR | +14Lpas |
11 | チャド・ジルシンガー / ライアン・エバーズリー | HART | Honda CIVIC TYPE R TCR | +46Laps |