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【Hondaの新卒採用担当者が答えます!】よく聞かれる質問12選(前編)

バイクやクルマをはじめとして、グローバルでさまざまな事業を展開しているHonda。今回はHondaについてより詳しく知ってもらうために、新卒採用を担当している渡邉と坂田が学生のみなさんからよく聞かれる質問にお答えします!(前編)

渡邉 早風Hayate Watanabe

人事・コーポレートガバナンス統括部 人事部 人材開発課

新卒で商社に入社後、株式会社リクルートに転職。中途採用業務の経験を積む。2022年に人事領域で幅広く活躍するためHondaに転職。現在は技術系の新卒採用を担当。

坂田 悦子Etsuko Sakata

人事・コーポレートガバナンス統括部 人事部 人材開発課

2020年Hondaに新卒入社し、コロナ禍のオンライン研修を経て人事に携わる。9カ月間技術系の新卒採用を担当し、その後事務系の新卒採用担当となる。

Q1:Hondaの目指す方向性やビジョンについて、教えてください

渡邉

Hondaは2019年に「すべての人に、『生活の可能性が拡がる喜び』を提供する」という2030年ビジョンを策定しました。その中で「クリーンで安全・安心な社会へ」という取り組みの方向性を示しています。

もともとHondaはエンジンに強い会社でしたが、四輪領域では脱エンジン宣言を行い、2040年までにグローバルで電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)の販売比率を100%にする目標を発表しました。また、2050年に「ホンダの関わるすべての製品と企業活動を通じて、カーボンニュートラルを実現する」という目標を掲げたのも大きな変化です。

これらのビジョン達成に向けて、皆で目指していくため、Honda社員は日々チャレンジを求められるフェーズにいると思います。

坂田

三部は社長就任会見でのスピーチで、Hondaが「意志をもって動き出そうとしている世界中すべての人を支えるパワーとなる」ことを打ち出しました。それは社外だけでなく、社内で働く私たちも含まれます。

たとえば、Hondaは2021年6月から従業員が持つ独創的な技術・アイデア・デザインを形にし、社会課題の解決と、新しい価値の創造につなげる新事業創出プログラム「IGNITION(イグニッション)」の全社展開を開始しました。最終審査を通過したアイデアは、社内で事業化、あるいは起業しベンチャーとして事業化が可能です。

本プログラムはもともと2017年に研究開発の領域ではじまったプログラムですが、2021年の全社展開により、現在では技術系、事務系を問わずHondaで働くすべての社員が新事業の創出に挑戦できます。

渡邉

もともとHondaでは、クルマやバイクなどの製品をお客様に届けるという形のビジネスを展開してきました。しかし、今後はMaaS*のようなサービス展開も考えていくことになります。

自動車業界は100年に一度の変革期を迎え、お客様のニーズも多様化しています。そのため、既存のビジネスの形にとらわれずお客様にどのように価値を提供していくかは、すべての領域で考えていかなければなりません。全社的に、新しいサービス提供の価値というものを考えていくことが求められています。

*Mobility as a Serviceの略。自動運転やAI、オープンデータ等を掛け合わせ、従来型の交通・移動手段にシェアリングサービスも統合して次世代の交通を生み出す動き

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Q2:グローバルに活躍できるフィールドはありますか?

坂田

Hondaはグローバルにビジネスを展開している会社なので、海外駐在や出張型の海外トレーニー制度があります。販売台数全体において海外が占める割合が大きいこともあり、国内企業の中でも駐在員数はかなり多い方だと思いますね。事務系と技術系の両方で海外駐在や海外出張の機会があるため、世界中で活躍できる環境があります。

渡邉

私と坂田の上司も、アメリカやカナダに駐在した経験があります。私がこれまで働いてきた会社に比べても、Hondaでは海外駐在や海外出張を経験した社員が圧倒的に多いですね。

坂田

海外駐在は挙手性ではありませんが、Hondaでは2Wayコミュニケーション*といって高い頻度で上司とキャリアについて話す機会があり、そこで希望を伝えられます。全員の希望が叶うわけではないものの、叶えたいことやキャリアビジョンを伝えていると、アサインされる機会に恵まれるかもしれません。基本的には20代の若手社員が海外トレーニー制度を利用し、30代くらいから駐在に行くケースが多いです。

*Hondaの評価制度は本人による実績申告と、上司からのフィードバックを幹とした2Wayコミュニケーションをベースにしている。双方の考え・想いをすり合わせ、相互信頼関係の構築を行いながら、自律的なキャリア形成の支援を行う

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Q3:Hondaの強みは何ですか?

渡邉

事業としての顧客基盤が強固であることは、大きな強みだと思います。Hondaは二輪で年間の販売台数1400万台という圧倒的なシェアを持っているだけでなく、四輪やライフクリエーションなどの製品も合わせて年間3000万台の販売数を誇ります。それは他の会社には見られない、圧倒的な顧客基盤ですね。

また、Hondaはクルマやバイクだけにとどまらないバラエティに富んだ事業展開をしています。だからこそ、お客様のニーズの変化や、社会情勢に合わせた製品・サービスの提供が可能です。グローバルなマーケットも持っており、国内に閉じず全世界どこでも勝負できるビジネスを持っているのは、Hondaの強みだと思いますね。

坂田

事業領域が幅広いために、領域同士のシナジーが期待できるのもHondaの強みです。たとえば、ASIMOをはじめとするロボットが倒れない技術をバイクの技術として転用したり、さまざまな領域で培った技術を生かして「Honda eVTOL」(電動垂直離着陸機)の開発に取り組んだりすることで、相乗効果や新しい価値を生み出しています。

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Q4:なぜHondaに就職、および転職されましたか?

