• ・カイル・マルチェリとマーティン・バーキーが今シーズン3勝目
• ・ティル・ベクトルシェイマーはマーク・ミラーとのコンビで第5戦で優勝
• ・RealTime Racingはドライバー変更の影響でProクラスへ

カナダのカナディアン・タイヤ・モータースポーツ・パークで行われたブランパンGTワールドチャレンジ・アメリカの第5戦Pro-AmクラスでGradient Racingが、第6戦のPro-AmクラスでRacer's Edge Motorsportsが優勝しました。

Gradient Racingはドライバーを変更し、マーク・ミラーがチームに復帰し、ティル・ベクトルシェイマーとのコンビで出場しました。Gradient Racingは土曜日の第5戦で早速、このコンビでの初優勝を飾りました。

日曜日の第6戦ではRacer's Edge Motorsportsのカイル・マルチェリとマーティン・バーキーの2人のカナダ人ドライバーが、母国レースで今シーズン3勝目を挙げました。

ほかのレースに参戦するため、序盤の4戦に参戦していなかったマーク・ミラーは、Gradient Racingから今シーズン初めて参戦しました。前半のスティントはベクトルシェイマーが担当し、ライバルのトラブルでリードを奪いました。ピットインし、マーク・ミラーに交代したあともクラス首位を走っていましたが、同じNSX勢のカイル・マルチェリ(Racer's Edge Motorsports)と激しいトップ争いとなりました。2人の勝負は最終ラップまで続き、わずか0.805秒差でミラーが勝利しました。

Racer's Edge Motorsportsは、日曜日の第6戦でほかのマシンを8秒以上引き離し、今シーズン3勝目を記録し、ランキングでもPro-Amクラスをリードしています。

RealTime Racingはレースウイークの間にドライバーとクラスを変更しました。その中で第5戦、第6戦ともにクラスのトップ5でフィニッシュしています。

第5戦ではデーン・キャメロンとブレット・カーティスのレギュラードライバーが並び、Pro-Amクラス5位に入賞しました。しかし、カーティスは背中を痛めていて、第6戦には出場できませんでした。チームは急きょ、ドライバーをIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップに参戦しているトレント・ハインドマンに交代させました。

このドライバー変更のため、チームは第6戦でProクラスに組み込まれました。キャメロンはPro-Amクラスでポールポジションを獲得していましたが、最後尾からのレーススタートとなりました。スタートドライバーのハインドマンはスティントの間にPro-Amクラスのマシンをかわしてピットイン。ピットインでキャメロンに交代した後も順位を上げ、総合5位でチェッカーを受けました。

第7戦、第8戦は6月7日～9日にカリフォルニア州のソノマ・レースウェイで行われます。