渡邉

私は、Hondaが3社目です。これまで採用の仕事を中心にキャリアを積み重ねてきましたが、中途採用担当が長かったので、もう少し経験の幅を広げたいと考えました。実際、Hondaに転職してからは新卒採用のほか、人や組織に関連する領域にも携わっているので幅広い経験を積めています。

また、自分の意見を互いにきちんと言い合い活発に議論ができる会社がいいと思っていたこともHondaを選んだ理由です。

面接の場でも、自分の言いたいことを言えて、違うことは違うと言える雰囲気を感じました。一次面接で、面接官にHondaと他社の違いについて質問されたので、自分の意見を伝えました。面談の最後に、私から聞きたいことがあるかと尋ねられた際に「Hondaと他社はどう違いますか?」と聞き返したんです。すると、面接官は動揺することもなくざっくばらんに自分の意見を答えてくれたんです。その時、Hondaは多様な意見が出ることに慣れている会社なんだと思いましたね。

坂田

私は新卒でHondaに入社しました。Hondaは他社と比べて事業領域が広く、さまざまな製品を展開しているのですが、作り手側の想いが乗った製品が多いと感じていたんです。自分が一緒に働く仲間の想いが乗った製品を世界中で展開する会社がいいと思い、Hondaを志望しました。

また、就職活動を通して出会った社員が、学生に良く見られようとすることなく厳しいことも率直に話してくれたのがおもしろいと感じたのも、最終的に就職を決めた理由です。企業は選ばれる立場であることを意識するため、学生に対して厳しいことをあまり言わないイメージがありましたが、フラットな立場で接してもらえましたね。

それがきっかけで、私も入社希望の学生と接するときは気を付けています。入社してから「イメージしていた会社と違うな」と思われないよう、学生に情報をきちんと見せ、フラットに接することを心がけています。

Q5:バイクやクルマに詳しくないですが、大丈夫でしょうか?

渡邉

Hondaには確かにバイクやクルマが大好きで、詳しい社員も多いですが、皆がそうという訳ではありません。ちなみに私もそこまで強い興味はありませんが、仕事は問題なく行えています。私を含め、バイクやクルマ自体への興味が強くなくとも、Hondaの社風や、大切にしているフィロソフィーに強く共感して入社している社員が多いというのが私の印象です。

坂田

技術系職種の方は、入社前から製品に詳しい方が比較的多いと思います。一方、事務系職種はそこまでではない印象がありますね。私も入社前からクルマやバイクに詳しいわけではありませんでした。

もちろん製品に対する知識がもともとある方もHondaには必要ですが、最近では若者のクルマ離れが進んでいるといった話もあり、そういった課題に対応するためにはターゲット層の気持ちが分かることも強みになります。

入社前の時点でバイクやクルマに詳しくないという点はそこまで心配しなくて大丈夫ですが、より世の中を良くするためにどういった製品やサービスをどのように展開していきたいかという想いは必要だと思います。その想いを突き詰めていくと、おのずと知識はついてくるのではないかと思います。

Q6:配属の希望は叶いますか?

坂田

Hondaは幅広く事業を展開しているため、配属先も多岐に渡ります。Hondaの新卒採用では、2021年卒から事務系職種で職種別採用*を開始しました。2022年卒からは、技術系でも職種別採用をはじめています。

職種別採用は、初期配属先が決まった形で内々定を出すコースです。一方、新卒採用にはポテンシャルコースも用意しています。こちらは入社前後に実施される配属面談で本人の希望を聞き、マッチング度合いを見ながら配属が決まるコースです。

*職種別コース等採用情報は変更可能性があります。最新の情報は新卒採用サイトよりご覧ください

Hondaではプロフェッショナルを育成するという考えのもと、初期配属領域のなかでジョブローテーションを経てキャリアを重ねていくのが基本です。ただし、もし本人が大きく異なる領域でチャレンジしてみたいという希望を持った場合は、社内チャレンジ公募制度という制度に挑戦できます。チャレンジ公募制度では募集要項が公開され、応募者は書類審査・面接をクリアすると、希望の部門・業務に就くことが可能です。

このような制度があるものの実際には活用されていないケースもあると思いますが、Hondaでは大いに活用されていると感じます。年にもよりますが、100を超える公募職種があり、多くの社員がこの制度を活用しています。「意志をもって動き出そうとしている世界中すべての人を支えるパワーとなる」Hondaの姿勢が表れていると思いますね。

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まだまだ続きます

Hondaが描く方向性や働く環境は伝わりましたでしょうか。後編では、Hondaで活躍している人の特徴や社内制度についてご紹介します。お楽しみに。

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(後編に続く)

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